日本の進出とは? わかりやすく解説

日本の進出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 14:09 UTC 版)

ラバウル航空隊」の記事における「日本の進出」の解説

日本内南洋方面守り固め目的で、陸海軍オーストラリア委任統治領であったラバウルカビエン攻略することを決めたラバウル航空隊は、中村忍大佐指揮する水上機母艦聖川丸」(第四艦隊所属)の水上機隊から始まった1942年1月20-22日、日本海軍第一航空艦隊ラバウル空襲により制圧し23日攻略成功する。翌24日、「聖川丸」がラバウル進出し水上機基地開設した25日横浜海軍航空隊九七式飛行艇一部派遣されたが、敵機による被害避けるために即日出発してニューアイルランド島南東方にあるグリーン島基地移し戦闘機隊の進出待って2月4日ラバウル基地開設した1942年1月24日千歳海軍航空隊副長山中龍太郎中佐飛行艇便乗してラバウル出発陸軍協力得てラバウル飛行場整備行い小型機離着陸見込みがつき、岡本晴年大尉指揮する九六式艦上戦闘機18機の進出命じられた。慎重を期して航空母艦輸送されることになったが、同隊は空母経験者少なく25日空母翔鶴・瑞鶴母艦飛行機隊の操縦員によって着艦収容された。26日千歳空操縦員によって発艦したが、天候不良一度引き返して着艦未経験者を含む全機無事成功した27日再度発艦してカルビエンの飛行場着陸したが、整備が不十分で2機が着陸破損整備員不在燃料不足天候不良問題で同隊がラバウル進出完了したのは31日のことであった2月10日千歳空分遣隊高雄海軍航空隊陸攻隊で第四海軍航空隊司令)を新編1942年2月14日第二十四航空戦隊司令部が進出しいわゆるラバウル航空隊」の誕生となった20日ラバウル南方最初航空戦は、接近する機動部隊対し4空一式陸上攻撃機17機が攻撃向かったが、帰還機はわずか2機と開戦以来最大被害となったニューギニア沖海戦)。23日第一航空隊陸攻隊(中攻隊)がラバウル着任24日からニューギニア島東南部ポートモレスビー基地攻撃開始3月7日陸軍南海支隊一部サラモア上陸海軍陸戦隊ラエ上陸終戦まで続くニューギニアの戦い開始3月8日、ラエ・サラモア攻略作戦成功その後ソロモン搭乗員墓場といわれるほど激し戦闘となり、5月3日ツラギ攻略終結したラエ占領後ポートモレスビー一進一退の攻防終始しラバウル零式艦上戦闘機活躍により保持されていた。一方で3月31日先のフィリピン攻略戦初期爆撃時に不時着抗日ゲリラ捕虜となるも陸軍部隊救出され復帰した1空原田機(九六式陸上攻撃機乗組員一同に対し、その処分困じた海軍上層部がモレスビー基地陣地への攻撃自爆命令発している(一空事件)。 4月1日第二十五航空戦隊が新編される。25航戦は編制第十一航空艦隊隷下だが、連合艦隊軍隊区分南洋部隊配属させた。24航戦は開戦以来南洋部隊基地航空隊として南洋群島南東航空作戦任じてきたが、25航戦の新編マーシャル方面基地航空部隊となった25航戦がラバウル方面となり、24航戦の西方空襲部隊任務引き継いだ25航戦に台南海軍航空隊四空横浜空が、24航戦に千歳空1空14空が編入された。台南空は、ラバウルおよびラエ方面作戦中だった4空戦闘機隊の人員機材大部分吸収しバリ島およびクーパンに展開中だった台南空本隊ラバウル進出した10日1空後退し本土木更津再建に入る。5月3日、浜空(横浜海軍航空隊飛行艇隊はガダルカナル島ルンガ泊地北東対岸位置するフロリダ島南端小島ツラギ進出する詳細は「珊瑚海海戦」を参照 5月7日ポートモレスビー攻略作戦前哨戦となった珊瑚海海戦でニューギニア・ラエの戦闘機隊とラバウル攻撃機隊が地上基地からの協同作戦敵機部隊への攻撃に向かう。一式陸攻31機で重巡洋艦中心水上部隊遭遇し雷撃するが一本命中もなくこちらの被害甚大だった。しかし、攻撃隊は戦果を「型不明戦艦一隻撃沈重巡一隻大破」と過大に報告し、さらに過大な戦果発表された。この海戦第四艦隊が米機動部隊交戦し空母損傷ポートモレスビー攻略部隊はこの妨害作戦失敗し一時中止した後に作戦将来陸路から攻略することに変更された。5月末から数ヶ月間、数次にわたり1空先遣隊千歳空一部混成)がラバウル補給される6月5日 ミッドウェー海戦敗北を受け、ミッドウェー島進出部隊錬成中止される7月末、ニューギニア島東南ラエ基地戦闘機隊は連合軍空襲激化のため一時撤収ラバウル帰還する

※この「日本の進出」の解説は、「ラバウル航空隊」の解説の一部です。
「日本の進出」を含む「ラバウル航空隊」の記事については、「ラバウル航空隊」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本の進出」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本の進出」の関連用語

日本の進出のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本の進出のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのラバウル航空隊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS