鉄動態検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:15 UTC 版)
鉄動態検査は鉄動態(フィロカイネティックス)を調べる検査。放射線標識した59Feを用いて検査する。 血漿鉄消失時間(PIDT、 PIDT 1 2 {\displaystyle {\mbox{PIDT}}_{\frac {1}{2}}} )血漿鉄消失時間(けっしょうてつしょうしつじかん)は、血漿から鉄が消失する時間。 意義鉄がどれだけの速さで消費されるかを表す。 方法59Feを静脈注射して、放射能が 1 2 {\displaystyle {\frac {1}{2}}} になるまでの時間を計る。 正常値 : 60〜120分 判定 血漿鉄消失時間[分]意味判定120 〜 000 鉄過剰、又は鉄の利用障害 再生不良性貧血、等 060 〜 120 正常 000 〜 060 鉄不足、又は利用亢進 溶血性貧血、鉄欠乏性貧血、鉄芽球性貧血、等 赤血球鉄利用率(%RCU)赤血球鉄利用率は、投与した鉄の内何%が赤血球産生に使われたかを表す率。 正常値 : 80〜100% 判定 赤血球鉄利用率[%]判定80 〜 00 正常、鉄欠乏性貧血、等 00 〜 80 鉄芽球性貧血、溶血性貧血、等
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