東京農工大学
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大学関係者と組織
大学関係者組織
- 東京農工大学には生活協同組合があるが、この生活協同組合に勤務していた職員と学生のやりとりが生協の白石さんという書籍にまとめられ、発売されるほどの話題となった。なお白石さん(白石昌則)が転勤になった後でも質問掲示板と職員とのやり取りは続いており、似たような質問が書き込まれている。
大学関係者一覧
施設
キャンパス
府中キャンパス
- 使用学部:農学部
- 使用研究科:大学院農学府、大学院連合農学研究科、岐阜大学大学院連合獣医学研究科、大学院農学研究院(研究組織)
- 交通アクセス:京王線府中駅、JR武蔵野線北府中駅
- 農学部本館は登録有形文化財に登録されている[46]。
小金井キャンパス
- 使用学部:工学部
- 使用研究科:大学院工学府、大学院生物システム応用科学府、大学院技術経営研究科、大学院工学研究院(研究組織)
- 交通アクセス:JR中央線東小金井駅
- 東京農工大学科学博物館(旧:蚕病試験場参考品陳列館)が併設されている[47]。
「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」活動宣言
- 2019年8月9日(金)に、SDGsの達成、2050年石油ベースプラスチックゼロに向けて、使い捨てプラスチックの削減と、課題解決のための新素材の創生等を含めた研究の推進に取り組む「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」(TUAT Plastic 5R Campus)活動を宣言した。
- 海洋汚染の原因とされるプラスチックごみの規制は、2019年6月のG20大阪サミットでも焦点の1つとなったが、東京農工大学ではマイクロプラスチック汚染について研究を続けてきた高田秀重農学研究院教授を中心とする農学・工学融合の研究チームを発足し、早期からこの課題に取り組んできた。
- 今回のこの活動宣言に基づいて、東京農工大学では、プラスチック削減策(マイボトル用給水器設置によるペットボトル削減、生協購買部等の学内販売におけるレジ袋の削減及び大学ノベルティーグッズからのプラスチック削減への取組)、教育活動を通じた次世代の育成並びに社会貢献活動を通じた普及啓発活動に取り組んでいる。
- 2019年8月9日(金)に、使い捨てプラスチック削減に向けて、東京農工大学が行う社会貢献活動の一環として、東京都が行うプラスチック削減の普及啓発活動にも協力することを目的に東京都との間で協定を締結した。
- カーボンニュートラルの取り組みの一環として、太陽光発電設備も導入してきている。
太陽光発電設備を導入
- 2021年度においては公益財団法人東京都環境公社の地産地消型再エネ増強プロジェクトの補助金を活用し、大規模な太陽光発電設備を整備した。このことにより府中キャンパスの発電容量は104kWから473kWへ、小金井キャンパスの発電容量は175kWから419kWへと増加した[48]。
学生寮
- 大学が運営する学生寮として、小金井キャンパスに男子寮(欅寮)と女子寮(桜寮)、府中キャンパスに女子寮(楓寮)と男女混合寮(檜寮)がある。いずれも経済的困窮度が高い学生を対象とし、入寮願に基づいて選考に選ばれた者が入寮できる[49]。
- 外国人留学生に対しては、欅寮・楓寮・檜寮の定員に留学生枠がある他、両キャンパス内にそれぞれ留学生寮「国際交流会館」が設置されている。また、外国人留学生は小平市にある一橋大学国際学生宿舎(周辺の国立大学の共同運営宿舎)に入寮することもできる[50]。
対外関係
他大学との協定
- 多摩地区国立5大学(単位互換制度や図書館相互利用協定などが締結されている)
- 連合農学研究科の設置連合大学
- 連合獣医学研究科の設置連合大学
- 単位互換制度大学院
姉妹校協定校
- アジア(75校)
- 中国
- 浙江大学 (1986.6.24)
- 南京林業大学 (1987.6.23)
- 華東理工大学 (1998.8.31)
- 中国農業大学 (1998.10.12)
- 東北林業大学 (1999.9.8)
- 南京農業大学 (2000.2.29)
- 瀋陽農業大学 (2000.3.13)
- 東華大学 (2000.8.14)
- 東北農業大学 (2002.1.19)
- 貴州大学 (2004.9.9)
- 北京郵電大学 (2006.5.8)
- 雲南民族大学 (2008.4.7)
- 北京林業大学 (2008.10.15)
- 大連理工大学 (2008.6.3)
- 清華大学 (2008.7.7)
- 中国計量学院 (2009.8.1)
- 中国環境科学研究院 (2010.10.1)
- 上海市農業科学院 (2014.9.1)
- 南京工業大学 (2015.10.1)
- 合肥工業大学 (2016.4.1)
- 中国農業科学院・農業資源及び農業地域計画研究所 (2017.2.26)
- 内モンゴル自治区園芸研究院 (2017.3.3)
- 台湾
- 韓国
- フィリピン
- ベトナム
- カントー大学 (1996.4.6)
- フエ大学 (2003.10.16)
- ハノイ科学技術大学 (2010.12.14)
- ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学 (2010.12.16)
