八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器
名称: | 八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器 |
ふりがな: | はちようじほうのうこがたのうこつとうばおよびのうこつき |
種別: | 信仰に用いられるもの |
員数: | 14824点 |
指定年月日: | 1981.04.22(昭和56.04.22) |
所有者: | 八葉寺 |
所有者住所: | 福島県会津若松市河東町広野字冬木沢208 |
管理団体名: | |
備考: | 内訳:小型納骨塔婆14798点,納骨器26点 |
解説文: | 遺骨の一部を小型の塔婆や納骨器に入れて霊場に納め、死者の極楽往生を願うという信仰は、古くから庶民の間に広まっていたが、現在そうした信仰、および奉納された塔婆や納骨器がまとまって残存している例は、全国的にも極めて少ない。 八葉寺は空也上人が開いたと伝えられる寺といわれ、会津地方第一の霊場として知られており、古くから小型の木製納骨塔婆や納骨器が寺の境内にある阿弥陀堂に奉納されてきた。塔婆は、五輪塔・宝塔・宝篋印塔・無縫塔などの形式に分類され、いずれも歯・骨・毛髪・戒名などが納められているが、その中でも五輪塔形が大部分を占めており、文禄4年(1595)以降のものが14,719点にmのぼり、法名・俗名・奉納者名などが墨書されているものも少なくない。 納骨器は、竹筒・曲物・厨子形・箱形などのものがあり、そう点数27点を数える。 この八葉寺に保存されてきた各種の小型納骨塔婆は、全国的にみてもよくまとまっているものである。数量的には奈良県奈良市の元興寺に奉納された庶民信仰資料に比肩しているが、東北地方の中世以降の庶民信仰の様相をよく示すものとして重要である。 |
信仰に用いられるもの: | 三宅八幡神社奉納子育て祈願絵馬 下谷坂本の富士塚 元興寺庶民信仰資料 八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器 六波羅蜜寺の庶民信仰資料 円覚寺の奉納海上信仰資料 南部七戸小田子不動堂奉納絵馬 |
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