その他の能楽師たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 21:43 UTC 版)
「花よりも花の如く」の記事における「その他の能楽師たち」の解説
宮本芳年(みやもと ほうねん) 狂言師。「暁光会」のメンバー。本名は同じ字で「よしとし」と読むため、陽一には「としちゃん」と呼ばれる。ドラマやTVにも出ており、知名度も高い。 茶目っ気があり、旅先(韓国)のホテルから憲人に「五十嵐(市祐か陽一かは不明)」の名を騙って電話するなど、真顔で憲人をからかうところがある(このイタ電のエピソードは実在の狂言師・山本則孝が行った実話)。 妹・葉月が男と一緒に旅行に行く準備をしているのを察して「変な男の兄貴になるのは真平なんです!」と言い、憲人が相手だと知ると、憲人に「頑張れよ」と応援していた。 坂元宏哉(さかもと ひろや) 憲人の幼なじみで、憲人が最も信頼を寄せる若手のワキ方。 白石航(しろいし こう) 笛方。「暁光会」のメンバー。芳年とは幼なじみでよく世話(ちょっかい?)を焼いている。 五十嵐市祐(いがらし いちすけ) 「囃子方の重鎮」とされる。相葉尋人の幼なじみらしく、「イっちゃん」「左右(そう)ちゃん」と呼び合う仲である。妻とは数年前に死別。 創風会のニューヨーク公演にも同行するなど、創風会とは縁が深い。五十嵐陽一との血縁関係は不明。楽の茶髪に対して苦言を呈すなど、厳格な性格であると推測される。 中澤隆生(なかざわ りゅうせい) シテ方だが、病気がちで地謡に専念している。憲人の曽祖父や相葉尋人とは戦中戦後の仲間。娘が嫁に行き、現在は妻と2人暮らし。 強面とは裏腹に優しい紳士。口ヒゲを生やしており、海人から「ゴッホ先生」と愛称を命名され、憲人からもその名で呼ばれることがある。 憲人のテレビドラマ出演には「『道成寺』も披いてないのに賛成できん!」と反対していた。 憲人の曽祖父が戦後『道成寺』を披いたときは地謡で舞台に出ており、そのときの若女の面の白拍子の美しさにひとしおの思い入れがある。その若女の面は相葉家が引っ越したときに紛失していたが、憲人が京都で偶然買い戻しており、憲人の勧めもあって弟子の発表会の番外で半能『井筒』を若女の面で舞った。 ジャズからクラシック、ポップスも聴き、宮本葉月の祖父と仲が良かったこともあり、ときどきジャズバーに彼女のピアノを聴きに訪れていた。そのこともあり、憲人にドラマで共演した葉月との見合いを勧めた。
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