アクアループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 03:22 UTC 版)
「NEW STYLE LAUNDRY AQUA」の記事における「アクアループ」の解説
最終すすぎ水を使い捨てにせず、本体下部に存在する貯水タンクに溜めてオゾンで浄水し、次回からの洗濯に利用するという「水循環システム」。洗濯機本体で水資源を循環させ、再利用することができる。さらに2007年モデルからは、風呂水ポンプで取った残り湯も漂白・除菌するようになった。風呂水の再利用は気持ちが悪いと思う消費者にとっては、衛生面で安心できるというメリットがある。ただし、入浴剤を利用している場合は、薬剤によってはアクアループで分解できないこともあるため、確認が必要である。 2006年モデル(AWD-AQ1000)では、最大容量の洗濯・乾燥において、水道水が30ℓあれば残りの約50ℓはリサイクル水(最終すすぎ水を浄化したもの)で洗濯・乾燥までまかなうことができる。それに対して2007年モデル(AWD-AQ2000)では、利用者が水道水コース、リサイクル水併用コース、浄化風呂水併用コースの3つから選択できるようになり、なかでも浄化風呂水併用コースの場合は、仕上げすすぎに水道水を用いるか、貯水タンクからの浄化水を再利用するかも選択することができる。後者を選んだ場合、水道水は呼び水としての8ℓのみで間に合い、残りの約70ℓはリサイクル水と浄化風呂水でまかなう。 なお、購入して初めてアクアループを使うとき、貯水タンクの中はもちろん空である。したがって(AWD-AQ2000の場合に)最初のときは、自動的に約30ℓの水道水で洗濯しながら、それと同時に風呂水の浄化を行なった後で、浄化風呂水をすすぎ水として再利用するようになる。このため風呂水の採取と浄化にかかるアイドリング時間はほとんど心配しなくてよい。 2008年モデル(AWD-AQ3000)では水路設計の構造を見直し、洗濯槽内で直接風呂水の浄化を行う「アクアループダイレクト」に進化。これにより、使用水道水が約7ℓまで節水された。さらに、構造見直しで浄化ポンプが無くなったため、本体がコンパクト化され、設置性の向上にも貢献されている。2009年モデル(AWD-AQ4000)ではさらに、給水ポンプを起動するのに必要な呼び水工程と初期給水工程も見直したことで、使用水道水が約5ℓとなった。 なお、この「アクアループ」はドラム式並びに縦型タイプの高級機種のみに搭載される。
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