段級位制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 07:31 UTC 版)
段級位制(だんきゅういせい)は、テーブルゲーム・武道・スポーツ・書道・珠算などで技量の度合いを表すための等級制度のうち、段位を上位とし、級位を下位に置くものをいう。級位は数字の多い方から少ない方(10級 → 1級)へ昇級するのに対して、段位は数字の少ない方から多い方(初段 → 十段)へ昇段していく仕組みになっている。英語では「初段 = first degree black belt (一段黒帯)」のように意訳する場合と、「初段 = shodan」とそのまま表記する場合がある。
- 1 段級位制とは
- 2 段級位制の概要
- 3 武道
- 4 コンピュータゲーム
段級位制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
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段級位制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 06:49 UTC 版)
全日本弓道連盟が定める段級位は5級から1級および初段から十段まで。原則として四段以下は都道府県単位の地方連盟で、五段は複数の地方連盟の合同で、六段から八段と錬士・教士は全日本連盟主催で審査を行い、審査員の過半数の賛成で認許される。的中すれば合格ということではなく、入退場を含む起居進退動作から心気の充実までのすべてが審査の対象である。九段・十段および範士は推薦制度により授与される。以下に基準を記す。 段位についての条件 十段 (規定はない) 九段 弓道の真体に透徹した者 八段 技能円熟、射品高雅、射芸の妙を体得した者 七段 射形・射術・体配自から備わり、射品高く、練達の域に達した者 六段 射形・射術・体配共に優秀にして射品高く、精錬の功顕著な者 五段 射形・射術・体配共に法に適って射品現われ、精励の功特に認められる者 四段 射形定まり、体配落ち着き、気息正しく、射術の運用法に適い、離れ鋭く、的中確実の域に達した者 参段 射形定まり、体配落ち着き、気息整って、射術の運用法に従い、矢飛び直く、的中やや確実な者 弐段 射型・体配共に整い、射術の運用に気力充実し、矢所の乱れぬ者 初段 射型・体配共に適って、矢所の乱れぬ程度に達した者 一級 射型・体配概ね正しいものと認められる者 二級 修練の程度三級に比して著しく進歩を認められる者 三級 射の基本動作及び弓矢の扱い方がやや整い、秩序ある指導のものに修練を得たと認められた者 四級 秩序ある指導を受けており、弓矢の扱い方に進歩があると認められる者 五級 弓道修練の初歩的階層にある者 称号についての条件 『弓道教本第一巻』より範士 徳操高潔、技能円熟、識見高邁であって特に弓界の模範であること。 教士の称号を受有すること。 教士 人格、技能、識見、共に備わり、弓道指導に必要な学識、共用及び実力を有し、且つ功績顕著であること。 錬士の称号を受有すること。 錬士 志操堅実であって弓道指導の実力を有し、且つ精神鍛錬の功顕著であること 五段以上の段位を受有すること。 また初段、弐段は的中、弓返り不問。また、大きく分けて二種類の審査方式がある。 無指定審査 五級から初段までその実力にあった段級位が認許される。 昇段審査(初段審査) 初段から八段まで、その段位に合った実力があらかどうかを審査する。よって合格と不合格がある。 審査内容審査内容は実技試験と学科試験に分かれている。 実技試験基本的に坐射五人立ちで行う。時間制限はなく、地域にやって差があるが概ね四段以上で、男性は肌脱ぎ、女性は襷捌きを行う。受審者は甲矢(はや)と乙矢(おとや)と呼ばれる2本の矢を射る。射法八節、つまり足踏みから始まり残心にて終わる一連の動作が行えているか否か、また射品射格や着装など総合的な観点から審査員は評価される。五人の審査員のうち三名以上の賛成で合格。 学科試験低段位の学科試験については、問題は事前に公表され、審査当日に提出する。つまり、学科試験については予め試験対策をした上で臨む事が出来るようになっている。全日本弓道連盟発行の弓道教本に学科試験で出題される問題の答えは全て記載されている。 以上の二つを総合的に評価して合否が決定される。
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段級位制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 06:06 UTC 版)
段級位制には、初段から十段までの段位があり、日本相撲連盟が認定する。段位認定は1956年から開始され、2006年までに十段認定者3名をはじめ、累計で75000人あまりの段位を認定した。 段位の認定は年に2回行われる。初段から四段までは都道府県の相撲連盟か東日本学生相撲連盟などの支部が審査し、五段および六段はブロック連盟が審査し、日本相撲連盟の段位審査委員会に推薦する。七段以上はブロック連盟が意見書を付けて、段位審査委員会に上申する。 段位は順次昇段するが、30歳以上は二段、50歳以上は三段から申請できる特例がある。六段はおおむね30歳、七段はおおむね40歳、八段はおおむね50歳の最低年齢基準がある。
