全血球計算 赤血球系

全血球計算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 05:04 UTC 版)

赤血球系

赤血球とは血色素ヘモグロビンにより生体の酸素運搬を担う血液細胞であり、核をもたず両面が凹んだ円盤状の特徴的な形態をとる。直径は6から9 μm程度である。 健康成人では一秒間に200万個の赤血球が産生されている[16]。赤血球は血液細胞の中では寿命が長く、120日程度である[2]

赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット

赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリットはいずれも血液の酸素運搬機能を反映する。 これらは平行して増減する(ヘモグロビン濃度は赤血球数(百万/μL)の3倍程度、ヘマトクリットはヘモグロビン濃度の3倍程度[6])が、3つのなかでもっとも重要なのは、酸素運搬機能を担うヘモグロビンである。 [7]

赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリットの生理的変動

年齢差があり、新生児期にもっとも高く、小児期は成人より低値で性差はない。 成人では男性の方が高い。高齢者は低値傾向を示す。 赤血球数などは妊娠中後期では低下するが、これは循環血漿量が増加し希釈された結果である。 その他、喫煙や高地居住で代償的に上昇する[8]:33-37

血漿量の変動によるものについては「#生理的変動」を参照されたい。

貧血

貧血とはヘモグロビン濃度の異常な低下により酸素運搬機能が低下した状態と定義される。ヘマトクリットや赤血球数も同時に低下していることが多いが、例外として、サラセミア(ヘテロ接合体)では貧血にもかかわらず赤血球数は正常かむしろ増加することがある[17]

貧血は、赤血球の産生低下によるもの(網赤血球低下)と、赤血球の破壊/喪失によるもの(赤血球の産生・網赤血球は増大)とに大別される[18]。 貧血の原因究明に最も重要な赤血球指数はMCVであり、MCVが100以上の大球性貧血、80から100の正球性貧血、80以下の小球性貧血に分類して鑑別診断が行われるが、詳細は「#MCV」を参照されたい[19][4]。 また、貧血の鑑別診断には血球の形態学的な情報が重要となるので、末梢血塗抹検査をあわせて行うことが推奨されている[20]

WHOのヘモグロビン濃度(g/dL)による貧血の定義
年齢 男性 女性
6ヶ月から5歳未満 11.0未満
5歳から11歳 11.5未満
12歳から14歳 12.0未満
15歳以上 13.0未満 妊婦以外:12.0未満
妊婦:11.0未満

[21][※ 3]

赤血球の産生低下による貧血

赤血球の産生低下による貧血では骨髄での造血低下を反映して網赤血球が減少している[18]

栄養性                                                                                        

鉄欠乏性貧血ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症、があげられる。

骨髄造血機能の異常

サラセミア、鉄芽球性貧血、再生不良性貧血、赤芽球癆、白血病、広範な悪性腫瘍の骨髄転移、 化学療法や放射線療法による骨髄機能抑制、などがあげられる。

腎性貧血

腎機能の低下により、腎でのエリスロポエチン造血を促進するサイトカイン)産生が低下するためである。

加齢に伴う貧血

加齢による骨髄機能やアンドロゲンの低下、腎性貧血、などによるとされるが、慢性炎症に伴う貧血や骨髄異形成症候群が併存する場合もある[17][19]

慢性疾患(炎症)に伴う貧血(症候性貧血)

悪性腫瘍、重症感染症、肝疾患、内分泌疾患、など、さまざまな慢性疾患で二次性の貧血がみられる。 鉄代謝の障害によるものであるが、鉄欠乏性貧血とは異なり、多くは正球性である[17]

赤血球の破壊・喪失による貧血

赤血球の破壊・喪失による貧血では、通常、骨髄での造血が亢進して網赤血球が増加している[18]。 赤血球は寿命が長いため、急速に進む貧血は赤血球の破壊か喪失が原因と考えられる[2]

溶血

先天性の溶血性疾患には、酵素異常によるもの(G6PD欠損症、ピルビン酸キナーゼ異常症など)と赤血球の膜異常によるもの(遺伝性球状赤血球症など)がある。 後天性に溶血を来す疾患は多数あるが、自己免疫性溶血性貧血、不適合輸血、血栓性微小血管症英語版溶血性尿毒症症候群など)、熱傷、感染症(マラリアなど)、薬剤、などがあげられる[22]

出血

急性のもの(外傷、手術、急性消化管出血、異所性妊娠、産科的出血、大動脈瘤破裂、など)と慢性のもの(月経、慢性消化管出血、など)がある。 なお、急性出血では赤血球系の数値は即座には低下せず血管内体液量が回復してから希釈により低下するのに注意する。 慢性出血では鉄欠乏性貧血を合併することも多い[23][24]。 (g/dL)

