ちば28号【チバニジュウハチゴウ】(食用作物)
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登録番号 | 第14882号 |
登録年月日 | 2007年 3月 2日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ちば28号 よみ:チバニジュウハチゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 千葉県 | |
品種登録者の住所 | 千葉県千葉市中央区市場町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西川康之、林玲子、和田潔志、長島正、齋藤幸一、小山豊、渡部富男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「中部64号」に「千葉6号」(後の「ふさおとめ」)を交配して育成されたものであり、育成地(千葉県香取市)における成熟期は早生、稈の長さがやや短、障害型耐冷性が極強の粳品種である。稈の長さはやや短、太さは中、止葉葉身の姿勢(初期観察)は立、葉身表面の毛茸及び葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さはやや短、穂数は中、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、主軸の湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは中、色は黄白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは極短、芒の分布は全体である。玄米の長さはやや長、幅はやや広、形は半円、色は淡褐、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は早生である。障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i、穂いもちほ場抵抗性は強、葉いもちほ場抵抗性は中である。胚乳のアミロース含量は4型、蛋白質含量は中である。「初星」と比較して、穂数が少ないこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであること等で、「コシヒカリ」と比較して、稈が短いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に千葉県農業試験場北総営農技術指導所(現千葉県農業総合研究センター育種研究所、香取市)において、「中部64号」に「千葉6号」(後の「ふさおとめ」)を交配し、9年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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