パーマン あらすじ

パーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 01:34 UTC 版)

あらすじ

ある日、須羽ミツ夫の前に超人「スーパーマン」(新作ではバードマン)が現れ、マスクとマント、バッジを渡される。このセットを身に付けることによって、半人前の「パーマン」としての力が発揮できるのである(「スー」が足されるのは一人前と認められてから)。ミツオは同様に超人からマスクやマントを受け取った者たちとパーマンチームを組み、超人的な力を発揮して悪者を懲らしめ、あるいは事故や災害に立ち向かう。出動中は自分そっくりに変身できるコピーロボットに身代わりを任せておけるが、正体は絶対に知られてはならず、知られたことが発覚した場合は秘密を守るため記憶を消され、廃人にされる(新作では人間またはチンパンジー以外の動物に変えられる)と戒められる。かくして5人(新作では4人)のパーマンによる活躍が始まった。

登場キャラクター

藤子・F・不二雄ミュージアム発着バスに使用されているパーマンのイラスト

漫画『パーマン』に登場するキャラクターを以下に記す。アニメのみに登場するキャラクターは「#アニメ」を参照。また、アニメのみの特記事項は漫画版とは区別して記述する。

声優は、パーマン1号(ミツ夫)役の三輪勝恵と、パーマン2号(ブービー)役の大竹宏の2人がアニメ第1作から平成の劇場版シリーズまで一貫して演じ続けている。アニメ第1作でカバ夫を演じた肝付兼太は、アニメ第2作以降はパーヤンを演じている。

