みさとけい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 19:07 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動みさと けい(3月4日生、本名は日比野 桃子)とは元宝塚歌劇団男役の人物である。退団後、演出助手を経験し、現在は宝塚受験支援スタジオ『スタジオTOP HAT』経営。神奈川県藤沢市出身。羽衣学園高等部出身。宝塚歌劇団時代の公称身長は170cm。宝塚歌劇団時代の愛称はピンちゃん。以前の芸名は美里 景。
来歴
1968年、宝塚音楽学校を卒業し、54期生として、。花組公演『マイ・アイドル[1]』で初舞台を踏む。入団時の成績は59人中14位[1]。
1976年4月、花組に組替え。同年5月、芸名を「美里 景」から「みさと けい」に変更[2]。
1980年4月、月組に組替え。
1981年10月30日付[1]で宝塚歌劇団を退団。最終出演公演の演目は月組・東京公演『白鳥の道を越えて/ザ・ビッグ・アップル』[1]。
1981年、初の宝塚歌劇団・女性演出助手となった。
1988年、宝塚歌劇団演出部を退社。
現在は、宝塚市内で『スタジオ・トップハット』という宝塚受験支援スタジオを主宰。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
第1次月組時代
- 『ハロー!タカラヅカ』- 舞踏への歌手(1970年4月、宝塚大劇場)
- 『ドン・ホセの一生』- 新人公演:パコ(本役:麻生薫)(1971年3月、宝塚大劇場)
- 『人魚姫』- 新人公演:女王(本役:恵さかえ)(1971年7月、宝塚大劇場)
- 『ゴールド・ヒル』- コロラド/『ハレルヤ』- ユニコーン(1971年12月、宝塚大劇場)
- 『蒼き湖』- 新人公演:サワット(本役:榛名由梨)(1972年8月、宝塚大劇場)
- 『ミルテの花』- シューマン(1972年12月、宝塚大劇場)
- 『霧深きエルベのほとり』- クルト、新人公演:フックス(本役:大滝子、榛名由梨)(1973年6月、宝塚大劇場)
- 『イフ・・・・・』- 「何処へ」の歌手(1973年10月、宝塚大劇場)
- 東南アジア公演に参加(1973年11月 - 12月)
- 『白い朝』- 和助、新人公演:栄二(本役:榛名由梨)(1974年2月、宝塚大劇場)
- 『花のオランダ坂』- 新人公演:ヘンドリック・ズーフ(本役:真帆志ぶき)(1974年7月、宝塚大劇場)
- 『ベルサイユのばら』- アラン、新人公演:フェルゼン(本役:大滝子)(1974年9月、宝塚大劇場)
雪組時代
- 『フィレンツェに燃える』- ヴィットリオ、新人公演:アントニオ(本役:汀夏子)(1975年2月、宝塚大劇場)
- 『ベルサイユのばら』- フェルゼン(1975年8月 - 9月、宝塚大劇場)
- 『白鷺の詩』- 正能/『ムッシュ・パピヨン』 - ペドロ(1976年1月 - 2月、宝塚大劇場)
花組時代
- 『うつしよ紅葉』- 明智光秀/『ノバ・ボサ・ノバ』- オーロ(1976年8月 - 9月、宝塚大劇場)
- 『ル・ピエロ』- パングロス(1977年1月 - 2月、宝塚大劇場)
- 『ザ・レビュー』- イルージョンの歌手(1977年8月 - 9月、宝塚大劇場)
- 『ベルサイユのばら』- フェルゼン(1977年10月、地方公演)
- 『風と共に去りぬ』- フランク・ケネディ(1978年2月 - 3月、宝塚大劇場)
- 『ホフマン物語』- 悪魔四役(1978年4月、宝塚バウホール)
- 『ヴェロニック』- コクナール(1978年8月、宝塚バウホール)
- 『エコーズ』- ジャマイカの若者(1978年9月 - 11月、宝塚大劇場)
- 『紅はこべ』- ショー・ヴラン(1979年3月 - 5月、宝塚大劇場)
- 『ベルサイユのばら』- アンドレ(1979年9月 - 10月、地方公演)
- 『舞え舞え蝸牛』- 橘義兼/『ビューティフル・シティ』- ニュー・ウィンド・シンガーS(1979年11月 - 12月、宝塚大劇場)
- 『刀を抜いて』- 唐犬権兵衛(1980年1月、宝塚大劇場)
第2次月組時代
- 『花小袖』- 禅竹元信/『プレンティフル・ジョイ』- アントニー(1980年5月 - 6月、宝塚大劇場)
- 『スリナガルの黒水仙』- バハドウル/『クラシカル・メニュー』- バイロン卿(1980年6月 - 8月、宝塚大劇場)
- 『アナトール』- プーラルド(1980年9月 - 10月、宝塚バウホール)
- 『新源氏物語』- 頭中将(1981年1月 - 2月、宝塚大劇場)
- 『白鳥の道を越えて』- パウロ/『ザ・ビッグ・アップル』- ゴスペルの歌手(1981年6月 - 8月、宝塚大劇場)*退団公演
宝塚歌劇団時代の受賞歴
新人賞
- 『ハロー!タカラヅカ』(1970年)
- 『茨木童子』出語り声楽賞(1970年)
- 『人魚姫』(1971年)
努力賞
- 『ゴールド・ヒル/ハレルヤ』(1971年)
- 『ミルテの花』(1972年)
- 『イフ・・・・・』(1973年)
- 『白い朝』(1974年)
- 『花のオランダ坂』(1974年)
- 『ベルサイユのばら』月組(1974年)
- 『フィレンツェに燃える』(1975年)
- 『ベルサイユのばら』雪組(1975年)
- 『白鷺の詩/ムッシュ・パピヨン』(1976年)
優秀賞・年度賞
- 『昭和48年度総ての公演における』
- 『昭和49年度総ての公演における』
- 『昭和50年度総ての公演における』
- 『昭和52年度総ての公演における』
- 『昭和54年度総ての公演における』
- 『昭和55年度総ての公演における』
- 『昭和56年度総ての公演における』
演技賞
- 『紅はこべ』ショーブランの演技(1979年)
助演賞
- 『昭和56年度の公演における』
ローズ大賞(フェルゼン賞)
- 『ベルサイユのばら』雪組(1975年)
優秀賞・作詞賞
- 『宝塚音楽祭』雪組(1981年)
脚注
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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