とよおんちぎり【トヨオンチギリ】(野菜)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7221号 |
登録年月日 | 1999年 6月 14日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | とよおんちぎり よみ:トヨオンチギリ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 豊橋温室園芸農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 愛知県豊橋市高洲町字小島103番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤章、井口忠夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「涼風」に「栄」を交配して,育成されたものであり,花は明緑黄色のかなり小輪で,つまもの向きの品種である。草型は直立性,草性は叢性,開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細,色は褐,強さは中,摘心後の分枝性はやや多,側らいの発生程度は多,節間長は短である。葉身長は短,葉幅はやや狭,葉の縦横比はやや小,葉柄の長さはやや長,一次欠刻はやや深,表面の色は中,裏面の色は淡,毛じの多少は少,光沢度はやや弱,厚さはやや厚,硬さは中,葉柄の着生角度は上向き,たく葉の有無は殆どの葉に付着,形は2深裂,大きさはかなり小,分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形,花の大きさはかなり小,厚みはかなり低,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数はやや多である。管状花数は極少,長さは極小である。花弁の形は樋弁,先端の形は歯状,花弁の長さはかなり小,幅はかなり狭,外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705),裏面の色は浅緑黄(同2703),舌状花表面の色の分布状態は均一,外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と同色,花たくの形は盛り上がった円錐状,大きさは極小,総ほうの大きさはかなり小,花首の太さは極細,長さは中,生態分類型は夏ギク,開花の早晩性は晩である。「初秋」と比較して,葉の先端部分の形が鈍円であること,葉裂片縁部の重なりの程度が平行すること,たく葉の有無が殆どの葉に付着していること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和55年に育成者の温室(愛知県豊橋市)において,「涼風」に「栄」 を交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し, 平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ちぎり」であった。 |
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