パーマン

日本で活動しているパーマンの仲間について記す。「」内は作中でのパーマンとしての一般的な呼称を表す。

1号 - 「パーマン」 - 本名:須羽 ミツ夫(すわ みつお[12]
声優 - 三輪勝恵
本作の主人公。小学5年生。在住は旧作では東京都三鷹市[13]、新作では東京都練牛。大好物はホットケーキ。苦手なものは、勉強、ママ、幽霊、ゴキブリ。アイドル歌手の星野スミレの大ファン。妹のガン子とはケンカすることもあるが、非常に妹思いな性格でもある。自尊心が強く、不条理に屈しない強い意志があるが、それが災いし自分の失敗をパー子に指摘されると意地を張りかえって自分がひどい目に遭ったりしてしまう。さらにガキ大将のカバ夫に立ち向かえる体力はなく、スポーツも苦手である。学業成績はあまり良くなく、50点[14]というのが一つの目安になっている。しかし、パーマン活動で身に着けたせいか社会科の成績は割りとよく、本気になってやれば勉強はできる。月にもらっている小遣いは、原作漫画では300円と、1960年代でも安目の金額。
平成映画版では公開された時代における子供文化に合わせるかたちでゲーム好きで大得意という新設定が付与され、PS2GB風のハード(放映当時の最新ゲーム機)を所有している。
正義のヒーロー、パーマン1号として活動している。マスクの色は青色で、マントとバッジの色は赤色。近所の空き地で地球に来たばかりのスーパーマン(バードマン)とたまたま出会い、パーマンに無理やり任命される[15]。元来のドジな性格も災いして5人のパーマンの中では最も頼りない存在であり、パーマンを辞めることを考えたことや何度か正体が知られそうになったことがある。しかし、日常のパトロールなどに対する怠け癖はあるものの、元々困っている人を放って置けないなど正義感は強く、ひとたび事件が起こればパーマンとして勇敢に活躍する。また、潜在的な能力は5人の中でもかなり高いようであり、薬で凶暴化したり、強敵相手に腹を括った場合には3号や4号を上回る強さを見せることがある。パーマンの姿をしているときは冴えないミツ夫のときと異なり、ミッちゃんをはじめとする同年代の子供や女の子からは非常に人気がある。
パーマン仲間からは単に「1号」と呼ばれている。最終回では気弱な心を奮い立たせる勇気とない知恵を絞って人々を守る功績が認められ、次期スーパーマン(バードマン)候補としてスーパー星(バード星)へと旅立つ(漫画のみ)。漫画「帰ってきたパーマン」(1967年発表。藤子・F・不二雄大全集第2巻に収録)では正月に特別休暇をもらい、わずか2時間だけ地球に帰ってくる場面が描かれている。バード星では元気に勉強しているが、寝坊のくせだけは直らず、よく先生に叱られているのだという。漫画『ドラえもん』「影とりプロジェクター」(1979年)、「めだちライトで人気者」(1980年)には、大人になった星野スミレがミツ夫の帰りを待っている描写がある。
2号 - 「パーマン2号」 - 本名:ブービー
声優 - 大竹宏
チンパンジーの子供。マスクの色はオレンジ色で、マントとバッジの色は青色。しばしば1号とコンビを組む。旧作では動物園の檻の中で母と共に暮らしており、新作では老夫婦のペットとして生活している。進化したスーパー(バード)星人から見れば、ヒトとチンパンジーの差などないに等しいという理由でパーマンに選ばれる。事実、非常に賢く、ジェスチャーで会話ができる。探し物が得意。「パー子」や「パーやん」に相当するニックネームはなく、パーマン仲間からは単に「2号」と呼ばれている。アニメ第2作では「ブービー」と呼ばれることが多い。旧作でブービーと呼ばれることはほとんどない[16]。新作では、隣家の飼い犬のジョンに正体がばれ、窮地に陥ったこともあるが秘密を守る見返りに鎖を外した要求を呑んで好き勝手に暴れたジョンが保健所に連れて行かれる危機に陥った際に、秘密を守ることを条件に助けた。バナナが大好物で、犬が苦手。月の小遣いは4000円。趣味はモデルガン収集。
3号 - 「パー子」(パーこ) - 星野 スミレ(ほしの スミレ)
声優 - アニメ第1作=栗葉子 / アニメ第2作以降=増山江威子
作中唯一の女の子のパーマン。当初は自身のことは「パーレディ」と呼んで欲しいと言っていたが、その後も呼ばれることもなくパー子で定まっている。旧作では正体は直接的表現としては最後まで明かされることはなかったが、間接的表現としては容易に想像できるように描写されている[17]
4号 - 「パーやん[18]」 - 本名:大山 法善(おおやま ほうぜん)
声優 - アニメ第1作=加茂喜久 / アニメ第2作以降=肝付兼太
700年の歴史がある大阪の寺、金福寺に住む優秀な小坊主。年齢は12歳でチームでは最年長。マスクの色は緑色で、マントとバッジの色は紫色。「正義はなにも人助けだけやない」と、パーマンパワーを活用し金儲けに励みコピーロボットと共に副業として運送業も営んでいる一方で、パーマンとしての使命はしっかりと果たしている。一攫千金のような浮ついた方法は好まず、基本的に地道な労働で稼ぐタイプだが、大食いで賞金を稼ぐこともある。仲間におにぎりを売ることもあるが、いたって真面目な性格で、嫌らしい守銭奴ではない。
時限爆弾と共に捕らえられた際も、救援より犯人逮捕を優先させるなど責任感が強く、拷問を受けても平気な顔をしているなど精神力もタフである。3人が敗れた神仙無二斎の必殺技の正体をビデオから解析し対策を立てたり、敵の脅迫がハッタリであることを性格から推理して見抜くなど洞察力に優れる。優れたあるいは奇抜な作戦を立案して難事件の解決に貢献することも多く、5人の中で最も知能・実力共に秀でている。
ミツ夫のパーマンセットが奪われた際は他の2人が探し回っているにもかかわらず、のんきに昼寝しながらテレビを見ていたが、これはセットを悪人が使うなら必ず悪さをしでかすと予測しニュース速報で情報を得るためだった。
決してでしゃばることはなく、先輩を立てることを心がけている。また何かと衝突しがちな1号と3号の仲介役をいつも務めたり、借金の返済に窮した人を助けるなど、人情味あふれる一面もある。パーマンのチームの中で唯一正体が他人に知られたことがない。「素顔の自分とパーマンとしての自分との葛藤」が描かれることはなく、パーマンとしての力を最も自然に受け入れている。
原作漫画では外見に反して三枚目要素は非常に薄く、時には仲間をも欺いて事件解決に活躍するクールな側面が描かれている。
アニメ第2作では切れ者の一面とともに、小太りの体型や関西弁という要素から三枚目的な役割を多く演じている。自分に人気がないことを気にかける回もある。
同作者の漫画『中年スーパーマン左江内氏』の最終話に登場している。
作者はパーやんについて「パーマン仲間でも個性的な存在で、作者としては使いやすい人物でした」と語っている。
なお、本名に関しては、『別冊少年サンデー』1967年11月号に掲載された人物紹介では「大山 金太郎」となっているが、後に上記の「法善」に変更された。
5号 - 「パー坊」(パーぼう) - 本名:山田 浩一(やまだ こういち)
声優 - 白石冬美
通称、コーちゃん。2歳の赤ん坊[19]で、ミツ夫の母の同級生の息子。1号がミツ夫であることを公園で偶然見てしまったが、パーマンの資格があることが分かり、秘密を守らせるため(半ば強引に)パーマンチームに入れられた。2歳児ということでカタコトでしか話ができないが、一方で自分が赤ん坊であることを利用して犯人を油断させるなどかなり知恵にも長けている。マスクの色は黄色で、マントとバッジの色はピンク色。
登場するのは旧作のみで、新作には一切登場しない。またその旧作においても連載後期での登場だったこともあり、他の4人に比べると出番が少ない。1967年の旧作漫画『少年サンデー』版最終回の「スーパー星への道」には登場するが、新作漫画連載後の1986年に発行されたてんとう虫コミックス7巻への収録時に同作は「バード星への道」に改題され加筆修正が行われたことでパー坊の登場シーンは全て削除された。同作は1988年藤子不二雄ランド12巻への収録時に再度修正され、パー坊の登場シーンは復活した[20]。アニメでも同様にアニメ第1作には登場していたもののアニメ第2作以降では割愛されている。
パー坊が登場するエピソードの多くはてんとう虫コミックスと文庫版には収録されていない[21]

