ひだかうすい【ヒダカウスイ】(野菜)
登録番号 | 第4114号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | えんどう | |
登録品種の名称及びその読み | ひだかうすい よみ:ヒダカウスイ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 11月 26日 | |
品種登録者の名称 | 楠山知宏 | |
品種登録者の住所 | 和歌山県御坊市島九五番地の参 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 楠山知宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の圃場(和歌山県御坊市)において,「きしゅううすい」に 「晩生系在来うすい」を交配したF1 に,「きしゅううすい」を戻し交配して育成さ れた晩生種の青実用固定品種である。 草姿及び草丈はかなり高性,分枝型は下位上位分枝型,分枝数は中,初花房節位は かなり高い,節間長は長である。小葉の大きさはやや大,形状は楕円形,先端の形は 丸味形,小葉数は3対である。托葉の大きさは中,形状は不正楕円形,先端の形状は ややとがる,雲紋は有りである。葉色は淡緑,葉のろう質は少,茎の太さは中,茎葉 の色素発生は無である。花の大きさは中,花色は白,花房の花数は2花混性ー多であ る。莢の長さは長,幅は広い,そりはそらない,緑色度は緑,膨腫の発生は無し,重 さは大である。青実の大きさは中,種子の大きさは大,しわは丸だね,形状は球形, 地色は黄白色,斑紋の有無は無し,目の色は黒である。用途は青実用,収穫の早晩性 はかなり晩生,うどんこ病抵抗性は中である。 「きしゅううすい」と比較して,葉色が淡緑であること,莢の長さが長いこと,膨 腫の発生が無しであること,莢の重さが大きいこと等で,「ニムラサラダピース」と 比較して,初花房節位が高いこと,葉のろう質が少ないこと,種子のしわが丸だねで あること,種子の目の色が黒であること,収穫の早晩性がかなり晩生であること等で 区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(和歌山県御坊市)において,昭和60年に「きしゅう うすい」に「晩生系在来うすい」を交配し,61年にそのF1 に「きしゅううすい」 を戻し交配し,以後世代促進によって選抜を重ね,平成2年に育種目標にかなった特 性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「きのくにうすい」であった。 |
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