3代目 AL10型とは? わかりやすく解説

3代目 AL10型(2009年-2015年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:23 UTC 版)

レクサス・RX」の記事における「3代目 AL10型(2009年-2015年)」の解説

2007年平成19年)の東京モーターショーにて3代目RXコンセプトカーである「LF-Xh」が発表され同年11月19日LAオートショーにて正式発表された。なお、本モデル発売機に日本市場でも「レクサス・RX」として販売される予定であることが先だって2006年時点トヨタ自動車から発表されていた。日本国内では2009年平成21年1月19日発表、RX350は同日より販売開始ハイブリッドモデルのRX450hは同年4月発売月間目標販売台数650台と発表された。先代引き続き日本だけでなくカナダのTMMCでも生産される発売当初ラインナップガソリンエンジンの「RX350」とハイブリッドモデルの「RX450h」で、両車ともにV型6気筒3.5 Lエンジン搭載2010年平成22年8月には、直列4気筒2.7 Lエンジン搭載する「RX270」もラインナップ追加された。 RX350が搭載するV型6気筒エンジン280 psの「2GR-FE」型が採用された。同型エンジントヨタエスティマブレイドヴァンガードマークXジオアルファードヴェルファイア各車の3.5 Lモデル搭載されているが、RX世界60カ国で販売する予定のため、ガソリン硫黄分が多い国々でも安定した性能発揮するために選択された。。ハイブリッド仕様のRX450hには、排気量こそRX350と同一だレクサスでは初となるアトキンソンサイクルエンジン(2GR-FXE型)を採用しハイブリッドシステムとの調和を図るとともに排気熱再循環システム大容量クールドEGRヒーター効率向上や燃費の一層の向上に貢献している。また、EVモード」が新たに設定され低速ではモーターのみで走行することも可能となったAWDモデルにおいて後輪プロペラシャフト介さずモーター単体のみで駆動させるシステム2代目と共通である。 装備面の大きな特徴として、パソコンのマウス感覚カーナビゲーションシステム操作できる「リモートタッチ」や、速度ナビなどの情報フロントガラス下部表示するヘッドアップディスプレイ(RX450hに標準装備、RX350・RX270はオプション)」などのレクサス採用となるものが挙げられるハイブリッド車には、LS600h続いて2車種目となるLEDヘッドランプヘッドアップディスプレイ標準装備となるほか、専用フロントバンパーボディカラー(クォーツホワイトクリスタルシャイン)が用意されるなど、ガソリン車装備差別化図られている。 グレード展開標準仕様と「Version S」、「Version L」、「Version L・Air suspension」の4グレード構成となっている。ただし、RX270については「Version L・Air suspension」の設定がなく、駆動方式FFのみとなる。RX450h・RX350については「Version L・Air suspension」を除き駆動方式FF選択できる発売当時はRX450hの駆動方式AWDのみだった。 「Version S」は、19インチタイヤとホイール専用のサスペンションチューニングが与えられたスポーティーモデルで、より車重のあるRX450h(AWDモデルのみ)についてはLSGS同じくアクティブスタビライザー標準装備される。これらの装備のうち、19インチタイヤとホイールは他のグレードでもオプション設定されている。ただし「Version S」のホイールとは異なりメッキ仕上げではない。また、アクティブスタビライザーはRX450hの標準仕様と「Version L」にもオプション設定されている。なお、19インチタイヤとホイール装着され輸入CUV/SUVはすでに存在するが、国産ではRX初めてである(なお、後にトヨタランドクルーザー200一部グレードでLX570と同じく20インチサイズのアルミホイール&タイヤ装備している)。 「Version L」は、ベンチレーション機能クッション可変機能がついたセミアニリン本革シート本木パネル、パワーバックドア、後席サイドエアバッグなどを標準装備したラグジュアリーモデル。これらのうち、セミアニリン本革シートを除く装備について全車オプション設定される。 