アスクレン戦決定までの経緯
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「ジェイク・ポール」の記事における「アスクレン戦決定までの経緯」の解説
2020年11月28日、ジェイクが、ネイト・ロビンソンにKO勝ちした直後にインタビューで、UFCのコナー・マクレガーとマクレガーの仲間でトレーニングパートナーのディロン・ダニスを「2人ともKOできる」と挑発。同年12月1日、ジェイクが「俺のチームは彼のマネージャーと話をしている」とマクレガーと対戦するための話し合いをマクレガーのチームと行っていると発言した。同年12月12日、UFC代表ダナ・ホワイトが「その(マクレガーとジェイクの)試合が実現する見込みは0%だ」と発言した。 2020年12月2日、ジェイクからの挑発を受けて、2019年10月のUFCでの試合を最後に総合格闘技を引退して、人工股関節置換術を受けていたベン・アスクレンが、「ほとんどの人は、『オー、ベン・アスクレンはなんであのレベルまで身を落とすんだ』みたいに思うんだろうね。高校生の時、友達とボクシンググローブをはめて殴り合うのが楽しみだったんだ。当時はただ楽しくて無料でやってたのに、今はYouTubeスターをぶちのめすためにたくさんの金を払ってくれると言うんだぜ」「手術後の1年間、つまり2021年の9月1日まではレスリングはできないんだ。でもボクシングなら多少やさしそうに思う。投げられて叩きつけられることも、足への関節技もないからね。わからないけど、比較的安全だと思うんだ」と話した。 2012年12月15日、ジェイクが自身のSNSに「俺のチームは今朝、お前に5000万ドル(約53億円)のオファーを送った。現金で5000万ドル、資金証明書付きだ。これまでお前が受けたオファーで最大のオファーだ」「コナー、お前は怖がっている。ダナ、お前は怖がっている。契約書にサインをしろ、馬鹿共達」「お前は俺と戦うのを怖がっているんだ、コナー!。YouTuberに負けたくないからお前は俺から逃げているんだ。お前はボクサーとして0勝1敗だが、俺はボクサーとして2勝無敗だからな」と、アイルランドの国旗を肩に羽織り、ウイスキーのグラスを片手に持って葉巻を吸いながらマクレガーを挑発する動画を投稿し、3分8ラウンド、185ポンド契約(84kg)のボクシングルールでの対戦を要求した。また同日にジェイクは、ディロン・ダニスが屋外で撮影していた現場に、ピックアップトラックの荷台に乗って乗り付け、ダニスにトイレットペーパーや水風船を投げつけてから、そのまま逃走し、その模様を撮影した動画をSNSに投稿した。その後ジェイクは、50万ドルから100万ドルのファイトマネーでデニスに対戦オファーを出したが、デニスに断られたことを明かしている。 ジェイクの挑発にマクレガーが反応をしなかったことで、ジェイクはネイト・ディアスなどの他の総合格闘家や、フロイド・メイウェザーやカネロ・アルバレスなどのボクサーを挑発すると、マイケル・ビスピン、アマンダ・ヌネス、ボクサーのカール・フローチ、トミュー・フューリーらがジェイクと対戦すると名乗りを上げた。 2021年1月20日、これまでジェイクの数々の挑発行為を完全に無視していたマクレガーがインタビューでジェイクについて、「そういうもんだ、しょうがない。どうなるか様子を見よう。それだけだ。正直言って、俺からしてみたら彼は混乱した子供のようだよ。今のところ若い威勢のいい男に注意を払っていない」と話した。YouTuberがボクシングに進出していることについては、「彼らが言ってるように、ドルを稼げるなら、それは意味をなすんだ。ダナ・ホワイトやUFCはそういうことにあまり興味のないことは知っているが、私はそれほど反対ではない。彼らが上手く戦っているのであれば、それを嘲笑することは出来ない」と語った。 2021年1月26日、動画投稿アプリケーション会社「Triller」が4月17日に主催するペイ・パー・ビュー興行のメインイベントでベン・アスクレンと対戦することが発表された。なお、アスクレンは2019年10月のUFCでの試合後に総合格闘技からの引退を表明していたものの、UFCの契約下にあるためUFC代表のダナ・ホワイトからジェイク戦の出場許可の許諾を得ている。
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