不老不死
不老不死とは、不老不死の意味
不老不死(ふろうふし)は「いつまでも老いず死ぬこともない」ということ、永遠に若さを保ち生き続けるということ。人間の普遍的な願いのひとつであり、とりわけ中国の神仙思想において希求された。不老不死を本格的に追い求めた歴史上の人物として、秦の始皇帝とその臣下である徐福の名が知られている。
不老不死の語の由来
不老不死の語は古代中国の歴史書「史記」に見られる。中国に始めて統一王朝を築いた秦の始皇帝が、自ら「不老不死」となることを願ったという。そして臣下に不死となる方法を探させた。徐福という人物が、皇帝に進言して、自ら不死の霊薬を探しに東方へ旅立ったという。西洋世界でも、すでに「ギルガメシュ叙事詩」において、不死の肉体を追い求めるギルガメシュが描かれている。また、神話の世界においては、神々が不老不死の存在として描かれることが多い。
不老不死の類語と使い分け方方
不老不死の類語・類似表現としては「不死身」や「不老長寿」などが挙げられる。 「不死身」は、死なない体、いかなる傷や病苦にも耐える体を指す。常人なら致命傷になるであろう痛手にも耐える屈強な体を「不死身」と表現することも多い。不老不死の者は不死身も呼ばれるかも知れない。「不老長寿」は「いつまでも年を取らず、若さを保ち、長生きする」ことである。不死ではなく長寿である、ということは、いつかは死ぬことが想定された表現といえる。「不老不死」は人間には実現不可能であるが、 「不老長寿」は人間が実現し得る。
不老不死の英語
不老不死は英語では immortality(不死・不滅)や eternal youth(永遠の若さ)のような言い方で表現できる。ふろうふし 【不老不死】
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