レギュラー

スーパーマン / バードマン
声優 - アニメ第1作=島田彰 / アニメ第2作以降=安原義人
パーマンチームを取りまとめる超人。宇宙空間を始めとする長距離は1人乗りのUFOの円盤に乗って操縦移動している。スーパー星(新作ではバード星、ケンタウルス座のプロキシマということになっている)からスーパーマン(新作ではバードマン)候補を見付けるために色々な星へ出向き、見習いとしてパーマンセットを与えて実力を試す。正体の露見など規律違反には制裁を加えるなどの冷厳な態度で臨むが、杓子定規ではなく寛大な面を見せたり、落ち込むミツ夫を激励するなど愛情を見せることもある。また、いささかドジでうっかり者な部分もあり、自分のミスを笑ってごまかそうとするなどいい加減な性格でもある(コピーロボットからも「あの人は超人の中でもおっちょこちょいな方」と評される)。ミツ夫からも「いいかげんでズボラなスーパーマン」だと突っ込まれている。様々な超能力を持つ。毎回の出動では直接指揮は執らず、あくまでもパーマンたちの自主的な活動に任せてその遂行力を監察。
アニメ第2作「リトルパーマンの謎」ではバードマンの真の顔らしきものが明かされたが、本当に素の顔なのかどうかは定かではない(本人はもっと二枚目と否定している)。
旧作漫画においては、パーマン以外の地球人たちの前に姿を見せている描写はなかったが、新作漫画ではミツ夫がカバ夫たちとの会話でバードマンの名前を挙げており、また「かす夫がパーマン」ではゲストキャラ、かす夫の母親にパーマンの任命者としての話をしている[22]、など、少ないながらその存在が他の地球人にも知られている描写がある。
沢田 ミチ子(さわだ ミチこ)
声優 - アニメ第1作=江美京子 / アニメ第2作以降=三浦雅子
通称 - みっちゃん。ミツ夫が片想いで憧れている同級生。美人かつ成績優秀だが、気が強い性格である。活躍した新聞記事をスクラップにしてまとめるほどにパーマン1号に憧れているが、ミツ夫には「良いお友達」として接している。ときどき、パー子と張り合ったり意気投合することがあり、そのたびにミツ夫が振り回されるはめに遭う。
アニメ版では将来の夢を「宇宙飛行士」と語っている。
カバ夫 / カバオ[23]
声優 - アニメ第1作=肝付兼太 / アニメ第2作以降=鈴木清信
ミツ夫の同級生のガキ大将。いつもミツ夫のことをからかっている。
パーマンに憧れ、頼み込んでパーマンとして活動したことがある(1967年発表の漫画「おれをパーマン5号にしろ」)。
アニメ第2作では父親はよく入れ歯をなくし、前述のサブの口癖に対し「まだみたい」と返すのが定番となっているほか、「うちの父ちゃんは入れ歯をなくす名人だから」とも言っている。カバ夫の父母は彼と同じ顔をしており、父親は青果業の他、リトルリーグの監督兼トレーナーもやっている。同年代の見知らぬ女の子と文通するのが趣味であるが返事がきた例がない。お遣いへ行かされるたび、お釣りをこっそり小遣いとし、月に400円貯金していくことを楽しみとしている。人形遊びを趣味とするサブの将来を心から心配したり、パーマン1号死亡の知らせを聞きつけ号泣するなど、友達思いで優しい面もある。
アニメ第2作から青果店「八百政」の息子という設定になり、それに伴い漫画にも「八百政」が登場するようになった[24]
サブ
声優 - アニメ第1作=野村道子 / アニメ第2作以降=千葉繁
ミツ夫の同級生。小柄な体格で、カバ夫の腰巾着的な存在。
アニメ第2作では「国民は黙っていませんよ」「カバオくん、お父さんの入れ歯めっかった?」「○○の女の子から返事きた?」が口癖(担当声優である千葉のアドリブから)で、レストラン「タベルナ」の一人息子(「タベルナ」は、日本語の「食べるな」ではなく、ギリシャ語スペイン語などで食堂の意味)。竹馬が得意。月にもらっている小遣いは500円。
三重 晴三(みえ はるぞう)
声優 - アニメ第1作=堀絢子 / アニメ第2作以降=鈴木みえ
ミツ夫の同級生。やたらと自慢する金持ちの息子。パーマンセットをミツ夫から無理矢理借りて悪者から狙われたことがあり[25]、自作のパーマンセットで偽者のパーマンになったこともある[26]。小遣いは月に10,000円もらっており、彼の部屋は漫画本やプラモばかり(ただし10,000円は晴三の母の見栄で、実際には2,000円らしい)。
パパ - 須羽 満太郎(すわ まんたろう)
声優 - アニメ第1作=勝田久 / アニメ第2作=徳丸完
ミツ夫の父。典型的サラリーマンで、会社での役職は課長。普段はのんびり屋であるが、ミツ夫を叱るべきときはしっかりと叱る。特技は釣り。アニメ第2作ではマイカーを持っているが運転は苦手。
ママ
声優 - アニメ第1作=近藤高子 / アニメ第2作以降=坪井章子
ミツ夫の母。典型的な専業主婦。ガン子の告げ口や、ミツ夫の成績の悪さがきっかけでミツ夫をよく叱るが、時にはガン子のひどい告げ口癖をたしなめてミツ夫をかばうこともある[27]、子供思いの優しい女性である。そのためパーマンとその仲間が須羽家に寄りついていることをあまり快く思っておらず、ガン子を誘拐した犯人が、身代金代わりにパーマンセットを要求したときには、誘拐犯を恨むよりパーマンへの不信感を募らせた。パーマンをヒーローとして扱う一方で、息子の部屋に寄り付く行儀の悪い友達として扱う面もあり(1967年発表の漫画「パーマンは悪い子」)、ミツ夫の悩みの種の1つともなっている。
須羽 ガン子(すわ ガンこ)
声優 - アニメ第1作=菅谷政子 / アニメ第2作以降=梨羽侑里
ミツ夫の妹。名前の通りの頑固な性格。ミツ夫の失態(遅刻や授業中の居眠りで廊下に立たされたこと、テストで赤点を取ったことなど)を母にやたらと告げ口をする。兄思いの一面もあり、ミツ夫についてきた仔猫を両親に見つからないように隠すなど、兄妹の仲が良い場面も描かれている
テレビアニメ第2作では、イツモマジメというボーイフレンドがいる。カタツムリが苦手。
『ドラえもん』にもジャイ子の友人として登場する。
テレビアニメ第2作の設定では小学1年生で、劇場版では幼稚園児。
大山(おおやま)先生
声優 - アニメ第1作=雨森雅司 / アニメ第2作=田辺宏章 / 平成劇場版=長嶝高士
ミツ夫の担任。ひげ面で太っている体育会系教師。あだ名は「ヒゲダルマ」。なお、藤子・F・不二雄大全集では日下田となっている。テスト用紙の入ったカバンを電車の網棚に載せて置引されたことがある(1985年の漫画「テスト用紙がぬすまれた」)。
アニメ第2作では何度も見合いをしては失敗している。

