保谷駅 保谷駅の概要

保谷駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 11:04 UTC 版)

保谷駅
北口(2021年11月)
ほうや
Hōya
SI11 大泉学園 (1.6 km)
(2.3 km) ひばりヶ丘 SI13
所在地 東京都西東京市東町三丁目14番30号
駅番号 SI12
所属事業者 西武鉄道
所属路線 池袋線
キロ程 14.1km(池袋起点)
小竹向原から10.7 km
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
[西武 1]53,701人/日
-2022年-
開業年月日 1915年大正4年)4月15日
テンプレートを表示
南口(2012年4月)

駅長室の所在地は西東京市だが、プラットホーム東側の3分の1ほどは練馬区にもまたがっている。

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線と橋上駅舎を有する地上駅。所沢寄りに保谷電留線があり、池袋駅との間の各駅停車の多くは当駅が始発・終点となっている。また、地下鉄直通列車も一部が当駅で折り返す。保谷乗務所が設置されており、当駅を停車する多くの列車で乗務員の交替が行われる。

ホームと橋上駅舎との間には、各ホームにそれぞれエレベーターが1基とエスカレーターが上下2基設置されている。なお3番ホームの幅員が1番・2番ホームよりも狭いことから、3番ホームからの上りエスカレーターはおよそ1人分の幅しかない規格のものが使用されている。橋上駅舎には改札内コンコースに多機能トイレがあり、改札外は南北自由通路となっている。北口側は地上との間にエレベーターと上りエスカレーターが1基ずつ、南口側はペデストリアンデッキに接続しているほか、エレベーターと上りエスカレーターが1基ずつ設置されている。

のりば

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 池袋線 下り 所沢飯能西武秩父方面  
2 一部の列車
上り 練馬池袋新木場渋谷横浜方面 当駅始発など
3  

(出典:西武鉄道:駅構内図

  • 実際には2番ホームの方面表記は未記載である。

2番ホームの用途は概ね次の3通りである。

  1. 当駅止まり列車の大半
    当駅止まりの列車は2番ホームに停車した後、通常は保谷電留線に入庫する。ただし当駅から下り回送列車となる場合には、1番ホームに停車することがある。
  2. 当駅始発列車の一部
    上り始発列車は原則3番ホームから出発するが、朝ラッシュ時や折り返し時間が短い場合などに、2番ホームに到着した当駅止まりの列車がそのまま折り返すことがある。その場合、西武新宿線各駅の上りホームと同じメロディが流れる。また下り列車は唯一初電車のみが当駅始発で、2番ホームから出発する。
  3. 下り優等列車の待避
    当駅で特急および快速急行の通過待ちや「S-TRAIN」との接続(※平日ダイヤのみ)を行う下り列車がある。またダイヤが乱れた場合には、急行や快速を待ち合わせる場合もある。
  • 有料座席指定列車「S-TRAIN」は、平日ダイヤのみ上下列車とも当駅に停車する(土休日ダイヤでは通過する)。なお小手指行きは降車専用扱い、豊洲行きは乗車専用扱いとなり、当駅を含む西武線内のみの乗車はできない(当駅 - 東京メトロ有楽町線飯田橋駅までの乗車は可)[6]

保谷電留線

所沢寄りに保谷電留線がある。留置線への出入庫は、2番または3番ホームを通して行なわれる。両ホームともに、池袋方、所沢方の両方に出発信号機を備えており、構造上は3番ホームから下り列車を出発させることも可能である。10両編成対応の留置線が4本あり、このうち3本が夜間に翌朝の始発列車へ備えて車両が留置されている。なお上り初電車は朝4時25分で、これは関東地方の私鉄の中で最も早い時刻である。

事故などでダイヤが乱れて運転整理を行っている時に、地下鉄線からの列車が当駅で運転を打ち切り、留置線を経由して折り返すことがある。その場合、通常当駅を通過する地下鉄直通快速が当駅に臨時停車する場合がある。ただし、運転整理は石神井公園駅・所沢駅・小手指駅などで行うことが多い。

駅改良工事

かつては島式ホーム1面2線のみであったが、東京メトロ副都心線を介した東急東横線方面への直通運転に伴い、北側に3番ホームを増設する改良工事が行われた。事業計画は2008年度の設備投資計画の中で発表され、ホームの混雑緩和、下り当駅止まりの列車が本線を塞ぐことによる後続列車への支障や保谷電留線への出入庫による上り線への障害の緩和、それによる速達性・定時運転の確保と踏切部における渋滞緩和を見込んだものであった[7]

2010年3月21日、初電から新上りホームとして3番ホームを供用開始し、旧上りホームの2番ホームは一時的に使用停止とした[4]。その後、下りホームを所沢寄りにずらして停止位置目標を50メートル移動させ、新2番ホームの線路と本線との渡り線(池袋側)が設けられた後、2011年7月17日の2番ホームの使用再開をもって駅改良工事は完成した[5]


記事本文

  1. ^ 旧店舗は1964年に開店し、2006年2月末に南口再開発事業のために一度閉店していた。

利用状況

  1. ^ 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)66ページ
  2. ^ 3月25日(土)保谷駅のバリアフリー化完成 ◎エレベーター2基、エスカレーター2基を備えた“人にやさしい駅”となります。』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道、2006年3月24日。 オリジナルの2006年4月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060408155811/http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/news/2005/0324.pdf2022年3月26日閲覧 
  3. ^ 保谷駅 お客さまご案内用オープ ンカウンターと多機能トイレ 2月11日(日)初電車より使用開始』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道、2007年2月9日。 オリジナルの2007年2月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070214133423/http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/news/2006/0209.pdf2022年3月26日閲覧 
  4. ^ a b 3月21日(日)初電車より保谷駅新上りホームの供用を開始します』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道、2010年3月1日。 オリジナルの2014年9月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20140908224619/http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2009/__icsFiles/afieldfile/2010/03/01/20100301hoya.pdf2020年5月8日閲覧 
  5. ^ a b 7月17日(日)より、保谷駅の2番ホームを使用開始します』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道、2011年6月29日。 オリジナルの2016年3月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160308081059/http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2011/__icsFiles/afieldfile/2011/06/29/20110629houya2form.pdf2020年5月8日閲覧 
  6. ^ 有料座席指定列車の愛称・詳細が決定! 2017年3月25日(土)から「S-TRAIN」運行開始!』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道/東京地下鉄/東京急行電鉄/横浜高速鉄道、2017年1月10日。 オリジナルの2018年12月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20181211204927/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20170110_g02.pdf2020年5月8日閲覧 
  7. ^ 2008年度鉄道事業設備投資計画” (PDF) (2008年5月22日). 2014年9月8日閲覧。
  8. ^ 練馬区統計書 - 練馬区
  9. ^ 統計書 - 西東京市
  10. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  11. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  12. ^ 【はなバス】 改正・乗り場変更・停名変更について (PDF) - 西武バス 2012年2月6日
  13. ^ 武蔵野営業所管轄・停留所名称の変更について - 関東バス 2012年2月7日
  14. ^ 4月1日、保谷駅南口のりば変更のお知らせ”. 2016年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月30日閲覧。
  1. ^ a b c 駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2023年7月15日閲覧。
  2. ^ 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧
  3. ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧






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