「ぐら・こん」の全国支部
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「COM (雑誌)」の記事における「「ぐら・こん」の全国支部」の解説
「ぐら・こん」は地域別による支部制をとり、1967年3月号で「北海道支部、東北支部、東京支部、関東支部、中部支部、近畿支部、中国支部、四国支部、九州支部」の募集が行われたが、実際に設立され活動したのは東京支部(1967年6月号)、関東支部(1967年6月号)、北海道支部(1967年7月号)、中部支部(1967年11月号)、関西支部(1968年4月号)、宮城支部(1968年11月号)、山形支部である。 北海道支部は会誌『ミロ』を発行。1967年9月下旬、札幌市中央区北3条の喫茶店「雪印パーラー」にて「まんがマニアの集い!」を開催した。『北海タイムス』に写真入りで活動が紹介されたこともある。 東京支部は1967年10月22日に新宿の喫茶店「コボタン」で幹部会を開催。グループ新聞『ぐら・こん東京』を発行した。初代支部長は日野日出志。 関東支部は毎月1回、第1日曜日にコボタンで会合を開催した。会誌は『速報』(回覧誌)、『VIVA』、告知用の新聞『ふぁんだむ』。途中から会合は新宿の名曲喫茶「ウイーン」に変更された。 中部支部は1968年1月1日に正式に発足する。支部を愛知、静岡、新潟、長野など各々の県別にわけ、各グループにリーダーをおいた(会誌は各々の支部で編集)。作品は肉筆回覧誌『一番電車』の形で発表され、1968年1月5日には『一番電車』の創刊号を持って『COM』編集部を訪問、1968年6月には『一番電車』の2号を発行した。 関西支部は1968年3月31日に第1回総会を開催、初代支部長は作画グループ代表のばばよしあきが務めた。その後、会誌『ぐるーぷ』創刊号を1968年8月に出版する。同誌は貸本出版社の曙出版を通じて流通したので貸本屋に並んだ。1969年7月には『ぐるーぷ』2号を出版。1971年8月28日には大阪府教育会館にて同人誌即売会を含む漫画イベント「まんがフェスティバル」を開催した。 山形支部は1971年8月に討論会を開催する。
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