- ホーチミン市科学大学 (2010.12.16)
- ホーチミン市国際大学 (2013.3.1)
- FPT大学 (2014.8.1)
- ベトナム林業大学 (2014.11.1)
- ベトナム国立農業大学 (2015.4.1)
- ノンラム大学 (2015.12.1)
- チャビン大学 (2016.11.1)
- マレーシア
- ブルネイ
- ブルネイ・ダルサラーム大学 (2015.5.7)
- インドネシア
- ラオス
- ラオス国立大学 (2006.12.6)
- カンボジア
- カンボジア工科大学 (2005.3.29)
- カンボジア王立農業大学 (2005.3.30)
- タイ
- チュラーロンコーン大学 (1988.12.23)
- カセサート大学 (2004.5.12)
- モンクット王工科大学トンブリー校 (2004.9.16)
- マヒドン大学 (2005.5.9)
- 泰日工業大学 (2007.8.3)
- マハナコーン工科大学 (2010.11.1)
- チエンマイ大学 (2010.11.11)
- ナレスアン大学 (2012.9.1)
- スラナリー工科大学 (2012.12.1)
- モンクット王工科大学ラートクラバン校 (2013.1.1)
- ミャンマー
- イエジン農業大学 (2004.8.30)
- バングラデシュ
- スタムフォード大学 (2005.12.28)
- チッタゴン大学 (2014.7.1)
- ラジシャヒ大学 (2016.8.1)
- インド
- コルカタ大学 (2009.2.28)
- ネパール
- 農林大学 (2013.4.1)
- スリランカ
- ペラデニア大学 (2016.5.12)
- 中国
- 中東(5校)
- アフリカ(3校)
- ヨーロッパ(44校)
- イギリス
- ブライトン大学 (2006.1.31)
- オックスフォード大学 (2013.9.1)
- リヴァプール大学 (2017.7.1)
- フランス
- モンペリエ大学第1校 (2013.6.1)
- レンヌ第1大学 (2014.1.1)
- トゥールーズ第3大学(ポールサバティエ大学)(2015.8.3)
- ナント通信工学・人工頭脳学研究所 (2015.1.1)
- パリエストクレイユ大学 (2017.1.1)
- グルノーブルアルプス大学 (2016.4.1)
- EIEEEパリ・エンジニア学院 (2018.4.30)
- ドイツ
- アーヘン工科大学 (1982.10.19)
- ホーエンハイム大学 (2011.2.22)
- ライン・フリードリヒ・ヴィルヘルム大学ボン (2011.8.11)
- シュタインバイス大学 (2013.4.1)
- ミュンヘン工科大学 (2013.4.1)
- 生物的防除研究所 (2014.7.1)
- ライプニッツ農業景観研究センター (2016.3.3)
- オランダ
- ヴァーヘニンゲン大学 (2014.7.7)
- フローニンゲン大学 (2017.5.18)
- イタリア
- スペイン
- ポルトガル
- リスボン大学 (2015.6.11)
- オーストリア
- ウィーン獣医科大学 (2015.10.20)
- スウェーデン
- スウェーデン王立工科大学 (1999.9.21)
- カロリンスカ研究所 (2016.8.1)
- フィンランド
- チェコ
- チェコ工科大学 (1994.4.1)
- ポーランド
- ポーランド日本情報工科大学 (2002.1.15)
- ヤゲロニア大学 (2018.5.28)
- ブルガリア
- トラキア大学 (2007.6.5)
- ウクライナ
- キエフ工科大学 (2013.10.1)
- ロシア
- 太平洋国立大学 (2003.9.3)
- モスクワ大学生物学部 (2012.8.1)
- モスクワ大学土壌学部 (2013.11.1)
- ロシア科学アカデミー (2017.12.1)
- リトアニア
- アレクサンドラス・ストゥルギンスキス大学 (2016.11.7)
- ウズベキスタン
- ウズベキスタン国立大学 (2007.3.1)
- タシュケント州立農業大学ヌクス校 (2017.7.1)
- イギリス
- 北アメリカ(10校)
- アメリカ合衆国
- ニューヨーク州立大学バッファロー校 (1992.6.25)
- パデュー大学 (1993.1.22)
- ハワイ大学マノア校 (1997.2.28)
- ハワイ大学マノア校熱帯農業人材大学 (2015.7.1)
- ハワイ大学マノア校工科大学 (2017.7.5)
- カリフォルニア大学デービス校 (2002.4.1)
- コーネル大学 (2012.7.1)
- カリフォルニア大学リバーサイド校 (2013.11.27)
- アリゾナ州立大学 (2016.4.11)
- アリゾナ大学 (2016.5.28)
- ジョージア大学 (2016.7.1)
- デューク大学 (2017.8.30)
- アメリカ合衆国
- 南アメリカ(4校)
- その他(1校)
- 国際連合
- 国際連合食糧農業機関 (FAO) (2013.6.1)
- 国際連合
- ^ a b c d “沿革”. 東京農工大学. 2018年9月7日閲覧。
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- ^ “女子学生が集まる農工大。要となるのは「キャリアパスを描ける教養」” (2020年5月27日). 2022年4月27日閲覧。
