河内寺廃寺跡とは? わかりやすく解説

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河内寺廃寺跡

名称: 河内寺廃寺跡
ふりがな かわちでらはいじあと
種別 史跡
種別2:
都道府県 大阪府
市区町村 東大阪市
管理団体
指定年月日 2008.03.28(平成20.03.28)
指定基準 史3
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 河内寺廃寺跡は、大阪府東大阪市東部生駒山地西麓標高20mの緩傾斜地上立地する7世紀中頃創建された古代寺院跡である。遺跡のすぐ北西側隣接して河内郡衙に比定される皿池遺跡がある。発掘調査結果、塔、金堂南北に並ぶ四天王寺式伽藍配置復元され、各堂宇についてもその基壇規模建物規模確定した。特に遺存状態が良好な塔跡は、創建当初は乱石積一辺10.7m、高さは1.4m基壇規模をもち、初重は等間の3間で、柱間寸法1.95mであることが分かっている。その創建時期については、出土瓦分析から、金堂回廊7世紀中葉、塔はやや遅れて7世紀後葉になることがわかっている。また廃絶時期は、遺跡被覆する土石流状の堆積土中に、14世紀初頭瓦器を含むことから鎌倉時代末期求められる文献資料記載から、河内寺廃寺有力な渡来系氏族河内直」により氏寺として建立され、のちに律令制度発達とともに河内郡衙に付随した郡寺として発展していったと考えられる。このことから河内寺廃寺跡は、古代河内国における在地豪族政治的経済的伸張、そしてその庇護のもと行われた仏教文化受容発展考えるうえで重要である。
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