鉄芽球性貧血

血液用語辞典

鉄芽球性貧血 ( sideroblastic anemia )

このタイプの貧血は、赤血球のヘム合成（鉄とヘモグロビンの化合物）の過程で障害が起こり、鉄の利用効率が低下して起こる貧血のことを言います。ちなみに、鉄芽球というのは骨髄で作られている赤芽球に鉄顆粒と呼ばれる物質が沈着している血球のことです。また、この貧血には遺伝性のもの（おもに男性に起こる）と後天性のものがあり、後者の場合、鉛中毒、アルコール中毒、抗結核薬などの服用、造血器の障害、悪性腫瘍にともなって起こるもの、その他があります。

女性のからだ用語解説

鉄芽球性貧血（てつがきゅうせいひんけつ）

骨髄に「鉄芽球（てつがきゅう）」という特殊な赤芽球（せきがきゅう：赤血球の母細胞）がみられ、赤血球のヘモグロビン合成が正常に行われない病気。

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鉄芽球性貧血

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/04/20 17:53 UTC 版)

鉄芽球性貧血(てつがきゅうせいひんけつ: Sideroblastic anemia)とは、鉄が有っても使うことが出来ずに起こる貧血。