「梯子山」の守護者と護衛、及び住人達
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「小説ウィザードリィII 風よ。龍に届いているか」の記事における「「梯子山」の守護者と護衛、及び住人達」の解説
ル' ケブレス 「梯子山」スケイルの主である巨龍。神とも呼ぶべき存在で、世界の平衡を司る守護者でもある。神秘の宝珠が善悪いずれの勢力にも偏らぬよう、両者が協力せねば突破できぬ迷宮の試練を課して人間を試しており、多くの怪物などを「梯子山」の護衛として配置している。彼の監視により、「梯子山」の迷宮には一定の秩序が保たれていた。 ミフネ 「梯子山」の護衛。翁の仮面をつけ、達人の刀(マスターカタナ)を手に居合を操る老年の侍。ル'ケブレスが召喚した護衛達のリーダー格で、直属の侍衆とともに迷宮最上層を守っていた。突如として「梯子山」を襲った事態により、自分の肉体を捨て、刀と仮面に自らの精神を宿すことになる。 巨鳥ロック 体長10メートルをこえる巨鳥。迷宮第5層を守護していた。その巨体のため、狭い迷宮内では十分に力を発揮することが出来なかった。ル'ケブレスには、倒されても無限に復活する力を授けられていた。 冒険者が「宝珠」を入手したため、護衛の任を解かれたはずなのだが、ジヴラシア達の目の前で見たこともない怪物(羽虫の群れ)に襲われており、ジヴラシア達に助けを求める様子を見せる。それに応じて、ディーが猛火(ラハリト)でロックを襲う羽虫の群れを焼き払う。 ゴブリン 迷宮の住人たちの中では、最も弱い部類に属する人型生物の魔物。ル'ケブレスが呼び込んだものではなく、勝手に住み着いているだけのようだが、冒険者達のいい鍛錬相手として、ル'ケブレスは黙認しているらしい。ジヴラシアたちの様に、もはや「熟達者」級の実力をもつ冒険者たちにとっては脅威でもない。ル'ケブレスが認めているため、他の護衛に襲われることはないはずだが、黒竜に無残に殺されて捕食されているところを、ジヴラシアは目撃する。 牙の僧侶(プリースト・オブ・ファング) 牙の教会の教徒。総人数は不明であるが迷宮第5層に隠れ住み、ル'ケブレスが呼び寄せた護衛集団とは、本来関係ない。各国では邪神を崇める狂信者とされ、牙の教会は禁制となっている。「梯子山」では、奇怪な人間の干し首を御神体としてあがめている。「梯子山」での彼らの拠点を牙の寺院(テンプル・オブ・ファング)という。狂信的だけあって全員が強い呪力を持ち、「呪殺(バディ)」を連発するため、他の「梯子山」の護衛も近寄らぬほうが無難と決め込んでいるらしい。彼らもまた、「梯子山」で猛威を振るい始めた「妖獣」達の餌食となっている。 嘆きの精(バンシー) 人の死を告げる精霊。緑の衣をまとい長い黒髪をもつ女性の姿をしている。泣き叫んで、近い将来に死ぬ人間の方を指差すといわれる。ジヴラシアの前にたびたび現れ、人の死を予告する。
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