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段級位制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 02:23 UTC 版)
合気会では空手道や柔道と同様に段級位制を採用し、八級から壱級までの級位と初段から八段までの段位が存在する。試合や競技がないため、昇級・昇段(初段から四段まで)審査は受験者が審査員の指定した技を演武する形式をとる。弐段以上の審査では合気道についての感想文・小論文の提出が求められる。五段以上の昇段は、六段以上の有段者が合気会本部に推薦し、本部の審議によって認められる。なお四・五段以下の者は「指導員」、六段以上の者は「師範」として指導者の資格を与えられる。 合気会から十段を与えられた師範としては、藤平光一、白田林二郎、大澤喜三郎がいる。白田と大澤は生前の合気道普及への功績を評価されて没後十段に列せられた。また引土道雄、阿部醒石のように合気会を介さず植芝盛平から直接十段を允可された師範もいる。 道主は合気道の道統を継承し段位を允可する立場にある(逆に言うと誰からも段位を与えられる立場にない)ため、段位を持たない。そのため道主は有段者の証である黒帯ではなく、白帯を締めている。
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段級位制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 09:34 UTC 版)
講道館柔道では段級位制を採用している。これは、数字の大きい級位から始まり、上達につれて数字の小さな級位となり、初段の上はまた数字の大きな段位になってゆくものである。 段位制は囲碁、将棋において古くから行われていたが、それを武道界で最初に導入したのは、嘉納治五郎の講道館柔道である。その後大日本武徳会が、警視庁で導入されていた級位制を段位制と組み合わせて段級位制とし、柔道・剣道・弓道に導入した(なお、武徳会は戦後GHQにより解体されたため、1948年には武徳会で取得した段位を講道館の段位として認める特例が取られた)。 初段が黒帯というのは広く知られており、「クロオビ」は英語圏でも通用する単語となっていて、米国では黒帯を英訳した『Black Belt』という雑誌も発行されている。元々、柔道の帯は洗濯しないのが基本であり、稽古の年月を重ねるうちに黒くなっていく事から、黒帯が強さの象徴となったのであり、茶帯が白から黒に至る中途に設定されているのはこの残存形式であるとも言われる。 柔道の創始者である嘉納治五郎は『柔道概要』の中で「初段より昇段して十段に至り、なお進ましむるに足る実力ある者は十一段十二段と進ましむること際限あるなし」と述べている通り上限は決められていない。ただし十段よりも上へ昇段した前例はなく、今日では十段が事実上の最高段位になっている。そもそも段位は柔道の「強さ」のみで決まるものではないため、高段者になればなるほど、名誉段位という意味合いが強くなっている。実際に、昇段の為の条件(競技成績・修業年限・審判実績など)が明文化されているのは八段までで、九段の昇段については存命の九段所有者が審議して決める事になっており、十段については講道館長の裁量に任されるなど、基準が非常に曖昧になっている。一方、現役選手では三~五段までが殆どで、これは全日本柔道選手権やオリンピック柔道競技、世界柔道選手権、春・秋の講道館紅白試合の技量抜群者に与えられる「特別昇段」の段位上限や、年齢・修行年限などの制限が課されているためである。実際にオリンピック2連覇で世界選手権を7度制した谷亮子も、現役時代の段位は四段であった。 なお、2012年現在での講道館十段所有者は、山下義韶、磯貝一、永岡秀一、三船久蔵、飯塚国三郎、佐村嘉一郎、田畑昇太郎、岡野好太郎、正力松太郎、中野正三、栗原民雄、小谷澄之、醍醐敏郎、安部一郎、大沢慶己(昇段年順)の15人のみで、柔道入門者12万人に1人と非常に狭き門となっている。また国際柔道連盟での十段所有者は、アントン・ヘーシンク(オランダ)、チャールズ・パーマー(イギリス)、ジョージ・カー(イギリス)の3人となっている。他にもフランス柔道連盟のアンリ・クルティーヌ、オランダ柔道連盟のnl:Jaap Nauwelaerts de Agéが十段位を取得している。女子では十段は、2011年8月にアメリカ柔道連盟より十段を取得した福田敬子(在アメリカ)ただ1人である(講道館は九段)。 昇級・昇段のためには全国の各団体が講道館の認可を受けて行う昇級試験・昇段試験を受験する必要がある。級においては試験は受験者同士の試合形式で行われ、結果が優秀であった場合は飛び級も認められる。初段以上では、試験は試合・柔道形の演武・筆記試験の3点の総合成績で判定を行うのが基本であるが、実施母体により異なる場合もある。(注下記)初段の試験に合格した時点で正式に講道館への入門を認められ、会員証が発行されると共に黒帯の着用が認められる。 「帯 (柔道)」も参照
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