コニー・ブース コニー・ブースの概要

コニー・ブース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 17:38 UTC 版)

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コニー・ブース
Connie Booth
1970年代のブース
本名 Constance Booth
生年月日 (1944-01-31) 1944年1月31日(77歳)
出生地 アメリカ合衆国
インディアナ州インディアナポリス
国籍 アメリカ合衆国
職業 サイコセラピスト女優コメディアン作家
配偶者 ジョン・クリーズ(1968年 – 1978年)
ジョン・ラー英語版(2000年 – 現在)
著名な家族 シンシア・クリーズ英語版(娘)
主な作品
フォルティ・タワーズ
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経歴

青春時代

ブースの父はウォール街で働く株式仲買人であり、母は女優であった。家族はブースがインディアナポリスで生まれた後、ニューヨーク州へ引っ越した[1][2]。ブースは演劇活動を始め、ブロードウェイで代役俳優・ウェイトレスとして働いているところに、同じ時期にニューヨークで仕事をしていたジョン・クリーズと出会った[2]。彼女は1968年2月20日、ニューヨークでクリーズと結婚した[3]

俳優としての活動歴

ブースは最初の夫・クリーズの作品に数多く出演している。彼の所属していたモンティ・パイソンの作品では、『空飛ぶモンティ・パイソン』(1969年 - 1974年)[注 1]、『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』(1971年)、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975年)[注 2]などに登場した。彼女はまた、パイソン作品前に、クリーズや他のパイソン・メンバー[注 3] も参加して制作された "How to Irritate People" (en(1968年)にも出演している[6]。また、クリーズがアントン・チェーホフの短編『コントラバス物語』[7] を改作して作った短編映画 "Romance with a Double Bass" (en(1974年)に出演しているほか、1977年にクリーズが作ったシャーロック・ホームズシリーズのパロディ、"The Strange Case of the End of Civilization as We Know It" (enでは、ハドスン夫人を演じている。

ブースとクリーズは、1975年・1979年のテレビ番組『フォルティ・タワーズ』で共同脚本・共演を行っており、ブースはウェイトレス兼部屋係のポリー (Polly Shermanを演じた。同役は彼女の代表作になっている。

ブースは、英国のテレビ番組で、『ディケンズ・オブ・ロンドン英語版』(1976年)のソフィー役、BBCによる1980年の『小公子』翻案 (Little Lord Fauntleroy (1980 film)でのエロール夫人役、ドラマ『バッカニアーズ英語版』(イーディス・ウォートン原作、1995年)のミス・マーチ役などを演じている。彼女は1981年のドラマ "The Story of Ruth" で主演し、虐待的な父親を持つ統合失調症の娘を演じて批判に晒された。1994年には、子供向けSFテレビシリーズ『ザ・トゥモロー・ピープル英語版』のエピソード "The Culex Experiment" で助演をしている。

1995年、彼女は俳優業を引退した[2]ロンドン大学で5年間学んだ後[1]、彼女は英国心理療法協会 (British Psychoanalytic Councilに参加し、ロンドンサイコセラピストとして働き始めた[1][2][8]。30年余り、彼女は『フォルティ・タワーズ』について語ることを拒んできたが、2009年のデジタルテレビ局・ゴールド英語版でのドキュメンタリー番組制作に当たって、閉ざしていた口を開いている[9]

私生活

1971年に、ブースとクリーズの間には娘・シンシア英語版が生まれた[1]。彼女は父親のクリーズと、映画『ワンダとダイヤと優しい奴ら』、『危険な動物たち』で共演している。ブースとクリーズは1978年に離婚したが[10]、親密な仲を保っている[11]

ブースは2000年に、作家でザ・ニューヨーカーの元ドラマ批評家であるジョン・ラー英語版と再婚した。2人は北ロンドンに在住している[2]

主な登場作品




注釈

  1. ^ 例えばオリジナル版の『木こりの歌』において木こりと恋仲の娘を演じているのは彼女である[4]
  2. ^ 魔女と疑われて裁きにかけられる女性を演じている[5]
  3. ^ グレアム・チャップマンマイケル・ペイリンが出演している。
  4. ^ 英: Francine Moriarty. フランス語読みならば「フランシーヌ」。

出典

  1. ^ a b c d e Smith, Sean. “Don't mention the classic comedy series”. Camden New Journal. 2004年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e Milmo, Cahal (2007年5月25日). “Life after Polly: Connie Booth (a case of Fawlty memory syndrome)”. The Independent (London). オリジナルの2008年5月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080502123852/http://www.independent.co.uk/news/uk/this-britain/life-after-polly-connie-booth-a-case-of-fawlty-memory-syndrome-450289.html 2011年9月8日閲覧。 
  3. ^ John Cleese Biography (1939-)”. FilmReference.com. 2013年11月21日閲覧。
  4. ^ The Lumberjack Song - Monty Python's Flying Circus - YouTube
  5. ^ Witch Village - Monty Python and the Holy Grail(1m4s〜) - YouTube
  6. ^ How to Irritate People - インターネット・ムービー・データベース(英語)
  7. ^ アントン・チェーホフ『チェーホフ全集 第5 (小説(1886))』神西清池田健太郎原卓也訳、中央公論社、1960年。全国書誌番号:56004173
  8. ^ Fawlty Towers: Where are they now?”. UKTV Gold. 2013年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月2日閲覧。
  9. ^ Parker, Robin (2009年3月23日). “Gold to reopen Fawlty Towers”. Broadcastnow. http://www.broadcastnow.co.uk/news/2009/03/gold_to_reopen_fawlty_towers.html 2009年3月23日閲覧。 
  10. ^ “Divorce for Cleese”. ヘラルド (グラスゴー): p. 5. (1978年9月9日). http://news.google.com/newspapers?id=PwI-AAAAIBAJ&sjid=cUkMAAAAIBAJ&pg=4335,1935462&dq=connie-booth+divorce&hl=en 2010年11月16日閲覧。 
  11. ^ Hoyle, Antonia (2008年7月21日). “Our divorceymoon! What happened when Cleese and Winner invaded Switzerland on a six-day road trip”. London: Daily Mail. http://www.dailymail.co.uk/femail/article-1036533/Our-divorceymoon-What-happened-Cleese-Winner-invaded-Switzerland-day-road-trip.html 2008年8月3日閲覧。 
  12. ^ チャーリング・クロス街84番地 - allcinema
  13. ^ 帰ってきたシャーロック・ホームズ - allcinema


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