インタスケール・レートとは? わかりやすく解説

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インタスケール・レート

読み方いんたすけーる れーと
【英】: intascale rate

タンカー基準運賃率一つ
その変遷をたどると、(1) MOT rate、(2) Scale rate、そして (3) Intascale rate順次改正されてきたものである
(1) MOT rate第二次大戦中米国戦時海運管理局策定したタンカー基準運賃率ポンド建てとして英国MOTMinistry of Transport)が制定公表したのである元来MOT レートドル建てUSMC レート当時換算率にてそのままポンド建てとしたものであったが、1949 年 9 月ポンド平価切下げにより全面改訂された。その後Scale rate出現によって存在価値失った
(2) Scale rateLondon Market Tanker Nominal Freight Scale Rate の略。ロンドン・タンカー・ブローカー委員会London Tanker Brokers Panel)が上記 MOT レート不備改善し1952 年発表したのであるその後算定要素変化応じ1954 年一部改正して Scale No.2 となり、1958 年には大幅な改正加えた Scale No.3発表されたが、1962 年にインタスケール・レート(Intascale rate)の発表によりその使命終了した
(3) インタスケール・レート(Intascale rate):前述のロンドン・タンカー・ブローカー委員会構成しているブローカー代表委員会組織する INTASCALE 協会(The International Tanker Nominal Freight Scale Association Ltd. )が、1962 年 3 月作成した。この基準運賃率Scale No.3主要点継承したものであり、世界市場における基準運賃統一を図るべく、ドルポンド両建て表示採用したこと、および、積み揚げ地を地理的区分によっていくつかの地域に分けその中心港間の運賃率規定する方法改めて、特定港間の基準運賃率作成したこと、にその特色があった。  
運賃率算定基礎となった船型19,500 重量トン速力 14 ノット1967 年 11 月ポンド切り下げによる修正のほか、発表以来数々部分的修正をみた。その後ニューヨーク市場生まれた ATRS レートロンドン市場での INTASCALE を一体化して 1969 年 8 月ワールドスケールWorldscaleレート発表された。



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