わくわく電車らんど
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:17 UTC 版)
子ども向けの鉄道体験施設として、2014年9月27日に開業。南海10000系電車(10905号車)・7000系電車新旧塗装(新塗装7041号車・旧塗装7033号車)のカットモデル3点を用いての運転士・車掌体験や、50000系電車(特急ラピート)の実物大モックアップを使った運転士体験が可能なほか、プラレールで遊べる広場を設けていた。 南海電鉄関連の展示・グッズ販売スペースを屋内に併設していたため、鉄道ファンや往年の南海電車を知る沿線住民からも人気を博していたが、前述した事情を背景に2020年2月28日で事実上営業を終了した。同社では自社の路線で運行を終えた車両の静態保存施設を他に保有していないため、営業終了後の上記の車両の扱いは未定。50000系電車のモックアップについては2020年10月に浜寺公園に移設され、公園内の浜寺交通遊園入口付近で展示されている。 園内では「わくわく電車らんど」の開業前にも、南海電鉄の創業100周年に当たる1985年1月まで「ズームカー」(初代「こうや号」)として南海高野線で運行されていた南海20000系電車から、先頭車の2両を創業100周年記念事業の一環として静態保存。車内の座席を撤去したうえで、展示施設に転用していた。転用当初は「南海の歩み記念史列車館」として使用されていたが、1988年末に南海がホークス(NPBのパシフィック・リーグに加盟する球団)の経営権をダイエーへ売却したことを機に、「南海ホークス記念館」として活用されていた。ただし、露天での保存中に車体の老朽化が進んだため、後に閉鎖したうえで2両とも解体。「南海ホークス記念館」の展示物や機能は、南海ホークスの本拠地として使用していた大阪スタヂアムの跡地(難波駅の南隣)で2003年10月7日からなんばパークスが開業したことに伴って、なんばパークス内の「南海ホークスメモリアルギャラリー」へ移された。
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