ふるさと納税としての一口城主制度とは? わかりやすく解説

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ふるさと納税としての一口城主制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/26 00:21 UTC 版)

一口城主」の記事における「ふるさと納税としての一口城主制度」の解説

一口城主とは主に市町村等の実施する一口城主制度に、一定の寄付行った寄付者のことである。一口城主制度代表的な例としては、1998年から熊本市始めた熊本城一口城主制度知られている。同制度一時受付終了となったが、2009年から再開されている。1990年代当時制度がなかったが、再開時にはふるさと納税制度始まっており、熊本城一口城主制度もその対象となった当該制度一万円以上を一口とし、寄付者には城内芳名板氏名等を記載するほか、城主や一定期間、熊本城観覧無料となる城主手形の発行受けられる。同制度開始以来、かつて、熊本城をも戦場とした西南戦争不平士族指揮した西郷隆盛曽孫 西郷隆文など、これまで全国から6億円もの資金寄せられたものの、2016年4月14日発生した平成28年熊本地震発生に伴い中止となった。しかし、熊本城も再び大きな被害を受け、一口城主制度再開を望む声が多数市に届いたことから同年11月熊本城復興城主制度として再開された。。愛知県清須市でも同様に2010年時期限定清洲城主制度の名称で寄付募集期間限定行われている。その他、京都市でも2011年より、世界遺産となった二条城修繕のため、ふるさと納税一環として一口城主募金制度実施しており、寄付者には二条城観覧一定期間無料となる入城証、ステッカーのほか、抽選一日城主選ばれる特典など付与される著名な寄付者としては歌舞伎俳優坂東玉三郎興業売り上げ一部として50万円寄付したことが知られる2014年には青森県弘前市ふるさと納税制度一環として、「ひろさき応援寄附金」として、石垣復興応援コースへの寄付者一口城主として城内芳名板氏名記載の上寄付者城主証、城主手形発行する事業実施している。また、愛媛県宇和島市でもふるさと納税制度一環として宇和島城一口城主」の募集開始し、1口5千円上の寄付募り寄付者には城主証等の発行行っている他、2口以上の寄付者には市のホームページ掲載する協力者名簿」に氏名等を記載している。近年新たに長野県長野市松代城一口城主募集開始している。

※この「ふるさと納税としての一口城主制度」の解説は、「一口城主」の解説の一部です。
「ふるさと納税としての一口城主制度」を含む「一口城主」の記事については、「一口城主」の概要を参照ください。

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