瀘州市 瀘州市の概要

瀘州市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/06 02:41 UTC 版)

中華人民共和国 四川省 瀘州市
瀘州老窖旅遊区
略称:
別称:酒城
旧称:江陽
四川省中の瀘州市の位置
簡体字 泸州
繁体字 瀘州
拼音 Lúzhōu
カタカナ転写 ルーチョウ
国家 中華人民共和国
四川
行政級別 地級市
瀘州市 1983
市長 劉国強
市委書記 朱以荘
面積
総面積 11,246 km²
市区 70 km²
海抜 300 m
人口
総人口(2015) 428.52 万人
人口密度 350.4 人/km²
市区人口(2015) 142.78 万人
経済
GDP(2017) 1596.21億元
一人あたりGDP 37020元
電話番号 0830
郵便番号 646000
ナンバープレート 川E
行政区画代碼 510500
市樹 ロンガン
市花 モクセイ
公式ウェブサイト http://www.luzhou.gov.cn/

地理

瀘州市は四川省南東部にあり、長江沱江の合流点に位置し、長江の南北にまたがっている。北東は重慶市栄昌区永川区江津区)に隣接し、東と南は貴州省赤水市習水県仁懐市金沙県七星関区)西南は雲南省威信県)に隣接する。西は宜賓市興文県江安県自貢市富順県内江市隆昌市に接する。

瀘州市は四川盆地雲貴高原が接合する部分にあり、四川盆地の中に丘陵地が姿を現し、四川盆地を取り巻く山々へとつながる。長江を境に、南側は低山や中位の山が多く、北側はごく少し低山があるほかは丘陵地形である。最低点は、長江が合江区を出る境界付近で海抜は203m、最高点は叙永県の分水楊龍彎粱子で海抜1,902m。

市内の河川は長江水系に属し、長江を主幹とし、樹枝状に南北方向に支流が分かれており、長江に注ぐ。主要な河川は長江本流のほか、沱江赤水河・古藺河・永寧河・塘河・瀬渓河・東門河など。

気候は湿潤な亜熱帯気候で四季ははっきりとし、冬は穏やかで短く、夏は長く暑い。

歴史

夏、および代には梁州に属したとされる。代には巴国の支配地域であった。周の慎靚王5年(紀元前316年)、恵文王張儀司馬錯らを派遣して巴と蜀を滅ぼし、同年巴郡が設置され、瀘州がその下に置かれた。

前漢景帝6年(紀元前151年)、蘇嘉を江陽侯に封じ、長江と沱江の交差する処へ置いたとの記録がみられる。現在の長江左岸(北岸)の瀘州市江陽区の位置であり、江陽県が置かれた。続く武帝建元6年(紀元前135年)には漢の西南部の少数民族を討伐して、その地に置かれた郡のひとつ犍為郡の管轄下になった。南北朝時代南朝宋がこの地を支配し、江陽郡を置いた。南朝梁武帝大同年間(535年 - 546年)には国内に州が設置されたが、この地は瀘州となった。

文帝仁寿年間には瀘州総管府が置かれ、次の皇帝の煬帝大業3年(607年)、瀘州を瀘川郡と改称された。続く高祖武徳元年(618年)には瀘州が復活し、武徳3年(620年)には再度、総管府が置かれ、武徳4年(621年)には都督府となった。

南宋孝宗乾道6年(1170年)には安撫使に昇格した。モンゴル帝国軍が四川盆地に侵入すると、瀘州城は各地に遷りながら抗戦を続けた。まず現在の合江県榕山に、次いで宜賓市江安県の三江磧に、さらに合江県の安楽山に、最終的には合江県の神臂崖に築城し35年間戦った。代には重慶路に属した。

太祖洪武6年(1373年)、瀘州は四川行省の直隷となり、洪武9年(1376年)には四川布政使司の直隷に改められた。嘉慶7年(1802年)、瀘州には川南永寧道(1908年に下川南道と改名)が置かれた。

中華民国が発足すると瀘州は瀘県となり永寧道が置かれた。1935年には第七行政督察区が設置された。

1949年12月に人民解放軍が瀘県を占領すると、瀘州を管轄する行政組織は様々に変わった。瀘州は、川南人民行政公署(省級に相当)、瀘州、瀘県区行政督察専員公署(地級)、瀘州専区専員公署(地級)、瀘州市(川南行署の管轄)の所在地となる。1960年7月14日、中華人民共和国国務院は瀘州専区を廃し、その県や市は宜賓専区所属となった。1983年3月3日、国務院は瀘州市を省轄市に改め、もとの宜賓地区の瀘県・納渓・合江・叙永・古藺の5県を瀘州市に帰属させた。




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