その他ランドール王国の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 08:46 UTC 版)
「王国の鍵」の記事における「その他ランドール王国の人物」の解説
ウィンスロット ランドール王子でアーシャの兄。知謀人望に優れ、次期国王として多大な期待を寄せられる。アーシャにとっても、バドにとってもかけがえのない人であったがオローク砦の攻防戦で負った矢傷がもとで亡くなる。 本来は心優しく穏やかな人物であるためランドールを巡る戦乱には心を痛めており、父が密かに「王国の鍵」を研究していることを知り危険視する。出征前に自分に万が一のことがあったらヴェルトスに向かうようアーシャに遺言した。また、バドには残されたアーシャを託して絶命している。 ラクティスで出会ったミアレインに恋をしてしまい、“彼女から呪いを受けることも受け入れた”。後にそのことを知ったアーシャは、兄の死が不慮のものではなく自ら選び取った運命だと言ってミアレインの心を救った。 ランドール国王 ウィンスロットとアーシャの父。三国の分裂と戦争を終結させるため絶大な力を持つ「王国の鍵」を求め、密かに竜の伝承をエレアザルに研究させる。そうした姿勢をウィンスロットからも警戒されていた。 オローク砦の戦いで息子・ウィンスロットと共に戦死を遂げる。 王妃 ウィンスロットとアーシャの母。アーシャが幼すぎることを危惧し、王位継承までの時間稼ぎのために継承権者たちに夫が欲していた「王国の鍵」探索を命じる。伝承には懐疑的。 マルス王 300年前のランドール王国中興の祖。「竜使いの王」を配下に従えて地竜を戦争の道具として次々と戦争に勝つ。志半ばで戦死を遂げたとされる。 アルフォンス・フェアハート 300年前、マルス王に仕えていたフェアハート卿。「竜使いの王」の跋扈を許せずマルス王に諫言するが、疎まれて辺境のオルヌスに左遷させられた。その後も「竜使いの王」を監視するうちに「竜使いの王」が愛弟子ダーレスに翼竜の血を飲ませて不老不死にする儀式を知る。アルフォンスは僅かに残った翼竜の血をすすって「竜使いの王」とその一派を王宮から追放した。だが、マルス王はそうした甲斐もなく戦死する。子孫に宿敵の姿を知らせるために彼らの姿を絵として遺した。 ギア バドがたった一つの財産と呼んだ親友の一人。連絡が届かなかったにもかかわらず、バドとアーシャの窮地を察し、任地を捨てて集まった軍人たちのリーダー。短髪で割れアゴを持つ屈強な男。地竜にも臆せずアーシャを守って戦う。最終話ではアスローンと並んだ姿が描かれている。 マリオン バドの親友の一人。やや口の軽いお調子者。アーシャへの忠誠心は厚い。 ハレス アスローンの部下でオルヌスの城代。セルテスの大侵攻を食い留めるためアーシャを迎え入れる。
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