さんもん

デジタル大辞泉

さん‐もん【三問】

読み方：さんもん

三度質問すること。また、三度訪問すること。

さん‐もん【三文】

読み方：さんもん

１ 一文銭3枚の値。

２ 値段のきわめて安いこと。「—の値うちもない」「二束—」

３ 他の語の上に付いて、安い、価値のない、粗悪な、などの意を表す。

さん‐もん【三門】

読み方：さんもん

１ 中央に大きな門を、左右に小さな門を配した門。

２ 禅宗伽藍(がらん)の正門。古代寺院の中門に相当する。一般に二階造りの楼門で、楼上に釈迦・十六羅漢などを安置する。本堂を涅槃(ねはん)に擬し、そこに到達するために通る空・無相・無願の三解脱門に擬する。のちには智慧・慈悲・方便の三つに擬していう。

３ 経典注釈に用いる三つの視点。未意・釈名・本文解釈の三つ。

４ 教・律・禅の称。

さん‐もん【山門】

読み方：さんもん

寺院の正門。三門。また、寺院。もと山に建てられたところからいう。

比叡山延暦寺の異称。

[補説] 作品名別項。→山門

さんもん【山門】

読み方：さんもん

歌舞伎狂言。初世並木五瓶作。安永7年（1778）初演の「金門五山桐(きんもんごさんのきり)」（のち「楼門(さんもん)五三桐」と改称）の2幕目返し、南禅寺山門の場が独立して上演される場合の通称。

世界宗教用語大事典

さんもん 【山門】

①三門のこと。②天台宗で比叡山延暦寺を山門派といい、園城寺（三井寺）を寺門派という。

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山門

姓	読み方
山門	さんもん