多血症

多血症とは、ヘモグロビン濃度の異常な上昇であり、18g/dL以上(または、男性で18g/dL以上、女性で16g/dL以上)とされる。同時に赤血球数・ヘマトクリットも高値をとる[19][2]

代償性増加
チアノーゼ性先天性心疾患慢性閉塞性肺疾患喫煙高地居住、などでは、低酸素血症に適応するために、赤血球の産生が増加する。二次性多血症とよばれる[19]
腫瘍性増加
真性多血症造血幹細胞の異常により赤血球・白血球・血小板すべての系統の血液細胞が異常に増殖する病態である。
エリスロポエチン産生の亢進
まれに、造血を促進するサイトカインであるエリスロポエチンが悪性腫瘍などにより産生されることがある。
相対的増加
脱水(嘔吐、下痢、熱傷、水分摂取不足、など)による体液量減少のため、血液が濃縮されて相対的にヘモグロビン濃度などが高値となる場合があり、相対的多血症とよばれる[19]

MCV

MCV(Mean Corpuscular Volume[※ 4]、平均赤血球容積)は自動血球計数機で計測される赤血球容積の平均値であり、およそ80から100 fL(フェムトリットル、10-15 L)程度である。 自動血球計数装置が使用できない場合は、遠心法で求めたヘマトクリットと視算で求めた赤血球数から下の式で求めることができる。

MCV(fL) = ( ヘマトクリット(%) × 10 )/ 赤血球数(106/μL)

MCVは末梢血塗抹検査でみられる赤血球の大きさ(大球性/小球性)と平行し、臨床的意義もほぼ同じである。MCVが100 fL超であれば大球性、80 fL未満であれば小球性とみなせる。

MCV低値に関連する病態

MCV低値を伴う貧血、すなわち、小球性貧血の主要な原因は、鉄欠乏性貧血、慢性疾患に伴う貧血[※ 5]、サラセミア、である(まれに鉄芽球性貧血によることもある)[20]。 小球性貧血では、まず、血清フェリチンなど鉄欠乏のマーカーの検索が行われる[19]

MCV高値に関連する病態

巨赤芽球性貧血
DNA合成障害のため赤芽球の成熟異常が起こり、巨赤芽球がみられる状態である。

ビタミンB12欠乏症と葉酸欠乏症が代表的であるが、抗がん剤などの薬剤によるDNA合成障害や遺伝性のものも含まれる[20][25]

薬剤性
抗がん剤、核酸アナログ、などDNA合成を障害するものの他、葉酸・ビタミンB12の腸管からの吸収を阻害するもの(抗菌剤など)も含まれる。
アルコールの過剰摂取
MCVの上昇は、γGT上昇と並んで、アルコール過剰摂取の鋭敏なマーカーである[26]
網赤血球が著増する病態
急性出血、溶血性貧血、などにおいては、成熟赤血球より大きい網赤血球が増加するため、MCVも大きくなる。
骨髄疾患
骨髄異型性症候群など、腫瘍性疾患の一部でMCVが上昇することがある。
その他
甲状腺機能低下症、肝疾患(肝硬変など)でもMCVの上昇がよくみられる[17]

MCVが正常の貧血

正球性貧血では、急性の出血・失血、溶血性貧血、慢性疾患に伴う貧血[※ 5]、骨髄造血機能の低下(再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、白血病)、腎性貧血(腎でのエリスロポエチン産生低下)などが考えられる[19][17]

MCHC

MCHC (平均赤血球血色素濃度、Mean Corpuscular Hemoglobin Concentration)は、以下の式で算出する。

MCHC(g/dL) = ( ヘモグロビン(g/dL) × 100 )/ ヘマトクリット(%)

末梢血塗抹検査でみられる赤血球の色素量(正色素性/低色素性)と平行し、臨床的意義もほぼ同じである。 MCHCが32から36 g/dLぐらいが正色素性に相当する[10]:164

なお、MCHCの単位は、従来は%が用いられていたが、近年はヘモグロビン濃度に準じてg/dLがもちいられることが多くなってきている[27]

平均赤血球血色素濃度英語版」も参照。

MCHCが低値をとる病態

鉄欠乏性貧血サラセミア鉄芽球性貧血、慢性炎症に伴う貧血、など、低色素性貧血に含まれる疾患があげられる[10]:164[2]

