磁気浮上鉄道の歴史とは? わかりやすく解説

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磁気浮上鉄道の歴史(走行実験 - 実用化など)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 15:26 UTC 版)

磁気浮上式鉄道の年表」の記事における「磁気浮上鉄道の歴史(走行実験 - 実用化など)」の解説

磁気浮上式鉄道#概略」も参照 1914年 - イギリス - エミール・バチェレット (Emile Bachelet) が世界初電磁誘導反発式の磁気浮上リニアモータモデル実験を行う。 1922年 - ドイツ - ヘルマン・ケンペル (Hermann Kemper) によって電磁吸引式浮上研究が始まる。 1934年 - ドイツ - ケンペル磁気浮上鉄道基本特許取得した飛翔体研究用いられる事を目的としていたが中断1963年 - 日本 - 鉄道総合技術研究所中心に研究が始まる。 1966年 - 西ドイツ - メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム (MBB) 社が本格的に研究始める。 1970年 - 日本 - 日本万国博覧会日本館4号館)で、国鉄磁気浮上鉄道模型展示1971年 - 西ドイツ - Prinzipfahrzeug(車上一次リニア誘導モータ)が90km/hを記録乗客14乗せ世界初有人走行成功1971年 - 西ドイツ - クラウス=マッファイ社が中心となったトランスラッピッド・プロジェクトのTR-02号機がに164km/hを記録1972年 - 日本 - 国鉄日本の鉄道100周年記念して超電導リニアML100による試験走行公開1974年 - 西ドイツ - シーメンス社中心となり、超電導による電磁誘導式浮上のEET-01が280mの円形軌道で230km/hの走行実験行った1974年 - 日本 - 宮崎実験線着工 1975年 - 西ドイツ - Komet (Komponentenmeßtrager) が14mmの電磁吸引浮上水蒸気ロケット推進ながら401.3km/hの記録樹立1975年 - 日本 - 日本航空クラウス=マッファイ社の技術導入してHSST開発プロジェクト立ち上げる1976年 - 日本 - 運輸省独自に通勤用の磁気浮上式鉄道イーエムエルプロジェクトEMLプロジェクト)を立ち上げる1970年代〜80年代 - アメリカ - 磁気浮上研究が行われていたがその後低調となり、ローマグ社 (Romag) から開発引き継いだボーイング社1980年代中までは行われていたようである。 1977年 - 日本 - 宮崎実験センターと1.3kmのガイドウェイ完成実験開始する1979年 - 日本 - 宮崎実験線ガイドウェイ建設進められ全長7kmが完成する12月21日にはML-500R無人)によって517km/hの世界記録樹立1980年 - 日本 - 超電導リニア宮崎実験線をU字型軌道改良有人走行車両MLU001導入1983年 - 西ドイツ - TR-06がエムスランド実験線 (20.3km) で走行試験始める。 1984年 - 英国 - 世界初実用化路線として、バーミンガムピープルムーババーミンガム空港鉄道駅間に完成1995年運行停止)。英国ではホバートレイン計画の中止後、イギリス国鉄大学磁気浮上鉄道研究が行われていた。イギリス国鉄市場調査結果低速市内交通磁気浮上鉄道可能性があるとし、小型低速タイプ研究行っていたが、その成果である。 1985年 - 日本 - HSST-03筑波万博で30km/hと低速走行ながら人気を博すつくば科学万博の交通参照)。また1986年カナダ開催されバンクーバー国際交通博覧会1987年岡崎葵博覧会でデモ走行行った1988年3月19日 - 日本 - HSST-04熊谷市行われたさいたま博覧会でが展示走行最高速度30km/h。 