その他の大陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 02:39 UTC 版)
現在知られている大陸とは別に、別な観点に立った大陸と呼ぶ対象もある。地質学的記録を遡ったことにより、超大陸と呼ばれる、単一のクラトンや大陸塊をしのぐ大きさを誇った陸地が、かつての地球上に存在したと考えることが今日では妥当とされるようになった。これらには、ローラシア大陸、ゴンドワナ大陸 、バールバラ大陸、ケノーランド大陸(英語版)、コロンビア大陸、ロディニア大陸そしてパンゲア大陸などがこれに当たる。理論上、現在のユーラシア大陸もこれに該当する。 おもな太古の大陸 ウル大陸(en) アークティカ大陸(en) ケノーランド大陸(en) アトランティカ大陸(en) ヌーナ大陸 ローレンシア大陸 コンゴ大陸(en) カラハリ大陸(en) シベリア大陸 コロンビア大陸 パノティア大陸 ロディニア大陸 アバロニア大陸(en) バルティカ大陸 ゴンドワナ大陸 ローラシア大陸 ユーラメリカ大陸 パンゲア大陸 未来に予想される超大陸 アメイジア大陸 パンゲア・ウルティマ大陸 亜大陸 大陸の一部を指して亜大陸と呼称する用例もある。特に、異なるプレートに乗る陸地が大陸と接続しているような場合に用いられ、インド亜大陸やアラビア半島が顕著な例に当たる。北アメリカプレート北東部にあるグリーンランドは、大陸と接続こそしていないが亜大陸と認識される場合もある。南北アメリカ大陸を単一の大陸と見なす場合、ふたつの亜大陸がつながっているという見方もある。 微小大陸 微小大陸(英: microcontinent)とは、大陸地殻としては海中に没しているものの、比較的水深の浅い場所に広い面積を持つ領域であり、これを単純に水没した大陸とする見方がある。ニュージーランドからニューカレドニア付近の海域にあるジーランディアは典型的な例で、ほかにインド洋南部のケルゲレン海台もこれに当たる。 大陸断片 大陸断片(continental fragment)とは、かつては大陸と一体だった大地が断裂して島状になった地形を指し、これを比較的小さな大陸ととらえた用語である。マダガスカル島はこの例に当たる最大の島で、「第8の大陸」と呼称されることもある。 伝説上の大陸 アトランティス、ヒュペルボレイオスの伝説やトゥーレ、レムリア・ムー大陸などが例に挙げられる。
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