MCHCが高値をとる病態

赤血球内のヘモグロビン濃度はおよそ36 g/dLで飽和状態であり、MCHCが高値をとることは本来はないはずである[10]:164。 しかし、例外として、遺伝性球状赤血球症では36-38 g/dL程度になることがある(自動血球計数機でMCVを測定する際に、正常の赤血球は葉巻状に変形しているが、遺伝性球状赤血球症では赤血球の変形が不十分なため、MCVが低く算出されるためである)。 MCHC高値があれば、まず、遺伝性球状赤血球症を疑う[28]。 その他、赤血球凝集によりMCHCが偽高値を呈することがある[10]:164

MCH

MCH(Mean Corpuscular Hemogolobin、平均赤血球血色素量)は、MCV、MCHCに比較し、臨床的意義が少なく、あまり用いられない[10]:164

MCH(pg) = ( ヘモグロビン(g/dL) × 10 )/ 赤血球数(106/μL)

平均赤血球血色素量英語版」も参照。

その他の赤血球関連項目

赤血球分布幅(RDW)

赤血球分布幅(RDW)とは、自動血球計数機で算出される、個々の赤血球の容積のばらつき(鏡検での赤血球大小不同)を表す指標であり、 表現法としては、変動係数(標準偏差×100/平均)を用いるRDW-CVと標準偏差をもちいるRDW-SDとがある。 文献により記載は異なるが、健常人のRDW-CVは11-16 %、RDW-SDは39-46 fL程度である[29]

RDWは貧血の鑑別に有用である。 たとえば、サラセミア鉄欠乏性貧血はいずれも小球性(赤血球の径/容積が小さい)貧血をきたすが、サラセミアではRDWは通常正常であるのに対し鉄欠乏性貧血ではRDWが上昇、すなわち、赤血球の容積のばらつきが大きくなる。 また、RDW上昇は貧血の早期の兆候でありうる。栄養欠乏性貧血ではヘモグロビン低下やMCVの異常(鉄欠乏性貧血の場合は低下、ビタミンB12や葉酸の場合は上昇)より前にRDWの高値が出現する。 その他、RDWの上昇は、破砕赤血球、赤血球凝集、などの存在を疑うきっかけとなる[4][4][6]

さらに、血液疾患以外においても、RDW高値は予後不良と相関するとの報告がある[29]

赤血球分布幅英語版」も参照。

網赤血球

網赤血球(網状赤血球[※ 6])とは、赤芽球が核を失った直後の未成熟な赤血球である。末梢血中で1、2日以内に細胞膜の20-30 %、および、リボソームミトコンドリアなどの細胞内小器官を失って、成熟赤血球となる[16]。 網赤血球は成熟赤血球より若干大きく、細胞内にはリボソームなどが残存し、超生体染色[※ 7]では、青色の網状の構造物として染め出される[30]。 なお、ロマノフスキー染色では網赤血球は青みを帯びた大型の赤血球として見える(末梢血塗抹検査では網赤血球は多染性赤血球とよばれる)。

網赤血球は、全赤血球中の網赤血球の比率として報告されるのが通常であるが、赤血球数は輸血などにより変動するため、臨床的には絶対数(赤血球数×網赤血球比率)で判断する必要がある[8]:33-37[2]:34[※ 8]。 文献により基準値は異なるが、健常成人では0.2-2.6 %[2]、ないし、0.5-2 %[30][10]:254、絶対数では、2.5万-10万 /μL[2]程度である。なお、新生児では高値をとるが、生後まもなく成人の値に近づく[31]

網赤血球は貧血の鑑別に必須の検査である。 網赤血球の増加は赤血球形成の亢進を意味する。貧血で網赤血球が増加していれば、骨髄の赤血球形成(造血機能)は正常で出血や溶血などにより貧血がおこっていると推測できる。 逆に、貧血が持続しているにもかかわらず網赤血球が増えていなければ、骨髄の造血機能に異常があると推察される[17]

自動血球計数機の中には、RNA(リボソーム核酸)の染色により網赤血球をカウントする機能をもつものもあり、 必要に応じ、血算に追加して検査される。 (網赤血球数は血算関連の項目の中でも自動化が遅れて目視でのカウントが続いていたが、今日ではもっぱら自動血球計数機が用いられる。ただし、現時点では、まだ機種間差があるので、注意する必要がある。)[4][9]

なお、自動血球計数機の機種によっては、RNA含量の高い幼若網赤血球分画を計測できるものもあり、造血亢進有無の判断に有用とされる [10]:3,187[30][9]。また、機種により算出される網赤血球のヘモグロビン含量も鉄欠乏の優れた指標とされる[4]

