低色素性貧血

デジタル大辞泉

ていしきそせい‐ひんけつ【低色素性貧血】

読み方：ていしきそせいひんけつ

貧血の分類の一つ。赤血球に含まれるヘモグロビンの濃度が減少している貧血。鉄の欠乏などによるヘモグロビンの産生障害が疑われる。小球性低色素性貧血となることが多い。→正色素性貧血

血液用語辞典

低色素性貧血 ( hypochromic anemia )

色素指数が0.9（または0.85）以下の貧血で、作られる赤血球にくらべて赤血球中のヘモグロビンの含有量が少ない特徴があるため、ヘモグロビンの合成機能になんらかの障害が疑われます。鉄欠乏性貧血、鉄芽球性貧血、サラセミアなども広くはこの貧血の仲間です。