その他の搭載機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/10 15:52 UTC 版)
同衛星にはAF-M315Eの推進系統・燃料タンクのほかに、国防総省(DOD)の宇宙実験審査委員会によって選ばれた3つの機器がサブペイロードとして搭載されている。そのうちiMESA-RとSWATSは過去の技術試験衛星(STPSat-3)や国際宇宙ステーションのエクスプレス補給キャリアにも搭載され観測を行っており、GPIMに搭載された機器はその継続ミッションとなる。 統合型小型静電分析器 iMESA-R (Integrated Miniaturized Electrostatic Analyzer Reflight) 宇宙天気予報に関わるプラズマ密度と温度を測定する、空軍士官学校(SAFA)によるミッション。GPIMと同時に打ち上げれられた技術試験衛星OTB-1(Orbital Test Bed)にも同じ装置が搭載されており、後日打ち上げられる2基と合わせ合計4基の衛星コンステレーションとして観測を行う予定。 小型風温度計 SWATS (Small Wind and Temperature Spectrometer) OTHレーダーや長距離通信に影響する電離層を研究するために、イオン温度・イオンドリフトなどを測定するアメリカ海軍研究所(NRL)のミッション。 宇宙物体自己追跡装置 SOS (Space Object Self-tracker) GPS情報を使って人工衛星が自身の位置を計算し発信する装置。人工衛星衝突の対策として、軽量・低コスト・低消費電力の装置開発を目指す。アメリカ空軍工科大学(AFIT)によって製作された。
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