たった

デジタル大辞泉

たった

［副］《「ただ（唯）」の音変化》

１ 数量が少ないことを強調するさま。わずか。ほんの。「出発まで—1時間しかない」「—の100円だ」

２ ごく近い過去を強調するさま。

「—こないだのように思っていたけれど」〈三重吉・桑の実〉

３ ひたすら。いちずに。

「—説かせませ」〈狂言記・宗論〉

日本語活用形辞書

発った、断った、経った、裁った、立った、絶った、截った、建った

読み方：たった

タ行五段活用の動詞「発つ」「断つ」「経つ」「裁つ」「立つ」「絶つ」「截つ」「建つ」の連用形である「発ち」「断ち」「経ち」「裁ち」「立ち」「絶ち」「截ち」「建ち」の促音便形に、過去・完了・存続・確認の助動詞「た」が付いた形。

終止形

発つ  » 「発つ」の意味を調べる
断つ  » 「断つ」の意味を調べる
経つ  » 「経つ」の意味を調べる
裁つ  » 「裁つ」の意味を調べる
立つ  » 「立つ」の意味を調べる
絶つ  » 「絶つ」の意味を調べる
截つ  » 「截つ」の意味を調べる
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足った

読み方：たった

ラ行五段活用の動詞「足る」の連用形である「足り」の促音便形に、過去・完了・存続・確認の助動詞「た」が付いた形。

終止形

足る  » 「足る」の意味を調べる

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大阪弁

たった・だった

大阪弁	訳語	解説
たった・だった	てあげた、てやった・ であげた、でやった	「てやった」。「たる」「だる」の過去形。

たった

大阪弁	訳語	解説
たった	たっち 立占	立っ立。立つこと。幼児語。はよたったしょー。

高松の方言

たった

方言	意味
たった	満足した・充分(じゅうぶん)だ。「足(た)りた」のなまり。

たった

方言	意味
たった	わずか(僅少)。「ただ(唯)」のなまり。全国共通語。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

たった

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 17:19 UTC 版)

語源

ただの変化

副詞

1. 数量が非常に少ない様子。

関連語

• たったいま

Weblio日本語例文用例辞書

「たった」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女はあの大きな家に10年以上もたったひとりで暮らしている
• それはここからたった２分離れたところにある
• 弾は壁に当たった
• 車が車庫の戸に突き当たった
• ヒッチコックの映画作家としての活動期間は40年以上にわたった
• 家に帰ろうと車を運転している最中に彼ははたとその考えに思い当たった
• 探検隊はその日ジャングルをたった10キロしか進めなかった
• どうしてサムをかばうの?あなたにとてもつらくあたったじゃない!
• 彼はくじ引きでいくらかのお金を当てたが，私はその倍当たった
• ボールがまともに彼の鼻に当たった
• たった3匹の青虫がその植物をまるごと食い尽くした
• その銃弾が標的に当たった
• 私のパンチがまともに彼の顔に当たった
• 彼の講演は国家経済全般にわたった
• ハワイ旅行が当たったって?そりゃおもしろい冗談だ
• ドアがたった一つのちょうつがいで取り付けられていた
• そのボールが私の頭に当たった
• たった今，ドアをたたく音がした
• 彼女はたった3点の差でかろうじて試験に合格した
• だれかがたった今，僕らの教室をのぞいていた