1988年 - 米国 - ラスベガスアナハイムを結ぶ磁気浮上式鉄道建設計画浮上1989年 - 日本 - 横浜市開催され横浜博覧会会場内にて、HSST(YES'89線)が日本初営業運転磁気浮上式鉄道として正式に運輸当局認可第一種鉄道事業営業運転免許)を得た初めての営業運転であった最高速度42km/h。 1989年 - 西ドイツ - M-Bahn西ベルリンのグライスドライエック駅~ケンパープラッツ駅間約1.6kmで、実用線としては、世界で2番目に運用開始M-Bahn1973年開発始まり1987年実用線が完成したが、1992年廃止された。しかし、実用化向けた開発売り込み続いており、ブラウンシュバイク工科大学キャンパス内に全周1.3kmの実験線建設され日本の神製鋼所とAEG社技術提携行い日本国内での売り込み行っている模様である。同国では、それまでバラバラ行われていた磁気浮上式鉄道プロジェクト一本化をはかり、トランスラピッド中心とした高速輸送向けの技術開発へと集約した1990年 - 日本 - 超電導リニア実用化実験のための山梨実験線工事が始まる。 1993年 - 韓国 - 大田国際博覧会クラウス=マッファイ社の技術導入した吸引式磁気浮上鉄道HML-03の運転が行われた。 1997年 - 日本 - 超電導リニア山梨実験線実用化目指し開発へと移行2000年6月 - 中国 - ドイツ製のトランスラピッド上海浦東国際空港アクセス鉄道として採用決定2002年12月29日 - 中国 - ドイツシュレーダー首相招き上海トランスラピッド開通式。 2003年12月31日 - 中国 - 上海トランスラピッド上海浦東国際空港アクセス用に、常設実用線としては、世界で3番目、万博などでの期間限定実用線としては、世界で8番目の営業運転開始営業最高速度430km/h。本格的営業運転2006年から。 2005年 - 日本 - HSST愛知高速交通東部丘陵線リニモ)として、愛知万博合わせ国内初の永続実用線として開業最高速度100km/h。 2005年 - 英国 - UK Ultraspeedと銘打ち、500km/hの高速リニア開発着手し英国主要都市を結ぶ構想がある。 2005年5月 - 中国 - 中華06号 大連設計速度400km/hの車両試運転された。中国独自開発したとされる小型懸垂式リニアで、永久磁石使用し浮上するのに電力を必要としない設計。(走行実験での速度不明2005年 - 韓国 - 2012年目標に、都市型磁気浮上式鉄道最高速度110km/h)の建設計画浮上2006年7月 - 中国 - 成都飛行工業集団成飛集団成都市)が2005年9月から開発開始したCM1型磁気浮上列車愛称海豚」)が、上海設計最高速度500km/hでの試運転目指しとされるが、その後結果不明中国国営テレビ局CCTVは、「中国外国技術習得し、今では国産化率85%、関連知的財産権全て中国属する」と大々的プロパガンダ行っている。しかし、ドイツではトランスラピッド技術流出した問題になっている2007年3月 - 日本 - JR東海2025年頃の中央リニア新幹線実現に向け、一般客の試乗運転を終了長大編成車両実験線延伸地質調査など、今まで以上に実用化向けた研究経営資源集中させる発表2007年 - 米国 - ラスベガスアナハイム間の磁気浮上式鉄道建設計画に、連邦政府から、今まで最大予算計上された(2007年時点建設未着工)。 2007年 - 韓国 - 2020年商用化目標に、最高速度550km/hの高速磁気浮上式鉄道研究・開発着手2008年 - 韓国 - 大田広域市エキスポ科学公園国際博覧会使用した路線延長して4月21日からUTM-02運行される2013年8月 - 日本 - 42.8kmに延長され山梨実験線超電導リニアL0系試験運転開始2014年12月 - 日本 - 中央新幹線東京 - 名古屋間の路線起工式が行われた。 2016年5月 - 中国 - 長沙リニア快線が、リニア高鉄駅(長沙南駅)-長沙黄花国際空港駅間で開業2017年12月 - 中国 -北京地下鉄S1線が、金安橋駅-石廠駅間で開業

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