パラリンピック【Paralympics】
読み方:ぱらりんぴっく
国際身体障害者スポーツ大会。4年に1回、オリンピック開催地で行われ、運動機能障害や視覚障害などをもつ選手が参加する。IPCが主催。第1回は1960年にローマで開催された。陸上競技や水泳、サッカーなどのほか、アイススレッジホッケーやボッチャなどの種目がある。
[補説] 当初は脊椎(せきつい)損傷により車椅子を利用する選手のための大会だったので、paraplegia(脊椎損傷者)とOlympicsとの合成語として名づけられた。現在、国際パラリンピック委員会(IPC)では、パラ(para-)を「〜のそばに、〜と並んで」を意味するギリシャ語の前置詞とし、オリンピックと並行して開催される競技大会であることを意味する、としている。
パラリンピック(ぱらりんぴっく)
パラリンピック大会は4年ごとのオリンピックに引き続き、同じ場所で開催される。2000年の場合は、シドニーでオリンピックがあったので、パラリンピックもシドニーで開かれる。
ふつうのオリンピックと違うところは、障害者が選手になって競技に参加することである。競技種目はアーチェリー、陸上、マラソンなどの18競技である。
パラリンピックの名前は、Paraplegia (下半身マヒの意味) とOlimipic (オリンピック) を合成語してつけたことに由来する。また、para には「もう一つの」という意味もあるので、もうひとつのオリンピックとも言われている。
歴史的には、パラリンピックは約50年にわたって開催されている。1944年、英国の神経医のグッドマン博士が、障害者リハビリの一環として、足が不自由な人の競技会を開催した。これがパラリンピックの始まりである。
最初はグッドマン博士の病院内でだけ、競技会は開催されていた。これがだんだん広まり、現在のような国際的な競技会になった。パラリンピックは、今日では、障害者スポーツを代表する祭典となっている。
(2000.10.15更新)
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