美作の護法祭とは? わかりやすく解説

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美作の護法祭

名称: 美作の護法祭
ふりがな みまさかのごほうさい
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 護法祭奉賛会
選択年月日 1985.12.20(昭和60.12.20)
都道府県(列記): 岡山県
市区町村(列記): 久米郡中央町久米郡久米南町
代表都道府県 岡山県
備考 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  護法祭は、岡山県久米郡中央町両山寺二上山両山寺久米南町上籾龍光山清水寺をはじめ同郡内に五か所程伝承残されている修験系の行事一つで、地元ではゴーサマと通称されている。これは他に類例少な古風を示す信仰行事一つであるとともに飛び跳ねる所作芸能発生考察する点からも貴重なものであり、かつては十か所程で行われていた。しかし、年々消滅しつつあるので記録保存するものである
 この次第は、護法善神神霊護法ザネ(又は護法ダネという。)と称される男に祈りつけるものである。最も知られている両山寺護法祭は、八月十四日深夜一同本坊から本堂降り、そこで装束をつけて護法善神社に神迎えに行く。行列は、警固役少年一団山伏達、提灯持ち住職、垂手【しで】持ち腰取りと続き、さらに榊葉持ち太鼓打ち一団が加わる。法螺貝錫杖大小太鼓の音にあわせたバロンサロン」という呪文唱えつつ進む。一行は、護法善神社で御幣授けてもらった後、護法ザネ伴い、再び本堂に戻る。本堂護法ザネに垂手をかぶせ、足で榊葉をはさむようにして座らせ神懸りさせる。護法ザネ周囲山伏達が法螺貝吹き錫杖振り立て警固少年達が「バロンサロン」と唱えつつ走り回る太鼓打たれる神懸りした護法ザネ境内走り出行き(これを「お遊び」と称す。)途中何度本堂へ戻る。最後に護法ザネ本堂駆けこむと住職護法ザネ垢離場【こりば】より汲んできたをかけて加持をし、神霊落すその後一同行列整えて護法善神社へ神送りして終了となる。



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