準レギュラー

社六(しゃろく)
声優 - 高木早苗
ミツ夫の同級生で、名前の通りシャーロック・ホームズを気取っている推理好き小学生。それだけに頭はいい。パーマン1号の正体がミツ夫であることを疑い、何度も証拠をつかもうとするが、いつも今一歩のところで失敗する。パー子の正体も突き止める寸前まで至ったことがある。
アニメ第2作では、父親が刑事という設定。
カバ夫の父
声優 - 郷里大輔大林隆介
「八百政」という八百屋を経営している(アニメ第2作と漫画新作のみの設定。詳細は「#八百政」を参照)。
以下は基本的にアニメ第2作に登場する設定またはエピソード。カバ夫によく配達を手伝わせる。威勢のいい下町言葉で喋る江戸っ子。頻繁に入れ歯をなくす設定であり、カバ夫の同級生の間でもそのことが話題になっている(時々入れ歯を見つけてもすぐになくしてしまう他、入れ歯がなくても普通に喋れる)。カバ夫やミツ夫が所属する少年野球チームのコーチをしているが、息子をひいきすることはしない公明正大な性格をしている。パーやんのことを気に入り、養子にしようとしたことがある。1号が落としたパーマンセットを拾ってパーマンになったことがある(パーとうちゃんと名乗っていた)。

悪役

怪盗千面相
声優 - アニメ第1作=不詳 / アニメ第2作以降=寺田誠
パーマンの好敵手。美術品を愛し美術品ばかりを狙う泥棒。変装の名人で1000の顔を持つ(実際はどんな者にも変装できる)が、アニメ第1作では「200面相」の名で登場。正々堂々と対決するがけっこうドジ。かつては日本中の名探偵が束になっても捕まらない怪盗として恐れられていたが、コピーロボットで4人になったミツ夫(パーマン1号ではない)の手により逮捕された。その後、刑務所に収監されたが、どんなに厳重警備であっても楽々に脱獄できてしまう(この際も、二重カツラなどに隠した変装道具を使って脱獄することが多い)。催眠術も使える。プライドが高く警備が強ければ強いほど張り合いが出るが、逆に警備が弱いと脱獄をためらい、脱獄予告をしたのに警備が強化されないことを悔しがったこともある(ただし実際はどんな刑務所でも脱獄可能で、さらに「外出」という名目で刑務所から抜け出すことは頻繁にしている模様)。さらに捕まり方までブライドがあり、脱獄後にコピーロボットの千面相がだらしない捕まり方をした際は「そんなみっともない捕まり方は、せんぞ」と自ら出てきたことがある。しかし、この性格を逆手に取られてアニメではパーマンたちに敗北を喫する話もあった(アニメ第2作第127話「ワザありパーマン」など)。一度脱獄した際にパーマンから逃げ切った後、ある家の敷地に逃げ込み、その家の男に泊めてもらう許可を得たが、家だと思ったその場所は実は刑務所で逆戻りしてしまう大失態をしたことがある。その際「パーマン!逆戻りしちゃったよー!」と助けを求める始末。さらにその刑務所も千面相が脱獄した刑務所だった。盗みや脱獄を行う前にパーマンやミツ夫に必ず予告する(最初は変装した状態で予告することが多い)。反面弱者に対する正義感が強く、お気に入りのラーメン屋の危機に激怒、パーマンと共にひったくり犯を捕まえたこともあったが、初登場時にはいくども自分の邪魔をしたミツ夫を死刑にしようとするシーンもある[28]。またイタズラ好きで、探しに来た1号に「いないいないバア」をしてからかうシーンも見られる。マントを着た謎の怪人、タライ・マワシとしてパーマンを手玉に取り麻酔で眠らせて捕らえるシーンもある。
ドン石川(ドン いしかわ)
声優 - 平成版=内海賢二
全日本悪者連盟の理事長。
日本の悪者たちを束ねるが、いつもパーマンにやられっぱなし。若い頃は暗黒街の帝王、拳銃王とも呼ばれたらしいが、現在では加齢によって腕が衰えている。
かなりの音痴で歌好き。しかも自分の喉に絶対の自信を持っており、子供の頃に歌手になろうと思っていたほどで、「全悪連盟歌」の作詞・作曲も手がけている(しかしメロディーや歌詞は半分盗作らしい)。また、部下がパーマンバッジから彼の歌が流れるように改造したため、パーマン1号を再起不能寸前にまで追い込んだこともある。
ほっかむり姿でよく葉巻をふかしている。また金に汚く、パーマンを打倒する作戦を懸賞金付きで募集し、大賞相当のアイディアを出した構成員がいたにもかかわらず、ランクを佳作として賞金を安く上げようとしたこともある。
全日本悪者連盟
略称「全悪連」(ぜんわるれん)。旧作では全日本ギャングドロボー連盟(略称「全ギャド連」)として登場。本部を構えるビルや一般の場で名乗る際には「全○連」「全○ド○」などと伏字になっている。
