よこてさいがいエフエム
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「横手コミュニティFM放送」の記事における「よこてさいがいエフエム」の解説
2011年(平成23年)1月上旬より豪雪(平成23年豪雪)が市民生活に影響を与えていたため横手市は、1月11日午前9時に「雪害警戒部」を設置し、同日午後4時50分には「雪害対策部」に格上げして対応したが、さらに雪害が深刻化したため1月24日午前9時50分に「雪害対策本部」に格上げした。横手市は、市が発注していた公共工事を中止し、業者・機械・人員を除雪・排雪に投入すると共に、市民への情報発信のため臨時災害放送局「よこてさいがいエフエム」(JOYZ2M-FM) を開局した。 同局は横手市が免許人となり、2011年(平成23年)1月25日から3月末日までの2ヶ月間の有効期限で放送免許が交付され、1月27日から「よこてにぎわいイベントエフエム」と同様の周波数77.4MHz、出力20Wで24時間放送を開始した。2月15日時点で同市内では死者5人、重軽傷者60人、建物被害174件、さらに果樹農業に深刻な被害が出たが、雪害が一応の収束を見せたため、免許期間を残しながら2月28日に放送は休止となった。 3月11日午後2時46分頃に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生すると横手市は、同日午後3時に「災害対策部」を設置した。また、免許期間が残っていたため、翌3月12日から臨時災害放送局「よこてさいがいエフエム」の放送を再開した。3月17日にはサイマルラジオでの配信も開始。横手市では人的被害がなく、地震発生の翌日には電気・水道もほぼ復旧したため、3月17日午後0時30分に「災害対策部」は「震災支援対策本部」に切り替えられ、市の活動は被災地にいる関係者の安否確認および被災地支援活動が中心になった。 3月29日、横手市と「災害時緊急放送協定」を締結し、cFM開局後には横手市の要請に従って緊急放送を実施すること、2011年(平成23年)度に横手市本庁舎に設置予定の緊急割込装置を用いて、緊急時には自動的に当cFM局の放送に横手市が緊急告知を割り込ませることを確認した。協定締結を背景に、3月30日18:00を以って臨時災害放送局「よこてさいがいエフエム」の放送は終了した。 10月3日、平成23年豪雪および東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に際し、市民への情報提供に尽力したとして、横手市市制施行6周年記念式典において同市より感謝状を贈られた。 演奏所:秋田県横手市駅前町1番10号 送信所:秋田県横手市中央町8番2号(横手地域局、現・横手市役所本庁舎)
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