「男前豆腐」と「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を巡る経緯
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「男前豆腐店」の記事における「「男前豆腐」と「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を巡る経緯」の解説
「男前豆腐」という名前の商品は、男前豆腐店と三和豆水庵(旧三和豆友食品)で製造されている。また「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」という名前の商品は、三和豆友食品で製造されていた。 これは、男前豆腐店代表取締役社長の伊藤信吾が、実父が経営していた三和豆友食品に勤務していた際に、これらの商品を開発した事による。「ジョニー」とは伊藤信吾の愛称であり、今までにない豆腐を作る思いからこの商品名となった。 その後伊藤は2005年に男前豆腐店株式会社を設立し独立したが、両者は協力関係にあり、しばらくの間は関東地方向けは三和豆友食品、関西地方向けは男前豆腐店で製造された同名の製品が発売されていた。しかし、2006年5月15日に三和豆友食品が豆腐製造大手で東京証券取引所マザーズ上場の篠崎屋と業務提携の基本合意に至ったことにより、三和豆友食品の経営陣の大幅な変更が行われ、そのために三和豆友食品と男前豆腐店の関係が解消し、男前豆腐店側が三和豆友食品製造のジョニーとの混同を防ぐために、「京都ジョニー」の商標に変更した。 2006年9月22日に篠崎屋は三和豆友食品との業務提携基本合意を解消することを発表したが、三和豆友食品と男前豆腐店の関係が既に無くなっていたため、その後もしばらくの間、男前豆腐店側は「京都ジョニー」ブランドのままであった。その後三和豆友食品側は商品名を「波乗りジョニー」の商標に変更し、男前豆腐店側が11月より「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」の名称を復活させた。 また男前豆腐店は関東地方向け商品の製造を目的として、2006年10月より山梨県北杜市に清里工場を稼動させたため、11月1日からは清里工場製の製品が関東地方の市場に出回ることになり、それ以降関東地方では「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」と「波乗りジョニー」の2つの商標の商品が出回っている。 「男前豆腐」は男前豆腐店と三和豆友食品の両者で製造販売されているが、両者は商品パッケージの書体が異なる。三和豆友食品で販売している「男前豆腐」は毛筆の書体で「男」と書かれているが、男前豆腐店では「男前豆腐」の販売に際して切り絵風の書体に変更した。 製造工場は京都府南丹市にある本社工場・清里工場の他に、新たに茨城県桜川市に茨城工場を、青森県おいらせ町に青森工場を稼動させている。そのため関東地方・東北地方にも男前豆腐店が製造する豆腐がさらに広く流通している。 なお、男前豆腐店の会社としての独立前は「男前豆腐店」とは三和豆友食品のブランドであった。現在でも三和豆水庵は「男前豆腐」の発売は継続しているものの、「男前豆腐店」の名称は使用していない。「男前豆腐」「男前豆腐店」「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」の商標は、男前豆腐店社長個人で登録済み。 三和豆友食品がプロボクサーの亀田興毅のスポンサーについたが男前豆腐店側は「男前豆腐店は一切関係ない」という内容のコメントを2007年3月23日ごろより公式ホームページ上に発表している。また同年12月下旬頃「オトシマエ豆腐店」なるブランドを立ち上げた(製造元は男前豆腐店株式会社)。
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