日本全国の泥棒空き巣、かっぱらい、強盗すり、殺し屋といった悪者が集う。テロも企む。ほぼ全員ほっかむりをしている。パーマンたちのせいで稼ぎが減り(機関紙には仕事に成功した金庫破りゴエモンのインタビューが掲載されるなど、パーマンの介在しないところでは仕事を成功させている)、連盟の会費も集まらず不景気に悩んでいるため、敵視しており、あの手この手でパーマンをやっつけようとしているが、魔土博士の作戦とバッティングしたり、人食いハウス作戦など開始以前の段階で関係者がミスをして失敗してしまったこともある。機関紙も発行しており、連盟専用の車(「全○連」と書かれている)もある。創立記念日も制定されている。
本部ビル(ビル全体を借り切っている模様)も存在するが、雨漏りするなど非常にボロい。また、パーマンに送ったはずの爆弾を送り返されて無人のビルが大爆発したことがある。
旧作ではパーマンたちは全ギャド連の存在を知っていたが、新作ではパーマンたちは全悪連の存在を知らないようである(ただし「全○連」という組織の存在とビルは知っている)。
魔土災炎(まど さいえん)
声優 - 平成版=池田秀一
自称天才科学者。ハーバード大学を優秀な成績で中退、さらにはソルボンヌ大学を早退した学歴を持つ。魔土博士と呼ばれることが多い。赤い色を追跡するブル・ミサイル、パーマンマスクとマントを識別し追跡するミサイル、パーコロリ、生物巨大化スモークなど凶悪な発明品でパーマンをやっつけようとする。マッドサイエンティストではあるがトンデモ学者ではなく、発明そのものは毎回成功させており、失敗を反省し発明品を改良したこともあり発明家としての能力は高い。ドン石川とは協力関係にあるが、仲間割れを起こすことも多い。「Pマン」というお手伝いロボットがいるが、博士のいる場所を間違えてドン石川をトイレに誘導したり、後述するゴキブリ退治用光線銃を乱射してドン石川を殺しかける、性格逆転液を魔土やドン石川らに飲ませるなど、ドジな面も多い。平成版では「1番が好きだから」という理由でパーマン1号に執着しており、マスクとマントを狙うミサイルを放ったが、それを逆手にとられ敗れた。かなりの雨男で、彼の屋敷周辺が雷雨となっていることが多く(ドン石川がそのことを愚痴ったこともある)、彼が全悪連ビルを訪れると突然大雨が降り出したこともある。屋敷にはゴキブリが増え続けており、退治するための光線銃も持っているが、ゴキブリとりを購入して対処することが多い。この情けなさにドン石川からツッコミを入れられたこともある。
巨大ロボットの開発も行ったことがあるが、全悪連からの資金不足のために足だけしか完成させられず、結局全悪連が入手した映画撮影用のロボットを接着剤で付けて完成させた(しかし接着が不十分なまま動かしたため、転倒しただけで壊れてしまった)。
藤本弘が執筆したSF短編の『倍速』『換身』にも登場する。
砂男
小学四年生』1968年5月号に登場。頭にファンの付いたヘルメットをかぶっており、相手を眠らせる砂をファンで飛散させて相手を眠らせ、悪事を働く。パーマンも容易に近づくことができずに苦戦する。そこでバッジの呼吸機能を使い接近しダメージを与えるも決定打にはならず、石を投げて咥えたバッジを弾いて砂を浴びせ、ついにパーマンたちを完全に眠らせてしまう。しかし強力すぎる薬のせいで自らも眠ってしまい、最後は警察に逮捕された[29]。パーマンが勝てなかった数少ない敵。
アイスマン
強力な冷凍銃を使用する敵。パーマンとの戦いではまず1号を氷漬けにして撃退。他のパーマン3人に隠れ家を強襲された際も、冷凍銃で寄せ付けず返り討ちにする。しかし、再びやってきた1号に湯たんぽで冷凍攻撃を無効化され、撃退された。
神仙無二斎
全日本悪者連盟が雇った柔術家。突っ込んできた相手を投げ飛ばす技を持っており、パーマンを呼び出して決闘を行い1号、2号、3号を投げ飛ばし敗北させた。敗れた3人は4号に助けを求め、神仙が相手の力を利用していることを突き止め、4人でゆっくりと囲む戦法で勝利した。
火の玉男
小学一年生』に登場。全身が火炎に包まれた敵。火の玉を投げつけてくる。パーマンも容易に近づくことができず鎖を投げて縛り上げたところ、火の玉を浴びせられた。熱がって鎖をつかんだまま火の玉男と共に川へ転落したので消火することができた[30][31]
ジン魔神
週刊少年サンデー』1967年7号、およびドラマレコード『ジン魔神退治の巻』に登場。ドンガラガッチャ共和国に現れた空飛ぶ巨人。実はある科学者が共和国の軍と結託して作ったロボット。開発途上で笑うと飛べなくなって墜落するという弱点がある[32][33]
ネタボール
小学三年生』1967年6月号登場。世界一の催眠術師として知られ、目を見ただけで相手に幻覚を見せ、意のままに操ることができる。宝石強盗をしてパーマン1号に怪しまれると催眠術をかけて線路に寝かせて轢殺しようとしたが、寝相の悪い1号は線路から出てしまい事無きを得、再度対決に臨んだ[34]