「Version L・Air suspension」は「Version L」にエアサスペンション追加され最上級グレードで、3段階の車高調整できるほか、荷物出し入れ時に3cm車高下げ機能備わっている2009年9月25日ハイブリッドモデルのRX450hにFF仕様追加設定発売同年10月29日より)。 リアモーターを省くことで軽量化計りJC08モード燃費で17.4km/Lと、同排気量では世界トップクラス低燃費と4.5Lエンジン並みパワー両立した。ボディカラーにブラックオパールマイカを追加し、パワースイッチにレクサスハイブリッド車順次導入されている「LEXUSハイブリッドブルー」色を採用した2010年8月25日日本国内では初採用となる直列4気筒2.7Lエンジン「1AR-FE」型を搭載した「RX270」が追加され日本中国ロシア一部東南アジア発売開始優れた環境性能動力性能両立しており、6速ATとの組合せにより10.4km/L(10・15モード)の低燃費実現。これにより、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+15%」を同時に達成また、HS250h同様にレギュラーガソリン対応となっている。なお、RX270のエクステリアエンブレム除きRX350に準じたものとなっているが、エアコンからプラズマクラスター機能省かれるなど、装備一部簡略化されている。また、日本国内向けレクサス開業5周年記念した特別仕様車として、RX350・RX270をベースに、ベージュレッドアクセント施したツートーン配色専用シートとブラッククリア塗装施したコンソールアッパーパネルを採用したArt Works”を発売2012年4月12日マイナーチェンジ同年1月発売され4代目GSから採用された、レクサス新たな共通デザインアイコン「スピンドルグリル」を採用するとともに、"L"の文字あしらったデザインLEDクリアランスランプ・テールランプがRX350・RX270を含む全グレード標準装備となったボディカラー新色4色含めた10色を設定内装シートにアクセントステッチを追加し内装色も新色2色を含めた5色設定。 RX450h・RX350のAWD車にスポーティグレード「F SPORT」を新設しVersion S」、RX350の「Version L・Air suspension」を廃止大型エアロバンパー19インチアルミホイール、専用シートパドルシフト(RX350のみ)等の内外装採用したほか、サスペンションチューニング施しボディのたわみや微振動吸収するパフォーマンスダンパー」を追加装備面ではナビゲーションシステム一新し、「リモートタッチ」がワンタッチ・ワンプッシュで操作できる第2世代タイプ改められ、全グレードで後席サイドエアバッグやパワーバックドアが標準装備また、RX270・RX350の「Version L」及びRX450hの「Version L・Air suspension」でオプションにリヤシートエンターテインメントシステムを追加2013年7月25日一部改良8月1日販売開始)。 全車高速道路上などに設置されITSスポット双方向通信を行うITSスポット対応DSRCユニット標準装備するとともにLEDクリアランスランプデイライト機能追加また、「F SPORT」には専用ボディカラーとして「ホワイトノーヴァガラスフレーク」を新たに設定し内装色はサドルタンやガーネットを含む4色となった。さらに、RX270・RX350の「Version L」及びRX450hの「Version L・Air suspension」はオーナメントパネルにバンブー設定した2014年7月10日特別仕様車Radiant Aero Style」を発表8月4日販売開始)。RX270・RX350・RX450hの各標準仕様ベースに、フロントグリルエアロバンパーにダークグレーを採用しLEDフロントフォグランプ装備併せてグレー塗装切削のトリプルスポーク仕様とした19インチアルミホイールも装備した内装ブラックのインテリアカラーをベースに、シートカラーとステッチカラーをブラック&ガーネット2トーン仕様とし、ステアリングステッチにガーネット採用した。 RX450h F SPORT2012年改良型前部 RX450h F SPORT2012年改良型後部 コンセプト・LF-Xh

※この「3代目 AL10型(2009年-2015年)」の解説は、「レクサス・RX」の解説の一部です。
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