むず
[助動][○|○|むず(んず)|むずる(んずる)|むずれ(んずれ)|○]《推量の助動詞「む」に格助詞「と」が付き、さらにサ変動詞「す」の付いた「むとす」の音変化》活用語の未然形に付く。
「只今もれ聞こえて、天下の大事に及び候ひなんず」〈平家・一〉
「此の者世にあらば、…国土をも乱さんずる者なり」〈平治・上〉
「われは、しかじかのことのありしかば、そこに建てむずるぞ」〈大鏡・道長上〉
3 適当・当然の意を表す。…するのがよい。…するべきだ。
「後の御孝養をこそ、よくよくせさせ給はんずれ」〈古活字本保元・中〉
4 (主として連体形での用法)仮想・婉曲を表す。…としたら。…のような。
[補説] 「む」とほぼ同様に、いくらか意味の強調された表現として用いられる。平安時代以降、主として会話文に用いられ、室町時代以降は「うず」に変化した。
むず
「むず」の例文・使い方・用例・文例
- 赤ん坊は疲れてくるとむずかって泣きはじめる
- その2つから選ぶのはむずかしい
- この騒音では仕事に集中し続けるのはむずかしいね
- その本は私にはややむずかしい
- 鼻がむずむずする
- 50ドル未満でよいスカートを見つけるのはむずかしい
- 赤ん坊がむずかり始めた。
- 料理はむずかしくないとジェーンは私たちに言った。
- 名声に恥じないように行動するのはとてもむずかしい。
- 毎日、日記をつけるのは、むずかしいと分かった。
- 鼻がむずむずします。
- 彼女に会うのはむずかしいとわかるだろう。
- 彼女には感情を抑えることがとてもむずかしかった。
- 彼は交わるにはむずかしい人だ。
- 彼は家に帰りたくてむずむずしていた。
- 彼の企画はむずかしくてたくさんの費用がかかるため、まったく問題外だ。
- 彼にとって人前で話すのはむずかしいだろう。
- 彼がその問題を解決するのはむずかしい。
- 日本語学習のむずかしい部分は何ですか。
- 日本語は学習するのにむずかしい言語だとよく言われる。
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