主な能力

パーマンの道具としてはマスク、マント、バッジ、コピーロボットの4種(パーマンセット)が与えられている。マスク・マント・バッジの3種については、マスクの中にマントとバッジを入れて丸めることで耳の穴に入るぐらい小さくなるため、容易に収納が可能となっている。

マスク
「マスク」と呼ばれるが、実態は仮面。パーマンの基本的な能力を担っており、正体を隠す目的(被ると鼻のすぐ下まで来る大きさ。外からは口しか見えない)のほか、被ることで体内に「パーマロゲン」と呼ばれる物質が生成され、骨の強度がダイヤモンド級になり力が6600倍になる(強化は腕だけではないため、ジャンプ力も大きくなる)。耳の中央にあるダイヤルを回すと万能翻訳機になり、レンズを通して見た文章は、およそ知的生命体の書いた物なら全部本人の母語に置き換えて読むことが出来る。また透視能力も備えている。ただし肉体が強化されるとはいえ不死身になるというほどではなく、銃などで撃たれると大ケガにつながるらしい(最初、バードマンは弾丸もはじき飛ばせると説明したものの、後に「オーバーだった」と訂正している[35])。作中でも、地面に叩きつけられたパーマンやパー子が腕を負傷している。また、麻酔や催眠術、催涙ガス、冷凍、高熱などの特殊な攻撃には無力であり、肉弾戦専門であるパーマンはこの種の攻撃の餌食になることも多い。
攻撃では大抵のものを破壊できるが、鋼鉄より硬い強化プラスチックには歯が立たない。また任務が長時間に及ぶと疲労による能力低下が発生する。マスク自体も高性能な反面非常にデリケートで、通常の人間相手でも棒で殴られただけで気絶する他、ナイフが容易に刺さってしまったり、蜘蛛の糸が精密部に触れるだけで被っている本人に様々な影響が及ぶ(アニメ)など、ヘルメットとしての防御性能には期待できない。また逆にパワーが強過ぎるあまり、力加減を誤って水栓などを壊したり、肩叩きの相手を床にめり込ませてしまうといったトラブルもしばしば起きている。
マント
特殊繊維パーマロン製。着ると、本人の意思を感知し重力を任意の方向にねじ曲げることで浮力と推進力が得られ、空中を自由に飛ぶことができる。飛行時の最高速度は、旧作では91km/h、新作では119km/h。またパータッチ(後述)によりさらに速度を上げることもできる。留め金は肌に触れても留められる。アニメ第1作では飛行時に少々耳につく音が出ていたが、アニメ第2作ではかなり静かな音となった。表裏を逆に着けると、本体に引力が働き、弾みで地中に潜ってしまう。気絶時や入浴時などに敵に奪われたり、他人が誤って装着してしまうなど、パーマン以外の者が使用した回数が最も多い。
バッジ
「P」の形をしている。仲間同士の連絡を取るためのトランシーバーとしての機能(通信中は黒目がクルクル回る)がメインだが、約1か月分の酸素が内蔵タンクに蓄えられ、縦棒の部分を口に咥えることで水中や地中(コンクリート)、宇宙でも呼吸ができるようになっている(バードマンがこの機能を伝え忘れたため1号は溺れかけている)。また簡易レーダー(他のパーマンに近づくとアラーム音が大きくなる)機能も持つ。テレビアニメ第1作と第2作ではアラーム音が異なる。非常に頑丈で、銃弾を跳ね返したこともあるなど、運頼みの面が相当強いがパーマンにとっては生命線とも言える道具。
コピーロボット
パーマン達が活動する間、留守のアリバイとして身代わりに使うロボット。通称:コピー。普段は小さな鼻(色は旧作では黒、新作では赤)しか付いていないのっぺらぼうの人形だが、その鼻を押すことで押した人間や動物そっくりのコピーになり、記憶も引き継がれる。なお、色は1号が白、2号はオレンジ、3号はピンク、4号は黄緑。
コピーするときに本人が持っていたものもコピーできる(しばしば私欲のために使用される)。パーマンセットをコピーした場合、旧作ではその能力もコピーされる代わりに元のセットの能力は大幅ダウンしてしまうが、新作では形だけで機能は受け継がれない。また新作ではバードマンの円盤をコピーした場合、バードマンの円盤の機能が受け継がれると思われる描写があった。
またコピーロボットの記憶は、元に戻る前に本人とおでこをくっつけることで本人に引き継ぐことが可能(アニメ第2作では「おでこタッチ」、平成版では「記憶のロード」)。元に戻った後も、コピーの記憶はある程度保たれる模様。旧作ではミツ夫と同じくらいのサイズだったが、新作では小脇に抱えられるほどまで小型化された(変身対象についてはどんな大きさでも問題なく、巨漢プロレスラーからゴキブリまでコピーした例がある)。主人以外に変身しても基本的な個性は保たれたままで、自分はあくまでも誰かのコピーとして、自分の主人が誰であるかが認識出来ているようであるが、時折自分がコピーだという認識を忘れていることがある。ロボットはそれぞれ自我を持っており、ときおり主人に逆らうこともあるため、ロボットをどう扱うかは主人次第である[36]
もう一度鼻を押すと元に戻ってしまう上、鼻がスイッチになっているだけに、たびたびアクシデントで鼻が押され(転倒など、コピーの過失で鼻を押してしまうこともある)、人形に戻ってしまったり全くの他人になってしまったりしてトラブルの種になる。また、2人が同時に鼻を押したために2人の顔が混ぜこぜになったこともある。それらの問題を解消するための「電子ロック」[37]や、鼻にかぶせて重ねて押すことで人形に戻らずに別の者に変わることのできる「ダブルノーズスイッチ」[38]が新作[39]においてバードマンより支給されている。また、中身はやはりロボットのため、聴診器をあてると歯車のような音がするという問題もある。
あまり回数は多くないが、コピーロボットにパーマンセットを装着させ、パーマンとして活動させる場面もある。ただし平成版ではこれを行った結果、パーマンとなったコピーが鼻を押されて人形に戻ってしまうトラブルが発生している。
担当する声優は本人役と同じであるが、本物に比べて少々かん高い声で演じている(テレビアニメ第1作では電話の音声のようなエフェクトがかかっている)。
ドラえもん』にも、コピーロボットがひみつ道具として登場し、のび太が「パーマンも使ってるやつだね」という発言をしている。
パータッチ
パーマン同士が手をつないだり、前の人の足をつかむなど、繋がった状態で飛行することで、最高飛行速度を上げることができる技。算出方法は
「2パーマンの人数-1×1人での最高速度(km/h)」
で、従って2人では2倍、3人では4倍、4人では8倍となる。作中パータッチしたのは最高4人なので、最高速度は旧作では728km/h[40]、新作では952km/h(マッハ0.8弱、ちょうどジェット機巡航速度程度のスピード)となっている。主に外国など、遠くに集団で移動する際に使うことが多い。旧作では本来「パータッチ」の呼称はないが、新作と同様に呼ばれることがある。
この能力はバードマンに教えられたわけではなく、パーマンたちが偶然発見したものである。繋がり方は旧作では縦(足を持つ)、新作では横(手を繋ぐ)だが、アニメ第2作では双方の繋がり方が登場しているほか、第72話「氷を運ぶパーマン」では縦と横を組み合わせた四角形のような繋がり方をしている。
原作漫画「死の船」 - コレラが発生した船の救援に間に合わなくなり、絶望してヤケになった1号をパー子とブービーが止めようとつかんだ所、偶然この能力を発見。繋がり方は縦。
アニメ第2作「ゲラゲラ丸SOS」(上記原作漫画を元にした回) - パーマン1号とパー子が2人で海上から奥秩父へ向かう途中、2人が手をつなぐことにより発見。この時の繋がり方は横だが、ラストで2号を加えた3人で繋がった時は縦だった。

