その後の鉄の登場
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新仕置人の最終回で明確に死亡した鉄であったが、人気が高く、何度も制作陣は鉄を作中復活させようと企画するものの、演じる山崎努自身が「同じ役を演じるのが飽きた」と出演を断った事で実現には至らなかった。1982年、『必殺仕事人III』に先立って放映された必殺スペシャル『仕事人大集合』の企画段階では鉄を復活させ、ゲスト出演させるという案が持ち上がっていたが、山崎自身が出演に消極的だったために交渉は失敗し、棺桶の錠と知らぬ顔の半兵衛(緒形拳)が再登場することになった。また1985年、『必殺仕事人V・激闘編』制作の際にも復活案が浮上するが、これも固辞されたため、新キャラクターとして、同じく指による急所砕きの技を使用する壱(柴俊夫)を登場させた経緯がある。以降、再登場は実現しないまま、現在に至る。本編での再登板は叶わなかったが、舞台版の『必殺仕事人』では誠直也が鉄を演じており、誠は必殺スペシャル『必殺スペシャル・春 勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治』で別のキャラクターではあるが、鉄や壱に似た素手の怪力技を使った。1990年にバンプレストから発売された、ファミコン用ゲーム ソフト「必殺仕事人」、1996年にバンダイビジュアルから発売された、セガサターン用ゲーム ソフト「必殺!」で、主水、飾り職人の秀(三田村邦彦)、三味線屋の勇次(中条きよし)らとチームを組んで登場している。2007年4月に京楽産業.から発売されたパチンコ機「CRぱちんこ必殺仕事人III」にも登場しており、タイトルが「仕事人」でない番組から「仕事人」のゲームやパチンコに登場しているのは鉄だけである。バラエティー番組の「必殺」のパロディーにもよく登場しており、三味線屋の勇次、飾り職人の秀ら後期の代表キャラと組む機会が多い。
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