アスクルムの戦いとは? わかりやすく解説

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アスクルムの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/04 22:21 UTC 版)

アスクルムの戦い(アスクルムのたたかい、: Battle of Asculum)はイタリアアプリアのアスクルムにて行われた会戦である。


アスクルムの戦い(紀元前279年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 22:02 UTC 版)

ピュロス戦争」の記事における「アスクルムの戦い(紀元前279年)」の解説

詳細は「アスクルムの戦い (紀元前279年)」を参照 カッシウス・ディオ次のように書いている。冬の間、両軍共に次の戦闘の準備行っていた。ピュロスアプリア侵攻した多く都市占領され、また降伏したローマ軍はアスクルム(現在のアスコリ・サトリアーノ)まで進出しピュロス対抗して野営したその後数日間両軍とも戦端を開かなかった。この間に、執政官プブリウス・デキウス・ムスが、彼の祖父や父と同様に自身を「生贄」として犠牲となろうとしている(デヴォティオ)との噂が流れたローマ軍司令官がデヴォティオを行えば、神がローマ軍勝利を与えてくれると信じられていた。この噂はローマ兵に勇気与えた逆にピュロス軍のイタリック人兵士は、プブリウス・デキウスの死により、彼らの敗北待っていると不安が広がったピュロスは彼らを鎮めるために、デキウスがデヴォティオに用いた服を着ているものを見つけたら、生きて捕らえるように命じたピュロスはプブリウス・デキウスに伝令送り彼の思うよう成功得られず、生きたまま虜囚となって辱めを受けるだろうと伝えさせた。これを聞いたデキウスは、神の加護無しでもローマ軍勝利するであろうからデヴォティオの必要は無いと返答した。 この戦闘に関するハリカルナッソスのディオニュシオスプルタルコスカッシウス・ディオ記述はやや異なっている。プルタルコス戦闘2日続いたと言い、他の二人1日終わったとしている。カッシウス・ディオローマ勝利したとしている。プルタルコスピュロス勝利した述べている。プルタルコスは、ハリカルナッソスのディオニュシオスが「2つ戦闘にもローマ敗北にも触れていない」と記している。実際にディオニュシオスはどちらが勝利したかを述べていない。プルタルコスまた、ピュロス彼の勝利を讃えた側近に対してもう一度ローマ軍勝利したら、我々は壊滅するだろう」と言ったと書いている。これは彼がイタリアに連れてきた多くの兵、ほとんどの将軍たちを失ったからである。彼は増援軍をギリシア本土から呼ぶことはできず、またイタリア同盟国も、熱心さを失っていた。対してローマは、まるで噴水のように直ちに軍を再編し敗北にも関わらず勇気決意も失わなかった。

※この「アスクルムの戦い(紀元前279年)」の解説は、「ピュロス戦争」の解説の一部です。
「アスクルムの戦い(紀元前279年)」を含む「ピュロス戦争」の記事については、「ピュロス戦争」の概要を参照ください。

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