  1. ^ 「カバオとサブのワルガキ連もである」 米沢嘉博『藤子不二雄論 Fとの方程式』(2002)P.126。『小学館コミックス』1967年7月号「パーマンのひみつ50」に「2号、カバオは安孫子が担当」との旨の記述。
  2. ^ 藤本が作画した場合もある。第1話から藤本が作画した箇所があるのは、単行本化の際の描き足しをすべて藤本が行っているため。
  3. ^ 同作の1983年のアニメ化作品「わが友有名人」ではそれぞれ「フラ選手」「アントキノハバ選手」に改変。
  4. ^ ドラえもん第4巻第2話「ソノウソホント」でも、“スーパーン”と書き換えられている。ただし、全ての藤子作品においてこの表記が使えないわけではなく、『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』の作中台詞や『中年スーパーマン左江内氏』など使用されている例もある。
  5. ^ 元々動物であるブービーはチンパンジー以外の動物に変えられる。
  6. ^ てんとう虫コミックス第3巻
  7. ^ 人喰い人種は「こわい人たち」と言い換えられている。
  8. ^ 「くるわせ屋」は「(頭を)くるわせる」という表現を「おかしくする」と全て変更され、サブタイトルにもなった「くるわせ屋」という職業は「人の人生をくるわせる」のでそう呼ばれるとの設定になった。
  9. ^ 藤子・F・不二雄大全集第3巻「パーマン登場」(『小学三年生』版)、第4巻「パーマン登場!」(『小学四年生』版)
  10. ^ この初期バージョンは、「週刊少年サンデー」初連載の1967年2号の表紙と背表紙にも掲載されている(本編は変更後バージョン)。
  11. ^ 藤子・F・不二雄大全集『パーマン』第1巻349頁
  12. ^ 「みつ夫」「満夫」とも表記される。須羽満夫は、スーパーマンをもじっている。
  13. ^ 藤子・F・不二雄大全集 パーマン 2 188頁「悪人名簿でギクリ」より。住所の続きは同作では「満賀野町(まんがのまち)九十六番地」、虫コミックス4巻カバー裏の登場人物紹介では「横連雀九八〇」。
  14. ^ ママから「今度50点以下を取ってきたら…」というセリフがある。
  15. ^ 漫画では第1話「パーマン誕生」(1966年)にて、スーパーマンがミツ夫を一目見ただけで「ぜいたくはいっとれん」とパーマンに任命する場面が描かれている。アニメ映画『パーマン バードマンがやってきた!!』(1983年)では、バードマンがミツ夫の右目の上下のまぶたを開き眼球を診て「あーんして」と喉の中を診るだけのごくわずかな健康診断だけで、「まぁいいだろう」と決定する場面が描かれている。ただし、実際には厳しい検査が行われており、それに合格した者がパーマンに任命されたという事実が漫画「パーマン全員集合!!」(1967年)で描かれている。
  16. ^ 漫画「生き埋めパーマン」(1967年)にてパーマンがブービーと呼ぶ場面が描かれている。
  17. ^ パー坊初登場の回で、パー坊を抱き上げた際にマスクをめくられて星野スミレの顔がほとんど露出した時など
  18. ^ アニメ第2作では「パーヤン」と表記。
  19. ^ 月刊別冊少年サンデー1967年11月号p2では、「1歳半の赤ちゃん」と表示されている。
  20. ^ 1967年に描かれたパー坊が復活したのみで、1988年にパー坊の絵が新たに描かれたわけではない。
  21. ^ 収録されているのはてんとう虫コミックス第3巻・コロコロ文庫第2巻収録の「特大クリスマス」および「わがはいの脱獄」(1コマのみ登場)の2本のみ。藤子・F・不二雄大全集には全話が収録されている。
  22. ^ 同エピソードでは、偶然コピーされたパーマンセット(本物のような効果はない)を拾ったことでパーマンだと思われて悩むかす夫を助けるため、母親に「勉強のためパーマンを引退したいと言うので、残念ですが新しいパーマンを探しますよ」と説明している。
  23. ^ 漫画では「カバ夫」と「カバオ」の2つの表記が存在する。
  24. ^ 1967年の漫画「パーマンは重税を取る」ではおつかいにでかけたカバ夫が八百屋で玉ねぎを2つ買う場面が描かれているが、1984年の漫画「ミッちゃんの本はどこだ!」ではカバオは「八百政」に住んでいる。
  25. ^ てんとう虫コミックス3巻「パーマン全員集合」
  26. ^ 藤子・F・不二雄大全集1巻「にせ者パーマン」
  27. ^ てんとう虫コミックス6巻「パー子の秘密」
  28. ^ 地下に落として、左右の壁で押しつぶそうとした。その時のミツ夫はパーマンセットを隠していたためにパーマンになれず、窮地に陥ったが、隙間が減った壁を利用して脱出に成功する。
  29. ^ 藤子・F・不二雄大全集 パーマン 4 | 藤子・F・不二雄 | 無料漫画(マンガ)ならコミックシーモア”. www.cmoa.jp. 2023年11月28日閲覧。
  30. ^ 藤子・F・不二雄大全集 パーマン 6 | 藤子・F・不二雄 | 無料漫画(マンガ)ならコミックシーモア”. www.cmoa.jp. 2023年11月28日閲覧。
  31. ^ 怪人火の玉男🔥 ドラクエのフレイムじゃないよ。 | 日暮坂46(ナゾPちゃん) さんのマンガ”. ツイコミ(仮). 2023年11月13日閲覧。
  32. ^ 藤子・F・不二雄大全集 パーマン 1 | 藤子・F・不二雄 | 無料漫画(マンガ)ならコミックシーモア”. www.cmoa.jp. 2023年11月28日閲覧。
  33. ^ 【ジャンク】ビクターミュージックブック MB-304...”. Yahoo!オークション. 2023年11月13日閲覧。
  34. ^ 藤子・F・不二雄大全集 パーマン 3 | 藤子・F・不二雄 | 無料漫画(マンガ)ならコミックシーモア”. www.cmoa.jp. 2023年11月28日閲覧。