有核赤血球

有核赤血球とは、末梢血中のをもった赤血球、すなわち、赤芽球である。 出生直後を除けば、有核赤血球が認められたら必ず異常であり、 急激な赤血球形成の亢進(大量出血後など)、各種の骨髄障害、髄外造血脾臓摘出後、各種の重篤な疾患、などが考えられる。 自動血球計数機の中には有核赤血球を認識して報告できるものも存在するが、白血球と誤認する機種もあり、注意を要する[29][32]

破砕赤血球

破砕赤血球とは、断片化して、三日月型、三角形、ヘルメット型、などを呈する赤血球である。 血管内の血栓(血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)播種性血管内凝固症候群(DIC)、血栓性微小血管症(TMA)、溶血性尿毒症症候群(HUS)HELLP症候群)や、心臓の人工弁などによりで赤血球が破砕されるために生じると考えられている。 自動血球計数機の中には破砕赤血球の比率を算出できるものがあり、全赤血球の0.6 %以上であれば有意とされる[9]

末梢血塗抹検査#破砕赤血球」、「破砕赤血球英語版」も参照。


  1. ^ 動脈血は静脈血に比べ薄く毛細管血はその中間である(心臓から拍出された動脈血は、静脈血およびリンパ液として心臓に戻る。リンパ液の分だけ静脈血は濃縮されていることになる)ので、血球数やヘモグロビンは、静脈血以外では若干低値になる。
  2. ^ 血中のヘモグロビンは、酸素化ヘモグロビン、還元型(脱酸素化)ヘモグロビン、鉄イオンが酸化されたメトヘモグロビン、一酸化炭素と結合したカルボキシヘモグロビン、など、さまざまな形態で存在し、それぞれ、吸収スペクトル(波長ごとの吸光度)が異なる。シアン化カリウムとフェロシアン化カリウムを含む試薬で処理してそれらを全てシアンメトヘモグロビンに変換して波長540 nmの吸光度を測定することにより、正確なヘモグロビン定量結果が得られる。なお、シアンを含む試薬の環境負荷を避けて界面活性剤を使用する機種もあるが、ヘモグロビンの形態を統一する原理は同じである。
  3. ^ WHOの貧血の定義は世界共通のものであるが、高地や喫煙者では調整、すなわち、より閾値を高くする必要がある。
  4. ^ MCVの「C」は、通常、corpuscular(血球)の略であるが、cell(細胞)の略とされる場合もある。MCH、MCHCについても同様である。
  5. ^ a b 慢性疾患(炎症)に伴う貧血とは、慢性感染症、膠原病、悪性腫瘍などさまざまな全身疾患に伴う二次性貧血であり、その主な機序は慢性の炎症に伴う鉄利用障害である。正球性であることが多いが、鉄欠乏性貧血と同様に小球性貧血の形を取ることもありうる。
  6. ^ 網赤血球と網状赤血球は同義であるが、内科学会・血液学会が正式の用語としているのは網赤血球である。
  7. ^ ニューメチレンブルー、ブリリアントクレシルブルー、などの塩基性色素は生きた細胞に吸収されてRNAが染色される。これを超生体染色(または生体染色)とよんでいる。
  8. ^ 網赤血球比率の単位は、かつてはパーミル(千分率)が用いられたが、近年はパーセント(百分率)で表現することが多い。
  9. ^ 健常人では、循環血好中球(末梢血液中に存在して循環し血算でカウントされる)と血管辺縁好中球(血管内皮細胞付近にとどまっていて、採血では存在を知ることができない)がほぼ同数であるが、分布異常により、みかけの白血球増多または減少を呈する人がいる。特に臨床的意義はない。
  10. ^ 自動血球計数機には、芽球や未熟な顆粒球、左方移動、異常リンパ球、などが疑われる場合は警告フラグを立てる機能をもつものも多い。検査室では、施設ごとの基準により、警告フラグが出たものの中から末梢血塗抹検査を追加するものを選択する。
  11. ^ 乳幼児では、出生直後を除き、3、4歳ごろまでリンパ球が好中球よりも優位である。
  12. ^ 白血球数の日本人共用基準範囲は3300から8600 /μLであり、健常人でも4000 /μL以下の例が多数存在することに留意すべきである。
  13. ^ 巨大血小板症候群や、ときに骨髄異形成症候群でもみられる巨大血小板は自動血球計数機で血小板と認識されず、実際よりも低値で報告されることがある。
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  37. ^ 竹中 克斗「骨髄増殖性腫瘍の初期診断と外来治療」『日本内科学会雑誌』第111巻、2022年、1364-1370頁、doi:10.2169/naika.111.1364 


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