「ムゼウム」
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「フランクフルト・ムゼウム管弦楽団」の記事における「「ムゼウム」」の解説
「ムゼウム(Museum)」とは、1808年3月11日創立の、フランクフルト市民による芸術振興団体の名称であり、ムゼウムという言葉の元来の意味であるギリシャ神話の「ムーサ(ミューズ:芸術や学問をつかさどる9人の女神たち)の殿堂」を起源とした固有名詞である。いわゆる「博物館」がこのオーケストラと直接関係がないため、日本語での「ミュージアム」や「博物館」の入ったオーケストラ名は、訳として適さない。また、起源は正に同じ「ムーサ」である「博物館」は、当時まだその概念として存在していなかった。 1861年以降、活動の分野を音楽に限定、社団法人フランクフルト・ムゼウム協会(Frankfurter Museumsgesellschaft)となり、コンサート主催者として現在も活動している。 ムゼウム(管弦楽団)演奏会(Museumskonzert)は、1808年以来継続して今もなお行われており、これまでにカール・オルフ「カルミナ・ブラーナ」や、リヒャルト・シュトラウス自身の指揮による交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」「英雄の生涯」などの初演も多く行った。指揮者としてグスタフ・マーラーやヴィルヘルム・フルトヴェングラーなどを迎えたほか、ヨハネス・ブラームスとクララ・シューマンがソリストとして出演したこともある。
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