金融経済月報
金融経済月報(きんゆうけいざいげっぽう)
日本銀行(日銀)は毎月、金融政策を判断するための基礎となる経済と金融の情勢に関する基本的見解をまとめ、公式に発表する。金融経済月報は、日銀の景気に対する見方を示すものとして、注目されている。
金融経済月報は、日銀の最高意思決定機関である政策委員会・金融政策決定会合でまとめられ、一般に公開する。日銀の金融政策の判断材料となることから、政府が発表する月例経済報告とともに、政策の方向性を垣間見ることができる。
21日に発表された金融経済月報では、現在の景気判断を「足踏み状態」と表現した。2000年 7月以降の月報では「緩やかな回復」という表現を使っていたため、景気判断を下方修正したことになる。
また、月例経済報告でも日本経済の現状を「デフレ状態」と判断していることから、政府はより一層の景気対策を求められることになりそうだ。
(2001.03.23更新)
- きんゆうけいざいげっぽうのページへのリンク