その他の軍事に関する出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 04:38 UTC 版)
「セント・キルダ」の記事における「その他の軍事に関する出来事」の解説
島は第二次世界大戦中に全く活動せず、その間完全に放棄されていた。しかしこの時代に3機の航空機が墜落している。アイラ島のポート・エレンを本拠とするブリストル ボーファイターLX798機が、1943年6月3日から4日にかけての深夜、コナシェアの頂上の100m以内に墜落した。一年後、ノルマンディー上陸作戦の翌日である1944年6月7日の真夜中前、飛行艇ショート サンダーランドML858機が、Gleann Mòrの先で墜落した。教会の小さなプラークは、この事故の犠牲者に捧げられている。ビッカース ウェリントン爆撃機が1942年か1943年に、ソアイ島南岸で墜落している。1978年まで墜落機を調査する正式な試みは行われず、その身元は判明しなかった。残骸の中からカナダ空軍の帽章が発見された。1942年9月28日に偵察中行方不明になったHX448 of 7 OTUのものだったのかもしれない。あるいは、それは1943年2月23日に消息不明となったウェリントン LA995 of 303 FTUを示唆しているのかもしれない。 1955年、イギリス政府はセント・キルダをベンベキュラ島の基地(発射試験とフライトが行われる)にあるミサイル追尾範囲に組み込むことに決定した。したがって、1957年からセント・キルダに再び人が定住するようになった。以後軍事施設が次々と建てられ、それには一般公開されていない簡易食堂が含まれていた。イギリス国防省は、わずかな賃貸料でナショナル・トラスト・フォー・スコットランドからセント・キルダを借りている 。本島のヒルタはまだ、防衛請負業者キネティック社が採用した、月ごとのローテーションで軍事基地で働く少数の民間人が一年を通じて占有している。2009年、国防省は西部島嶼部におけるミサイルテストの範囲閉鎖や、ヒルタ基地を潜在的に無人にしておくことを検討していると発表した。
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