イナート・ガス・システムとは? わかりやすく解説

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イナート・ガス・システム

読み方いなーと がす しすてむ
【英】: inert gas system
略語: IGS

爆発の 3 要素は、(1) 発火源、(2) 可燃性物質(3) 酸素であるが、これらのうち一つを除くか制限すれば爆発発生しないタンク内の酸素の量を制限し容易に不活性化することによって爆発防止するための装置がイナート・ガス・システムであり、略して IGS呼ばれる
イナート・ガスとは炭化水素石油ガス)が燃焼するには不十分な量の酸素しか含まないガス、またはガス混合物定義されタンカーではボイラーからの排気ガス冷却・除じん・脱硫し、酸素濃度が 5 %以下のものを利用している。このイナート・ガスを各カーゴ・タンクに供給するシステムIGS である。IGS はイナート・ガス・プラントおよびイナート・ガス供給管系並びに油ガス機関室への逆流防止する装置固定式持ち運び式の酸素濃度計測器および制御機器により構成されている。IMO は「IGS 装備船のタンク内はガス・フリー時を除いて常時 8 %以下の酸素濃度でかつ正圧を保持してなければならない」と規定し、安全を確保している。



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