りんけん

実用日本語表現辞典

隣県

読み方：りんけん

隣の県、県境で接している他県のこと。

（2020年12月2日更新）

デジタル大辞泉

りん‐けん【臨検】

読み方：りんけん

［名］(スル)

１ その場に臨んで検査すること。

「火災の起こる毎に…足軽数十人を随えて—した」〈鴎外・渋江抽斎〉

２ 行政機関の職員が、行政法規の実施を監視するため、営業所・倉庫・工場などに立ち入ること。立ち入り。

３ 租税の犯則事件の調査のため、収税官吏が現場に立ち入ること。

４ 国際法上、船舶を拿捕(だほ)する際、その理由の有無を確かめるために船舶の書類を検査すること。

時事用語のABC

臨検（りんけん）（inspection）

公海上の船舶に立ち入って検査すること

船舶の国籍を明らかにしない、許可を得ないで電波を送信している場合など一定の条件のもとで、公海上の外国船舶に乗り込み、臨検することが認められている。

国際法上、船舶は、公海において旗国の管轄権に従うという「旗国主義」がある。そのため、船舶には、国旗を掲揚するなど船籍を明らかにするための表示が義務づけられている一方で、旗国以外の国は、原則として、公海上の外国船舶に対して管轄権を行使することはできない。

臨検は、例外的に国際慣習法で認められたもの。通常の船舶のほか、軍事目的で航海する船舶などに対する臨検も可能だとされている。

今月、スカッド・ミサイルを積んだ北朝鮮の船舶がイエメン沖のアラビア海でアメリカによって臨検を受けた。ミサイルはイエメンが北朝鮮に発注したものであることが明らかになったが、この手の取引を禁止する国際法はないとして、その船舶を解放することにした。

（2002.12.13更新）

世界宗教用語大事典

りんけん 【琳賢】

戦国時代の絵仏師。琳賢坊有勝。奈良に住み東大寺や興福寺大乗院の絵所（吐田座）に属した。東大寺八幡宮や春日大社の彩色に従事。東大寺に彼の作『大仏縁起絵巻』がある。江戸初期以降、芝座の絵師と誤伝されて芝琳賢の名で知られる。（生没年不詳）