アスカウェイブ【アスカウェイブ】(野菜)
登録番号 | 第4117号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | アスカウェイブ よみ:アスカウェイブ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 11月 23日 | |
品種登録者の名称 | 奈良県 | |
品種登録者の住所 | 奈良県奈良市登大路町 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 峯岸正好 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は「久留米促成3号」,「宝交早生」,「ダナー」,「神戸1号」を素材 として育成された系統を両親とする品種で,果実の大きさがやや大きく,可溶性固形 物含量が高く,酸度の低い,休眠性の短い,萎黄病抵抗性の高い品種である。 草姿はやや立性,草丈はやや高,草勢は強である。葉色はやや濃緑,小葉の大きさ はやや大,鋸歯状の形は中間,葉数は中,ランナー数はやや多,ランナーの着色は赤 色,太さは中である。花柄長はやや長,花柄の太さは中,切断の難易は中,花の大き さはやや大,葯の大きさは中,果実の大きさはやや大,果形(第2果以降)は円錘, 第1番果と第2番果の果形の差は中,無種子帯は少,果皮の色は鮮赤,果実の光沢は 良である。そう果のおち込みはおち込み小,アントシアニンの着色は淡,果実の硬さ は中,果肉色は淡紅,果心の色は白,果実の空洞は小,可溶性固形物含量は高,酸度 は低,果実の香りは中である。花芽分化期は中,開花始期は中,花(果)房当たり花 (果)数は少,成熟期はやや晩,季性は一季成,休眠性は短である。うどんこ病抵抗 性は低,萎黄病抵抗性は高,炭そ病抵抗性は低である。 「はつくに」と比較して,草勢が強いこと,果皮の色が鮮赤であること,果実の光 沢が良いこと,可溶性固形物含量が高いこと,成熟期が遅いこと等で,「うずしお」 と比較して,草勢が強いこと,ランナー数が多いこと,果皮の色が鮮赤であること, 果実の光沢が良いこと,果肉色が淡紅であること,可溶性固形物含量が高いこと,成 熟期が遅いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,奈良県農業試験場(橿原市)において,昭和58年に出願者の保有す る系統「52-1-32 」に「50ー2ー2」を交配し,得られた実生株を59~62年に選抜を 行い,62年から特性検定と地域適応性試験を実施し,平成2年に目標とする特性を 有していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「アスカエース」であった。 |
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