おほなゐ〜その後
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「おほなゐ 〜1995.1.17 阪神淡路大震災へのオマージュ〜」の記事における「おほなゐ〜その後」の解説
2009年11月30日、園田学園中学校高等学校吹奏楽部の定期演奏会にて初演。パンフレットには顧問の杉江光平が演奏にあたって説明しており、「第4楽章」的なものになれば良いと書かれている。経緯は関西間で行われてきた「地震を風化させない取り組み」から、2009年の1月に当吹奏楽部でおほなゐを3分間だけ演奏した時に「その後」を表現する曲がほしい、と感じ震災から15年ということも考え天野にメールで提案。「広く演奏してもらえるようにあまり難しいものにはしないでほしい」「第3楽章の中の「祈り」の部分を広げてほしい」「盛り上がって終わるのではなく静かに余韻を残す終わりかたをしてほしい」という三つの条件を提示し10月30日に楽譜が完成し園田学園に贈られた。10月末までかかった原因として、一度仕上がっていたが、ただ単に復興した現在の姿になってしまい顧問杉江の「その後とは一体何なのでしょうか?」というメールが重くのしかかり、2009年に起きたスマトラ島沖地震の影響も受け、中間部を書きなおしたせいである。当日の初演では本番前に天野本人が部員たちに指導した。演奏については関係者のみが手に入る非売品のDVDに収録された。 「その後」では第3楽章と同じ描写で演奏がすすむ(しかし、楽器などは3楽章とは変わっている)。地震当日に中断されたテレビ番組のテーマ曲が流れ、地震に中断されることなく最後まで演奏され、その後は第3楽章の「祈り」のテーマを音高を換えてクラリネットが演奏、復興のテーマが始まり、エンディングでは構想通り静かに、ニ長調の主和音で余韻を残して終わる。 パンフレットには祈りの気持ちを共有したまま、「拍手はなさらないで」と書かれている。
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