  35. ^ これはピストル相手の敵との戦闘中に、事情を知らないバードマンが連絡したため、パーマンはピンチに陥った。
  36. ^ 例としてミツ夫が自分のコピーに宿題を頼んでも、コピーは「宿題は自分でやるもの」と屁理屈を言って拒む場面がある。スミレの場合は徹夜で活動を終えた後、自分のコピーを学校に行かせ、スミレは部屋で仮眠をとっている(一睡した後、学校でコピーと入れ替わる)。
  37. ^ 「パー子の羽衣伝説」月刊コロコロコミックNo.73(1984年5月号)、pp191-205。
  38. ^ 「みっちゃんの本はどこだ!」月刊コロコロコミックNo.74(1984年6月号)、pp161-175。
  39. ^ 例えば、「藤子・F・不二雄 大全集 パーマン 7」小学館(2010年)に収録。
  40. ^ 旧作のパーマンは5名なので最高16倍1456km/h(マッハ1.2弱、この時点で音速を超えている)だが、5人がつながったことはない。新作設定で考慮した場合、119km/hの16乗で1904km/h(マッハ1.5強)となる。
  41. ^ 当時TBS系列外のVHF局しか無かった地域(青森・秋田・山形・福島など)でも、TBS同時ネットで放送されていた。(出典:1967年4月の河北新報テレビ欄より。)
  42. ^ 週刊朝日』1967年4月21日号、116頁。
  43. ^ a b c 『河北新報』1967年4月2日 - 9月24日付朝刊、テレビ欄。
  44. ^ 『河北新報』1967年4月2日 - 1968年4月14日付朝刊、テレビ欄。
  45. ^ a b 『河北新報』1967年4月2日 - 1968年4月14日付朝刊、テレビ欄。
  46. ^ 『北國新聞』1967年10月1日付朝刊、テレビ欄。
  47. ^ 『北日本新聞』1967年9月3日付朝刊、テレビ欄。
  48. ^ 『福島民報』1967年4月2日 - 1968年4月25日付朝刊、テレビ欄。
  49. ^ a b 『北國新聞』1968年3月31日付、1968年4月7日付各朝刊、テレビ欄。
  50. ^ 『北國新聞』1968年4月13日付朝刊、テレビ欄。
  51. ^ モノクロ版パーマン考察
  52. ^ 「怪獣さがし」(藤子・F・不二雄大全集「パーマン」第1巻収録)および「冬は南の島で」(同、第3巻収録)。ただし前者は第2作でも「恐竜さがし」として制作され、ソフト化も行われている。
  53. ^ Amazon_co_jp: カスタマーレビュー モノクロ版TVアニメ パーマン DVD BOX 上巻(期間限定生産) http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B00MIMEI1A/ref=cm_cr_dp_see_all_summary?ie=UTF8&showViewpoints=1&sortBy=byRankDescending
  54. ^ ドラえもん、パーマン、キテレツ大百科など、藤子・F・不二雄さんの代表キャラクターが勢ぞろい!「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」オープン記念、みんなの夢を乗せて走る特別ラッピング電車『小田急F-Train』8月3日(水)より運行開始 - 登戸駅・向ヶ丘遊園駅の列車接近音も藤子・F・不二雄アニメメロディに変更します。-』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄、2011年8月2日http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/6433_3463233_.pdf2020年4月7日閲覧 
  55. ^ 藤子Fアニメ5曲を発車メロディーに一挙導入 南武線2駅で9月3日から”. 乗りものニュース. 2020年4月7日閲覧。
  56. ^ 南武線登戸,宿河原駅発車メロディ「ドラえもんのうた」など5曲制作”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2020年4月7日閲覧。
  57. ^ 『オリコン年鑑 1985年版』、88頁。
  58. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1984年12月号、学研、92 - 94頁。 
  59. ^ 「全国縦断放映リスト」『アニメージュ』1987年10月号、徳間書店、110頁。 
  60. ^ 「テレビ局ネットーワーク」『アニメディア』1986年1月号、学研、78頁。 
  61. ^ 『北國新聞』1983年8月1日 - 8月5日付朝刊、テレビ欄。
  62. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1987年3月号、学研、81頁。 
  63. ^ 次番組の『オバケのQ太郎』(15分版、月曜 - 金曜 16:05 - 16:20)と並行して放送された時期あり。
  64. ^ 「テレビ局ネットーワーク」『アニメディア』1988年1月号、学研、79頁。 
  65. ^ 『北國新聞』1984年4月1日付朝刊、テレビ欄。
  66. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1984年5月号、学習研究社、98頁。 
  67. ^ 『ドラえもん』てんとう虫コミックス第4巻「のろいのカメラ」など
  68. ^ 二宮 強風などで撮影難航!「リクルートカード」CMでパーマン実写化芸能ニュースラウンジ 2013年8月21日






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