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- ^ a b “2019年度大学案内” (pdf). 東京農工大学. 2018年9月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 分野は2019年度大学案内の各学科の紹介ページによる[6]。
- ^ “2019年(平成31年)4月の東京農工大学工学部の学科改組について”. 東京農工大学. 2018年9月7日閲覧。
- ^ a b 部門は、国立大学法人東京農工大学学則による。
- ^ 2018年度入学生用の前期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則によると、専修として、生命機能工学、応用生物工学、バイオソサエティ工学があるとされている。
- ^ 2018年度入学生用の前期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則によると、専修として、物質応用化学、有機材料化学、システム化学工学、物質生物計測があるとされている。
- ^ 2018年度入学生用の前期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則によると、専修として、システム基礎解析、設計生産システム、機械知能システム工学があるとされている。
- ^ 2018年度入学生用の前期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則でも、専修として、量子系工学専修、複雑系工学専修があるとされている。
- ^ 2018年度入学生用の前期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則によると、専修として、電気電子システム工学、電子メディア工学、環境エネルギー工学があるとされている。
- ^ 2018年度入学生用の前期課程学生募集要項、東京農工大学学則
- ^ 2018年度入学生用の後期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則によると、専修として、生命機能工学、応用生物工学、バイオソサエティ工学があるとされている。
- ^ 2018年度入学生用の後期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則によると、専修として、物質応用化学、有機材料化学、システム化学工学、物質生物計測があるとされている。
- ^ 2018年度入学生用の後期課程学生募集要項。なお、東京農工大学学則によると、専修としてシステム基礎解析、設計生産システム、機械知能システム工学があるとされている。
- ^ 分野は2018年度入学生用の『大学案内』による。なお、東京農工大学学則によると、専修として、物理応用工学、電子応用工学、知能・情報工学、環境エネルギー工学があるとされている。
- ^ 教育研究分野は、2018年入学生用の前期課程学生募集要項による。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、生産機能利用学、生産機能解析学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、農業経営経済学、人間自然共生学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、分子生命化学、生物機能化学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、生物制御学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、資源物質科学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、環境保護学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、生態系計画学、森林環境学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、生産環境工学があるとされている。
- ^ 東京農工大学学則によると、専修として、国際環境修復保全学、国際生物生産資源学、国際地域開発学があるとされている。
- ^ 2018年入学生用の博士前期課程学生募集要項、2017年入学生用の博士後期課程学生募集要項
- ^ 大講座は、東京農工大学学則による。
- ^ “農工夢市場”. 農工大FSセンター. 2016年9月28日閲覧。
- ^ 「東京農工大・小金井キャンパス 動物救急医療センター開設へ ニーズ高い土日祝日・年末年始も」『朝日新聞』朝刊2022年11月25日(東京面)王実閲覧
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- ^ 【わがまち お宝館】東京農工大学科学博物館(東京・小金井市)製糸業の歩み伝え130年『朝日新聞』朝刊2019年1月23日(第2東京面)。
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固有名詞の分類
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