その他の元時代画家
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高克恭(こうこくきょう、1248 - 1310年) - 字は彦敬(げんけい)、号は房山。西域(新疆)籍の人で後に大同に移籍した。主要な画家の大部分が江南から出ている元時代には珍しい、少数民族のウイグル系の人で、米芾父子に倣った山水画を描いた。 李衎(りかん、1245 - 1320年) - 官僚文人画家で、河北薊(北京市)の人。竹石古木をよくした。 方従義(ほうじゅうぎ、生没年不明) - 貴渓(江西)の人。道教信者であったというが、人物については不明な点が多い。粗放な筆致の水墨山水を描いた。 曹知白(そうちはく、1272 - 1355年) - 華亭(上海松江)の人。元代李郭派を代表する画人の一人。 柯九思(かきゅうし、1290 - 1343年) - 台州仙居の人。もっぱら画竹の名手として知られる。 朱徳潤(しゅとくじゅん、1294 - 1365年) - 河南睢陽(すいよう)の人(出身地は蘇州とも)で、崑山に住んだ。元代李郭派を代表する画人の一人。 唐棣(とうてい、1296 - 1364年) - 湖州の人。元代李郭派を代表する画人の一人。 張渥(ちょうあく、生没年不明) - 出身は杭州とも淮南(わいなん)ともいう。白描の人物を得意とした。代表作に『雪夜訪戴図』、『九歌図』などがある。 盛懋(せいぼう、生没年不明) - 元時代後期の職業画家。浙江嘉興の人。 王冕(おうべん、? - 1359年) - 浙江諸曁の人。科挙に失敗した後、故郷の九里山に隠棲し、もっぱら梅花を描いた。 王淵(おうえん、生没年不明) - 杭州の人。活動年代は至元から至正(1335 - 1367年)。趙孟頫に師事した。着色画、墨画ともにあるが、精緻な描線による花鳥画に特色がある。 王蒙『具区林屋図』(台北故宮博物院) 王蒙『葛稚川移居図』 高克恭『雲横秀嶺図』(台北故宮博物院) 朱徳潤『渾淪図巻』(上海博物館) 王冕『梅花図』 盛懋『秋江待渡図』(北京故宮博物院) 方従義『神嶽瓊林図』 黄公望『天池石壁図』 趙孟頫『浴馬図』
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