NEVERのメンバー
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「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」の記事における「NEVERのメンバー」の解説
集団としての概要は#世界設定・用語を参照。彼らの生前の様子に関しては『仮面ライダーエターナル』にて描写されている。 NEVERメンバーの外人部隊の要素は、『地獄の7人』『地獄のヒーロー』『エクスペンダブルズ』シリーズといったアメリカのアクション映画を、不死身の兵士の要素はこちらもアメリカのSF映画である『ユニバーサル・ソルジャー』を、それぞれモデルとしている。さらに各キャラクターの個性をアクションを通して強調する基本形として、『秘密戦隊ゴレンジャー』も例として挙げられている。一方で、本作品と同じく坂本が監督を務めた『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』に登場するネクストゲノム研究所のメンバーは、各ライダーに対抗できるだけの個性が必要という面から、NEVERのメンバーが意識されている。 大道 克己(だいどう かつみ) / 仮面ライダーエターナル NEVERの隊長で、他の登場人物や『RETURNS』作中における公式文書などでは「風都史上最悪の犯罪者」と言及されている危険人物。変身前後共にナイフによる格闘術を得意とする。また、「さあ、地獄を楽しみな」という決め台詞を持ち、敵へのサムズダウンを行う。また作中ではWから投げつけられた「さあ、お前の罪を数えろ!」の言に対し、「今さら数え切れるか!」と返す一幕も見られた。 回想で見られる少年時代の容姿はフィリップと瓜二つであるが、16歳の時に交通事故で死亡しており、科学者であった母によってネクロオーバーとして蘇生を果たす。蘇生後は薬品による細胞増殖で外見的に成長を続けつつ、財団Xによって投資対象候補として過酷な訓練や仕打ちを受け続け、元来の優しい性格は徐々に失われていった。投資の打ち切りが決定した後、傭兵部隊NEVERを結成し 財団Xの元から離反。その後『クオークス事件』などの出来事を経て、作中で描かれたような冷酷非情な人物へと変貌を遂げる。 財団XからT2メモリ「エターナル」を強奪し、その力で仮面ライダーエターナルに変身、ドーパント軍団を率いて風都へ侵攻する。T2メモリを手中に収め、エターナルレクイエムの効果によりWとアクセルを無力化させた後、風都タワーを占拠し風都の住民を「箱庭の住人」と称して解放を宣言する。さらにエクスビッカーを起動させ風都の住民をNEVERに変えようとするも、土壇場でマリアの反逆により細胞分解酵素を打ち込まれ崩壊しかける。細胞維持酵素で何とか延命し、風都タワー頂上でWを迎え撃つも、住民たちの声援と風都中の風を受けてパワーアップしたWに敗れ、久しぶりに経験する「死」を感じながら爆発、全てのT2メモリと共に風都の空に散った。 テレビシリーズ第47話に写真のみ登場。『エターナル』 同作品の主人公として登場。NEVERとしての特性から、母親との思い出のオルゴールの曲のことも忘れていたが、体で覚えておりハーモニカで度々演奏していた。このころは過去を失っていくことから明日(未来)への希望を抱いており、ミーナにも希望を持って貰うためにハーモニカを譲り、さらにクオークス候補者たちを立ち上がらせる言葉をかけるなど、ある種の正義感も残していた。しかしプロスペクトがミーナやクオークス候補者たちを皆殺しにしたのをきっかけに、その時に抱いた無力感と絶望感から完全に冷徹非情な人物へと変貌した。 加頭との戦いの際、T1エターナルメモリとの運命を感じ、メモリとロストドライバーを奪いエターナル ブルーフレアに変身する。試作品であるT1エターナルメモリはプロスペクトとの戦闘後に破損したが、ドライバーはそのまま克己の手元に残された。また加頭から風都におけるミュージアムのガイアメモリ実験計画を聞かされたことから、プロスペクトとの戦いの後で最終的な目的地を風都に定めた。 さらにレイカ、京水、賢、剛三との出会いも描かれている他、賢を除いた3人を殺害した人物たちを惨殺したことも明かされた。 克己の過去をミーナによって伝えられた翔太郎とフィリップは、もし一つでも運命が変わっていたら、自分たちと同じように風都を守る仮面ライダーになっていたかもしれないと語り、弔いの花を贈った。 また公式の設定ではないものの、同じく松岡充が後年演じた「仮面ライダー4号」は、松岡が4号と克己の共通点を感じた上で演じており、克己が歴史改変の影響で仮面ライダーエターナルではなく仮面ライダー4号となった可能性を、自身のTwitter上にて示唆している。 泉 京水(いずみ きょうすい) / ルナ・ドーパント NEVERのサブリーダーを勤める、つかみ所のないオカマ。