『論衡』『魏志倭人伝』の記述とは? わかりやすく解説

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『論衡』『魏志倭人伝』の記述

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:39 UTC 版)

日本酒の歴史」の記事における「『論衡』『魏志倭人伝』の記述」の解説

日本に酒が存在することを示す最古の記録は、西暦1世紀頃に成立した中国思想書『論衡』記述見られる。 「成王時 越裳獻雉 倭人貢鬯」(恢国篇第五八) 成王の時、越裳は雉を献じ倭人は暢を貢ず。 「周時天下太平 越裳白雉 倭人貢鬯草 食白雉服鬯 不能除凶」(儒増篇第二六) 周の時、天下太平越裳白雉献じ倭人は鬯を貢す。白雉食し服用するも、凶を除くあたわず。 鬯とは、酒に浸して作製した薬草のことであり、周の成王時代紀元前1000年頃)に日本列島内の何処かの国に何らかの酒類存在した可能性示唆している。 3世紀成立した『三国志』東夷伝倭人条(いわゆる魏志倭人伝)の記述にも酒に関する記述見られる同書倭人のことを「人性嗜酒(さけをたしなむ)」と評しており、喪に当たって弔問客が「歌舞飲酒」をする風習があることも述べている。ただ、この酒が具体的に何を原料し、またどのような方法醸造したものなのかまでは、この記述からうかがい知ることはできないちなみに、酒と宗教深く関わっていたことを示すこの『三国志』記述は、酒造り巫女(みこ)の仕事であったことをうかがわせる一つ根拠となっている。

※この「『論衡』『魏志倭人伝』の記述」の解説は、「日本酒の歴史」の解説の一部です。
「『論衡』『魏志倭人伝』の記述」を含む「日本酒の歴史」の記事については、「日本酒の歴史」の概要を参照ください。

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