常にダンスを踊るかのようなステップで移動し、フライング2丁目固めなどの関節技と鞭による戦闘を得意とする。 傭兵部隊であるNEVERには場違いとも言えるコミカルな性格の持ち主で、ムードメーカー的存在でもあるが、克己に対しては非常に厚い忠誠心、もしくは好意を寄せており、彼を「克己ちゃん」と呼ぶ。美形の男、とりわけ美形かつ強い男を好んでおり、火野映司と遭遇し戦闘になった際には「誰?このイケメン」「嫌いじゃないわ!」と、興奮気味に連呼している。 風都タワーの最上部へ向かった克己を追おうとするWを妨害するも、そこに割って入ったオーズに倒され、最後まで克己を想いながら消滅した。演じる須藤元気の案によりオカマキャラとなり、アフレコでもアドリブが多く入れられた。ディレクターズカット版のオーディオコメンタリーによると、DC版でも使えないようなアドリブもあったという。 『エターナル』 生前は仁義を重んじる昔気質のヤクザであったが、組内の抗争に巻き込まれ仲間に刺殺される。その際駆け付けた克己に惚れ、オカマに目覚めたという経緯を持つ。 自らを女(本人曰く「レディー」)であると主張し、「おっさん」呼ばわりされると激しく激高する。また、本人曰く「女には厳しい」らしく、女であるレイカに当初一方的なライバル心を抱いていたが、ビレッジでの戦闘で彼女を仲間として認める。 羽原 レイカ(はねはら レイカ) / ヒート・ドーパント NEVERの紅一点。蹴り技などの高度な格闘術を使い、素早い動きを生かした戦闘を得意とするクールビューティーな女戦士。 どこか気だるげに振舞っているが、死者である自分に体温がないことを何よりも気にしており、それを指摘されると激昂する。それゆえ熱さを求め、「ヒート」に強い愛着を持つ。 物語後半、翔太郎を抹殺するために鳴海探偵事務所を襲撃するが、ジョーカーへの変身を果たした翔太郎との格闘戦の末にライダーキックを喰らって敗れる。その後満身創痍の身で克己の下にたどり着き助けを求めるも、彼からネクロオーバーの身体の真実を聞かされると同時に、用済みといわんばかりにとどめを刺され、翔太郎の腕の中で消滅した。ディレクターズカット版では消滅する寸前、自身を心配する翔太郎を見て「甘すぎ」と言いつつもわずかながらの笑みを浮かべていた。『エターナル』 生前は国際的な連続強盗犯であり、死刑執行時に脱走し、克己たちNEVERのメンバーの目前で射殺されるが、天才的な格闘能力の高さを気に入った克己によってNEVERの一員に加えられた。最後に加入したメンバーであるため、当初は他のメンバーとの間に微妙な距離があったが、戦いを通して互いに認め合っていく。劇場版同様気だるげな態度ではあるが、ミーナを気遣ったり、死亡した彼女をネクロオーバーとして蘇らせることを提案するなど、他者を思いやる一面も垣間見せている。 芦原 賢(あしはら けん) / トリガー・ドーパント NEVERのクールスナイパー。銃撃戦を得意とし、ハンドガンからライフル銃まで幅広く火器の扱いに長けている。 寡黙な性格で極端なまでに口数が少ないが、戦闘・作戦・任務を「ゲーム」と捉えている節があり、変身時には「ゲームスタート」と呟く。克己が取引に向かう際には有事に備え、影からの狙撃による護衛を担う。 初戦では通常形態のアクセルを圧倒し、克己の部下の中では最後まで生き残っていたが、風都タワーでのアクセルとの再戦ではトライアルへの変身により攻撃をすべて回避され、マシンガンスパイクを受けて敗北、消滅した。『エターナル』 劇場版と同じく多彩な銃器を操るほか、ムエタイの蹴り技も得意としており、遠近両方での戦闘が可能。また口数の少なさも劇場版と同様だが、初戦にもかかわらず奮闘したレイカに「グッジョブ」と褒め言葉をかけるという一面を見せた。生前はSWAT所属の特殊工作員にして妻子持ちであり、死亡時には家族の写真を手にしていた。 堂本 剛三(どうもと ごうぞう) / メタル・ドーパント NEVERの中でも特にパワーに秀でた巨漢。自慢の剛腕を活かした棒術を得意とし、変身せずともWと渡り合えるほどの実力の持ち主でもある。豪快かつ異様にハイテンションな喋り方が特徴。変身の際には自慢の肉体美を誇示するかのように、NEVERのジャケットを豪快に脱ぎ捨てる。 Wとの戦闘の最中、メタルのメモリを偶然にも発見し、一度はルナ・ヒートとともにWを追い詰めるが、後に風都タワーに殴りこんできたジョーカーと一騎討ちの末に、ライダーパンチをクロスカウンターの形で受け敗北、消滅した。『エターナル』 生前は自然を愛する林業従事者だったが、彼を煙たく思う開発事業者たちに殺害され、その際駆け付けた克己に遺体を回収されNEVERとして蘇生した。その怪力ぶりは同作品でも健在で、ドーパントにも劣らない強さを見せる。またNEVERの中では、なにかとすぐに騒ぎ立てる京水へのツッコミを入れるなど潤滑油的な一面も見せる。
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